「そもそも、大学の教員(先生)ってどうなってなるのですか?」(大学講義コラムvol.2)

「榎本さん、そもそも、どうして大学で教えることになったんですか?」

こんにちは、主にウェブマーケティングのクライアントワークや講師業を生業としている株式会社イーグッドの榎本晋作と申します。

「研修や大学の講義、自社のセミナ(ウェブグッドゼミナール)
培った"教え方"についてお伝えするシリーズ」

ですが、今回は第2回です。(しばらく大学の講義シリーズ)

*ちなみに、第1回は、こちら
→「大学講師で一番大変なことはなんですか?」(大学講義コラムvol.1)

さて、前置きが長かったですが、
第2回目の質問は

「榎本さん、
そもそも、どうして大学で教えることになったんですか?」

という一番多くいただくものです。

結論から言うと「先輩経営者に推薦していただきました」

かいつまんで結論から言うと、時は2017年の7月頃に遡るのですが、私が「ウェブマーケティングの師匠」と勝手に尊敬している押切先生からFacebookメッセージをいただいたのがきっかけでした。

押切さんは、私が教鞭をとる前まで明星大学で、『Eコマースとマーケティング』の講義をもたれていたのですが、その後任者として教授の先生にご紹介いただけたので、今のような貴重な機会を得ることができました。

いや、でも審査とかなかったんですか?」

とまぁ、さらっと言ってますが、もちろん

「推薦してもらえばすぐになれるんだ!」

というものではありませんでした。

具体的なフェーズを説明させていただきますと、この4つ。

1.担当の先生にご挨拶
2.履歴書や過去の研究についての書類提出
3.審査
4.科目決定

「え、研究についての書類って、何書くの?
いるの、そんなの!?」

とか思いますよね・・・。

私も最初はびっくりしました。

なぜなら、私、法学部の学士(4大卒)なので、今回の経営学部や商学部関連の研究に対して、どう書けばよかったのか悩んでしまったからです・・・。

ただ、あくまで、私が教えるのは『ブランディング論』と『Eコマースとマーケティング(デジタルマーケティング)』になります。

ですので、書類作成の際には

・過去に行ったプロジェクト(ブランディングとデジタルマーケティング関連)
自著(電子書籍)
自著であげた実績(Amazonランキング1位)
・そのほか、実務経歴

などを記述しました。

Amazon電子書籍については、自己出版なので、色々と迷ったのですが、それにおいて

「ただ出しただけではなく、Amazonランキング1位を獲得した」

という「デジタルマーケティング」を教える上で大事なことを記述した感じです。

*ちなみに無料でばらまく裏技ではなく、有料でちゃんと販売しての1位です。

そもそも大学への提出書類は研究者を前提としてるので、
実務家は全部埋めるのは難しい。

そもそも論なのですが、大学で教えるのは原則、「研究者」です。

ですので、私のような実務家の場合は、研究者用の提出書類を全部埋めるのは難しいということは前提として理解していただけてました。
(この辺は大学ごとの差はあるかもしれません。)

ですので、多分、多くの実務家の教員の方々も同じことを体験されていると思いますので、

「そこ(書類を全部埋められない)は不安がらなくてもいいかなぁ」

と個人的には思います。

とはいえ、書類作成はとても不安だったのでした。

が、不安がっている場合ではないので、空白ではなく、自分の職務履経歴書から「科目に関係あること」をとにかく、埋めていった感じです。

*ただ、後述しますが、一般公募の場合は、やはり、審査に通過しやすい経歴だとよいかもしれません。

「審査に通るためにすることはなんだと思いますか?」

私のような、ある種、運で通過した例はいったんおいておき、ここから一般的なところに昇華させていければと。

*あくまで個人の主観です。

「大学の先生を見る限りと、大学の職人に聞いたところ、非常勤講師は
基本は実務で大きな実績をあげた40〜50代か修士過程を取得した人がなるもの」

▲尊敬するソフトバンクの小川さんにゲスト講義をいただいた時の様子。(「より多くの方の話を学生に聞いてもらうことで、より多くの価値観や選択を得て欲しい」という気持ちから、毎回、私の尊敬する方にゲスト講義を数名お願いしています。)

そもそも論なのですが、講師室やシラバスを見る限り、

「私、ダントツに若いです・・・」

見た目のせいもあり、食堂で、学生に間違えられることも多くあり、また、学生の中に入ると普通に

「なんか、同級生みたいですね^^」

とか平気で言われることがあります・・・。

話を戻してしましょう。

あくまで主観なのですが、他の非常勤講師の先生を見ると大きく分けて、大学の講師は、下記の4種類かと思います。

================================================

1.大学院の修士課程や博士課程を取得された方(実務家よりも研究者寄り)

2.経営者である程度成功されている実務家(経営者に限らず)で講師実績も十分(講師実績とは民間のところでの講演)

