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帰国後1年半での高校選び【アメリカ駐在】

こんにちは、アンバサダーの葉子です。
この春、小学校、中学校、高校、もしかしたら大学を卒業し、新たに中学生、高校生、大学(院)生や社会人となるお子さんがいる保護者のみなさん、お疲れ様です。そして、おめでとうございます! 

我が家には、大学4年生になった長女と高校3年生になった次女、それから晴れて高校1年生になった長男がいるのですが、今回は小1夏~中2夏をアメリカで過ごし、帰国後1年半で高校の一般受験に挑んだ次女について書きたいとおもいます。


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中2の夏、帰国

 2020年8月、長女がアメリカのハイスクールを卒業したことで、夫を残したまま、3人の子どもたちを連れ、私の実家がある長崎県に本帰国しました。まだ夫の帰任時期も場所もわからなかったため、とりあえず長かったアメリカ生活の疲れを両親のもとで癒しつつ、少しずつ日本の生活に馴染もうという感じでした(この頃は、半年くらいで夫も帰ってくるものと思っていました)

 そんなわけで田舎の公立中学校に2年生として編入した次女は、それはそれは珍しがられました。「帰国子女って本当にいるんだ!」と言われるほど帰国生に馴染みがなく、扱いに慣れている地域じゃなかったからこそ、先生もお友達もまるで外国人を迎えたかのように何でも丁寧に教えてくれ、同じく日本の中学校が初めてだった元帰国子女の母がトンチンカンなことを聞いても優しく教えてくれたことには本当に救われました。長崎で過ごした1年8ヶ月のあいだ、「田舎に帰国して良かった!」と何度思ったかわかりません(そうです、半年ではなく1年半以上でした)


7年ぶりの日本の勉強

 さて、久しぶりどころか日本の学校は小学校を数ヶ月しか経験していない次女の勉強はどうだったのか? それはもう、大変でした。勉強を止めるのが。とにかく負けず嫌いの次女は、いくら「7年もブランクがあるんだから、ついていけないのは当たり前だよ」と言っても聞く耳を持ってくれず、毎晩遅くまでひたすら机に向かっているので、「体調(とメンタル)を崩すから、勉強をやめて!」と割と本気で言っていました。


中3の夏、県外受験に向けて

 帰国して1年が経つ頃には、次女の成績は学年で上の下か中あたりになっていたと思います。最初に書いたとおり田舎の小さな中学校なので、都会の大きな中学校だったら違ったかもしれませんが……。とはいえ、帰国後すぐとは比べものにならないくらい、むしろ7年も日本に住んでいなかったとは思えないほど急成長していました。

 また、夫の帰任時期と場所が定まってきたのもこの頃でした。中3の夏にようやく、どこの県の高校を受験するかがわかったのです。この件については文句を言い始めたらキリがないので割愛しますが、まあ大変でした。

 何はともあれ夫が帰任する県がわかったので、引っ越したら住む予定の社宅から通えそうな範囲内にある私立・公立高校を調べまくり、メールや電話でパンフレットを取り寄せました。もちろんHPにも情報はありますが、手に取れる情報があったほうが、そのままドサっと娘に渡せるのと、メールや電話の対応で学校の雰囲気を少し知れるのはメリットだと感じました。


手厚い私立か自力の公立か

 引っ越し先の県は、私立と公立を1校ずつのみという受験システムだったのですが(あるいは私立のみ。この場合、受験科目が5ではなく3教科で済む学校もある)、次女もそれぞれ1校ずつ受験することにしました。


実際に受験した2校

1.私立高校
医学部・国公立難関大を目指すコースで、市内のそういった大学受験に特化した塾と提携している、授業時間も他のコースより多い、かなり勉強をさせられる内容。上昇志向が強く負けず嫌いな次女に合いそうな、とても魅力的な学校・コース。

2.公立高校
文武両道の進学校。実際に住んでみて何となく見聞きする感じでは、このあたりの公立高校の中では上から何校目か、といった立ち位置。ただ地方には変わりなく、進学実績は首都圏の進学校と比べると当然見劣りする内容。ただし文武両道というだけあり部活動が盛んで、いわゆる「陽キャ」が多い。学校祭や体育祭が盛り上がることでも評判。各学年に特進クラスが2クラスあり、2年と3年では理系特進と文系特進に分かれる。


次女が選んだのは……

 幸い、どちらの学校にも合格した次女、決断の時です。進学実績だけなら、本人が希望する進路を思うと完全に私立のほうに軍配が上がる。でも学校生活という意味では、公立のほうが、次女が夢に見ていたザ・日本の高校生活(部活や行事、友達関係が謳歌できるキラキラした感じ?)ができそう

 結局、次女は公立のほうを選びました。進学実績はもちろん大事だけれど、最終的には本人次第。それなら、自分がより楽しめそうな環境のほうがいい。そんなふうに考えられたのは、渡米してすぐの頃(思い返すと、渡米時もとんでもないスピードで現地の勉強を吸収していました)や帰国後、目標達成のためならいくらでも頑張れたという自信があるからでしょう。もちろん、親としてもその通りだと思い、大賛成でした!


高3、春

 早いもので、次女は高3になりました。この2年間、彼女は部活、友達、恋愛、行事、勉強……これでもかというほどキラキラした高校生活を送ってきました。まさに文武両道。相変わらず頑張りすぎるところを心配することもありますが、楽しそうな姿を見ると、やはり次女にはこの高校が合っていたんだなと心から思います。


結論

 一般受験だったこともあり、帰国子女に限らず、子どもの高校選びは本人にどんな環境が合うか、という見極めも大事なのだと改めて学んだ次女の高校選び。これ以上長くなると困るので詳しくは書きませんが、そういえば長女の大学選びもそうだったし、今年、高校生になった長男の高校選びもそうでした(ちなみに、次女が受験した私立高校の英語に特化したコースに通っています)。

みなさんのお子さんはどんな子ですか? 本人はどんな学校生活を送りたいと考えていますか?


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