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テストライティングにモノを申す!信頼のおける依頼者との関係構築に向けて

ここ最近の記事執筆のお仕事、少し様子が変わっていると思っているのは自分だけでしょうか。

物価高と賃上げ、政府の迷走政治。世界の地学的な問題も含めて関係しているのかどうなのかは、ハッキリとはしていません。

ただ言えることは、以前にも増して仕事のハードルが上がっている状況を見受けられます。とくに、クラウドワークスでは高単価の案件においてテストライティングがお決まりのごとく求められます。

では、テストライティングについてモノを申したく書き始めました。結論をいえば、今のテストライティングは余りにも片手落ちです。これでは、ライターの成長は見込めません。

クラウドワークスの案件でのテストライティングは、実施について依頼側も受託側も納得できる形式が求められます。

今回の記事では、クラウドワークスの案件募集(応募)のテストライティングについて魂を込めた言葉(実体験から)で解説します。ひたむきに頑張っているライターさんや「ライターは掃いて捨てるほどいる」と高飛車なクライアントさんの心に刺されば幸いです。

テストライティングは必要

商品・サービスを購入するか迷っているときは、試供品や無料利用期間などがあると助かりますよね。テストライティングも依頼者側と受託者側双方に確かめる方法として役立つ取り組みだと考えられます。

そのため、テストライティングは必要といえるでしょう。

マッチング度の事前把握

テストライティングは、マッチング度の事前把握の効果を期待できます。

  • 依頼者側の求める記事を書いてくれるライターであるか

  • ライターの実力がこの仕事で生かせられるか

マッチング度を把握できれば、本契約前に業務での失敗をお互いに抑えられます。そのため、テストライティングはやるべきだと考えられるでしょう。


買いたたき系のテストライティング案件も存在

ただし、テストライティングは本来の「マッチング度を把握する」という目的以外でも使われていることが可能な状況です。実際に、私は疑わしき巧妙な案件を取り組んでいます。

たとえば、文字単価2円や3円、ときには10円などという高単価の案件タイトルなどです。募集内容を確認してみると、文字単価3円で5000文字の執筆案件であれば、報酬は15000円。

募集内容を読み進めてみると、テストライティングの実施を求められます。テストライティングの内容は、以下のとおりです。

文字数:3000文字
テストライティング報酬:1000円

合格すれば、「2回目以降より文字単価3円文字数5000文字の依頼が受けられる」という登竜門。もし、ここで応募納品した場合は文字単価0.3円の案件となるでしょう。

テストライティングだから仕方ないと、応募したとしましょう。そして納品後に届く、不合格の通知。

「今回は、テストライティングのご対応ありがとうございました。恐れ入りますが、今回は以降のご契約を見合わせていただきます。理由につきましてはお答えいたしかねることをご容赦ください」

このような結果となる案件に2回応募して、同じような回答で返されました。クラウドワークスにてプロワーカーの認定をもらっている立場として常日頃から中途半端な対応はできないと思っていました。

そのような理由から、テストライティングでも渾身の記事を書いたつもりでしたが採用されず、不採用の理由もわからないままです。

最近では、次のような巧妙な案件も存在します。

<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">【巧妙な依頼手口】<br>応募タイトルでターゲットを絞り込む<br>(専業、Webライター経験3年以上など)<br>1本1万円~2万円の案件をちらつかせて、経験者からテストライティングで1文字0.6円ほどの記事を納品させる仕組み。巧妙だ!<a href="https://twitter.com/hashtag/Web%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Webライター</a></p>&mdash; 【edori】絵鳥彰太郎@ビジネス系Webライター|BtoB||DX|業務効率化|デジタルマーケティ (@9razyeddy) <a href="https://twitter.com/9razyeddy/status/1712316119074439538?ref_src=twsrc%5Etfw">October 12, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>



応募タイトルで「専業ライター」で「記事執筆3年以上」、ディレクター志望などと経験者が飛びつくような高単価案件。それに飛びついた場合、同じような0.1円~0.3円ほどで記事を書かせて納品させる手口です。

テストライティングだから、単価が低いとしても仕方ないかもしれません。ただ・・・

「今回は、テストライティングのご対応ありがとうございました。恐れ入りますが、今回は以降のご契約を見合わせていただきます。理由につきましてはお答えいたしかねることをご容赦ください」

このような返答は依頼側にしてもライターとしても建設的ではないと強く思います。

テストライティングには義務付けが必要

テストライティングの結果に対して、「そのような理由で不合格だったのか」を明確にすることは、ライターの成長のためにも必要です。ライターのことを「履いて捨てるほどいる」と考えているのであれば、雑な対応も考えられます。

しかし、このような対応をされてしまえば、ライターの単価は下げられて生活も成り立たなくなります。ただでさえ、インボイス開始やクラウドワークスの手数料20%などと負担の多いライター業です。買いたたきは、断固なくすべきだと強く訴えます。


テストライティングに合否結果の理由を義務付けること

テストライティングは、ライターのスキルアップも兼ねて考えるべきです。申し込んだライターにどのようなスキルが不足していたのか?そこをクリアできればステップアップができるという希望を。

テストライティングには、合否結果の理由を必須事項として義務付けるべきです。これは、クラウドワークス限定の話。クラウドワークスのシステムに導入するべきだと思います。

ライターのスキルアップはクライアントとの良好な関係性がマスト

クライアント様とライターのマッチングには、テストライティングが必要です。ただし、片手落ちなテストライティングではなくて、ライターのスキルアップにもつながるフィードバックを義務付けること。クライアント様は、どのような目的でどのような記事を求めているのか?もっと寄り添える業務委託の関係が築けることを願っています。





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