3.英語や第二言語の先生

4.大学院や博士過程の途中の方

================================================

この4種類の方以外にも色々といるのですが、いったんおいておきます。

お気付きの方も多いと思いますが、私は実はどれにも該当しません・・・。

「セオリーに該当しないので
多分若手なのだと思います・・。」

強いてあげるならば、2の「経営者である程度成功されている実務家」になるのですが、2を名乗るのは恐れ多い発展途上の人間だと思っております。(本当に2の方は、大物が多い・・・)

で、年齢ですが、多くの方は40を超えていたり、はたまた50代や60代だったり。

若手が多いタイプが

「3.英語や第二言語の先生」
「4.大学院や博士過程の途中の方」

なのですが、それはあくまで、専門分野の研究者なので、あまり多くの人が該当するところではないかもしれません。

まぁ、かいつまんで申し上げますと

「実務家で大学の先生をやる人は、
基本的には、社会で大きな実績をあげられた功労者が
社会貢献的に未来の人材(学生)に対し講義を行う」

という側面が大きいように感じます。

ですので、私も着任する前は

「32歳(当時)の若さで、しかも学士卒で大丈夫だろうか・・。」

はすごく思いました。

*ただ、その立場だからこそできることが多かったので、それは別の機会に更新します。

「結局、普通の人が
大学の教員になるのはどうすればいいの?」


普通の人がとか、えらくおぞましい書き方をしましたが、ようするに大学の教員になるセオリーについてです。

結論から言うと

「自分の実務を強化する大学院(修士課程)を取得すること」

が、おそらく、セオリーかと思います。

公募も結構、マスター(修士)取得が条件なところも多いですし、アカデミックな世界ですので・・・。

*実は、私も今更ながら、この業界で学士しか取得していない「学歴コンプレックス」にやられております・・・。

そうか、最先端な分野であれば、若手にもチャンスがあるかもしれませんので、その分野で起業しある程度の実績をあげるのも手かもしれません。

私の場合はデジタルマーケティングだったのですが、今ならテクノロジー分野とか。

フリーランスよりは経営者!

あと、ステータスも大事なので、若いうちにやりたいなら、起業するのもありかもしれません。

そもそも32歳の年齢で、平日の昼間に余裕で仕事休んで、大学で教えられるなんて、会社経営者の立場だからこそできることなので、まずは起業することも大事かもしれません^^;

「フリーランスでも大丈夫ですかね?」

とよく聞かれるのですが、ここは、すいません、わかりません・・・

ただ、これは確実ではないのですが、大学に紹介される時に役職は大事だと思います。なので、フリーランスよりは経営者の方がいいと思います!

とりあえず、大学が好みそうなステータスを揃えるのと
若手の方が教えるのに適切な専門分野で実績を出す!

「最後のまとめが根性論になるくらいなら書くなよ!」

という声が聞こえてきそうですが、申し訳ございません・・・。

あくまで個人の意見ですが、私自身、大学に書類提出や、教鞭をとらせていただいて感じるのは、やはり若手が講師をするには、最低限、下記3点。

================================================

1.わかりやすいステータスを揃えること
2.若手が教える方がよい科目に特化すること
3.わかりやすい実績をそろえること

================================================

だと思います。

具体的に言うと

================================================

1.わかりやすいステータス
→会社経営者、有名企業のある程度の役職、大学院卒など

2.若手が教える方がよい科目に特化すること
→「テクノロジー分野」「デジタルマーケティング分野」のようなもの

*「編集・出版」「ジャーナリズム論」「会計学」のような長くある業界は若手よりも上の世代権威者が多いので難しいイメージ。

3.わかりやすい実績をそろえること
→受賞歴、ランキング1位、出版等

================================================

マーケティング戦略やセルフブランディング論でもよくある話なのですが

「相手にとってメリットある実績やステータスをわかりやすくシンプルに伝えるように自分を整えること」

とにかく、これが大事かと思います!

私も、えらそうなことは言えないのですが^^;

*本日の話は、あくまで、本当に個人の主観なので、賛否両論よりもむしろご意見等を聞かせていただけましたら幸いです。

本日はここまでにさせてください。

次回は、どんなネタを書こうかまだ迷っているのですが、多分、「講義で一番気をつけていること」や「ゲスト講師へのパスの出し方と繋ぎ方」とか書こうかと思います。

本日も、読了いただき、まことにありがとうございました。

*ちなみに過去の講義も下記にだいたいアップしてますので、ご興味ございましたら。(一部講演スライドなども含みます。)

https://www.slideshare.net/shinsakuenomoto/presentations

何かアイデアがあれば下記の質問箱(peing)までいただけるとうれしいです。


*教え方やウェブマーケティング、大学講義などに関する質問募集しております。Twitterの質問箱にお願いいたします。(匿名で質問可能。お名前などは公開されません。)

*榎本晋作のプロフィールは下記ページにございます。


*講演/講義等の各種・ご依頼は
senomoto☆e-good.jp
はこちらまでお願いいたします。

毎週水曜日にウェブマーケティングのセミナーやっております(お知らせ多くて申し訳ありません・・。)




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