ＴＢＳ「サンデーモーニング」が張本失言を謝罪「あっぱれと称賛することが本意でした」（東スポWeb）
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腹が立つ程に、誰が何と言おうと馬耳東風。
TBSの『サンデーモーニング』における張本氏の様々な発言のこと。

たかだか東アジアの一部の国、北米大陸の一部の国、欧州のごく僅かの国でしかやってない野球と言う競技、しかも国内で少し業績残したくらいで事前勉強もしないで思い付きで上から目線の評論家風情で論じる。何様だ、反吐が出る思いだ。天晴れだろうが喝だろうが『何を知って言ってんだよ』と返してやりたい。発言にロクな価値がない。

司会の関口宏は咎めるなどあろうはずもなく、たまたま出演した、その競技に造詣深きパネラーが反論すると、一喝され以後の出演は無い。おいおい、張本氏はそんなにエライのかい？

ダルビッシュ有は神龍が願いを叶えてくれるなら彼を葬ってくれ(のような主旨)とまで言い切った。現役選手の決死の発言にさえ意に介さない。かくして、毎週日曜の朝を汚している。

野球と自分の経験値『だけ』で論ずる態度に嫌悪していた。

最近、自分の中の嫌悪の矛先が変わった。
張本氏が出演する『サンデーモーニング』放送から1時間もしないうちにYahoo!news等で彼の発言が取り上げられるでしょ？早いなあ、と思うのね。

そう、マスコミは日曜の朝はサンデーモーニングにチャンネルを合わせて張本氏のコーナーをお待ちでいらっしゃるのだろう。で、気になった発言の幾つかを取り上げて世論誘導の方向性を定めてデスクに送信。選ばれた記事がスマホやPCのディスプレイの一角を飾る。マスコミの皆さん、こんな感じで張本氏の発言をお待ちでいらっしゃるんですよね。

『ざけんな、マスゴミ』なんて言っちゃあいけない。わずかな文字数の見出しから、張本氏、またナニやらかしたんだあ？眉を潜めつつタップして記事を読んで『怪しからん！』と語気強めヤフコメに辛辣に正義の批判する我々、更には『実際、どんな話するんだろう』とばかりに次の日曜の朝、チャンネルをサンデーモーニングに合わせるかもしれない。

そう、我々は踊らされているんだ。

いや、TBSも関口宏もそれをわかっていてあえて張本氏に喋らせてはいないだろうか？
我々がギャーギャー騒ぎ立てるは彼らの思う壺。マスコミってそれくらいカスタマーを操れると自惚れている。で、事実我々は操られている。

流石に今回の件は『言葉が足りなかった』と釈明したようだが、彼らは『あの発言は間違いでした』とは一言も触れていない。思い通りに喋っただけで、批判に対して取り繕っただけだ。また次の日曜日は謝罪もなく同じように話すと思う。そんな連中だ。

でも、我々はそれを欲しているんだ。
女性週刊誌や週刊文春が放つゲスいスキャンダルもそうだ。『見る人』つまり需要があるからそれに応える。生業として成立させているのは我々なんだ。

マスコミを『マスゴミ』たらしめている所以は、我々の欲望に他ならない。