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飛び込み、やってみることって面白いじゃん!新たな自分に気づいた滞在記録。|インターンレポート

今回は、2023年2月21からの1カ月間上川町へインターンシップをしていた大学生に、上川町での生活と、PORTOのインターンシップで体験したこと、感じたことについて書いてもらいました!
1カ月という限りある時間の中で、町内外のさまざまな人たちと関わりながら暮らし、ひとそれぞれな何かを得ていくPORTOインターンシップ。
今回のインターン生はどんな経験ができたのか、ぜひご覧ください!


自己紹介


はじめまして!友兼蛍(ともかね ほたる)と申します!
私は、札幌生まれ札幌育ちの、コーヒーとフットサルをこよなく愛する大学生で、普段は、大好きなコーヒーを巡る旅のために、とにかくバイトをする日々を過ごしています。

このnoteでは、一見コミュニティに無関係の私がなぜPORTOを知り、約一カ月のインターンシップをすることになったのか。そして、上川町での生活の中で感じたこと、学んだことをまとめたので是非御覧ください!

KINUBARI COFFEEとの出会いからPORTOインターンへ

PORTOの運営をする株式会社Earth Friends Campの代表の絹張さんが、札幌PARCOで開催されるCOFFEE CITY FES.SAPPORO2022(道内のコーヒー屋さん約20店舗が集まる5日間のコーヒーの祭典)(以下、CCF)出店の際にツイッターでスタッフを募集していたことがきっかけでした。

スタッフ募集の投稿

私はCCFに連日参加し、いつか出店側にも立ってみたいと思うほど好きなイベントでした。
そんな私にとって絹張さんのスタッフ募集ツイートはとても魅力的な話で、すぐに「お手伝いさせてください!」とDMしていました(笑) 
見ず知らずの学生からの連絡に目を通してくれて、快く引き受けてくれた絹張さんには感謝でいっぱいです。

そんな絹張さんの人柄と、KINUBARI COFFEEの苦くなくて酸っぱくないコーヒーの虜になった私は、CCFの2週間後に上川にあるKINUBARI COFFEEの実店舗を訪問しました。
そこで、絹張さんが(株)Earth Friends Camp(以下、EFC)の代表を務めていること、PORTOという場所を運営していること、そしてその場所がインターン生を募集していることを知りました。
その訪問の際に感じた「なんか上川いいな!生活してみたい!PORTO面白そう!」という直感でインターンすることを決めました。

インターンが始まる前の事前面談で、EFCの取締役の志水陽平さんから滞在期間になにをしたいか聞かれました。
自分が何かするなんて一ミリも考えていなかった私は、その時は何も答えられませんでした。

「上川に行ったら何か良いことがありそう!」という直感があったにしろインターンというものを安易に考え過ぎていたなと反省しました。
結局、何も決められずにインターンが始まり、はじめの1週間は、「何をしよう…」「どうすればいいんだ…」と途方に暮れていました。
また、初対面の人と話すのが苦手な私にとって、来てくれた人に自分から話しかけ、町の方と世間話をしたり、ボードゲームをしたり、商品の紹介をしたり、コミュニケーションをとるPORTOという場所がなんか居心地悪いな〜というのが正直な私のPORTOの印象でした。
そんなこんなで、何もできないまま1日が終わり、何をしに上川来たんだ?どうして私はPORTOにいるんだ?と迷想する日々を過ごしていました。コミュニティについても無知な自分がこの場に来たのは間違いだったのではないか?とすら思っていました。
さらに、初めての一人暮らしだったのでホームシックにもなり気持ちはどん底に落ちていました。
とはいえ、このような機会をいただき何も残さずに札幌に帰ることはできない!と思い、まずは自分にできることを考えて、実践してみました!

滞在中にPORTOでやったこと

POP作り

コーヒーをたくさん飲んできた経験を活かし、PORTOで販売しているドリップバッグコーヒーのPOP作りをしました。
実際に自分が飲んでみての味の感想や、どんなシーンにオススメかなど、目にした人が手に取りやすくなるように考え作成しました。
PORTOに行った際にはぜひご覧ください!!

ポップ①
ポップ②
ポップ③

初めてのイベント開催

初めてのイベント企画

3月11日には、みんなで珈琲を淹れて味の違いを楽しもうというイベントを行いました。珈琲は淹れる人によって味が変わるとよく聞きますが、それって本当なのかな?と個人的にずっと気になっていたので、この場を借りて検証してみました!

開催するにあたって、今までイベントなど一度もやったことのない私にはたくさんの壁がありました。
自分がイベントを開催して人が集まるのか?盛り上がるのか?うまく進行できるのか?不安だらけで、イベントの企画段階で足踏みをしていました。

チラシを作り、お店に置かせてもらったり、PORTOに来てくれた人に告知したりと、とにかく動き回ってみたものの、当日まで不安は残り、ドキドキの状態でスタートしました。

イベントの様子としては、PORTOにたまたまいた小学生の子が初めてのドリップ体験で、「楽しい!」と言ってくれました。こんなにも素敵な瞬間を見れたこと、そして初めてのきっかけを作れたこと、このイベントを企画してよかったなと感じました。

コーヒーミル初体験

また、最も印象に残っているのは、イベント開催前にPORTOのギャラリーを見に来てくれたおじいちゃんに声をかけてみたところ、なんと!銀座からコーヒーを取り寄せていて、毎朝コーヒーを飲んでいると聞き、これはぜひイベントに参加して欲しい…!と思い、猛アタックしました(笑)

そしたらなんと当日、そのおじいちゃんが来てくれました!!
少し勇気を出して声かけたことで、繋がりができて、 イベントにも来てくれた。
自分から話しかけることが苦手な私にとって、この経験は大きな自信に繋がりました。

まちのおじいちゃん

イベント自体の振り返りとしては、やはり、コーヒーは淹れる人によって味が変わります!お湯の注ぎ方や、スピードにより、凄く苦いコーヒー、優しい味のコーヒー、酸味強めのコーヒー、同じ豆を使っていても色々な味が誕生しました◎ イベントを通して、少しでもコーヒーの面白さを、参加してくれた方々に伝えることが出来ていたら良いなと思います。

PORTOマルシェ

PORTOでは毎月マルシェを開催していて、今月は、私が大学で環境経済学を学んでいることもあり、「アップサイクル/エシカル」をテーマにしたマルシェを開催しました。
SNSを使い出店してくれるお店を探したり、企業の方と卸売の連絡をとったりと、初めての経験をさせて頂きました。

「テーマに沿りすぎても、お客さんは足を運びづらくなってしまう」これはPORTOスタッフの大村さんが、お店屋さん探しで混乱している私にかけてくれた言葉です。
 堅苦しくするのではなく、余白を作り、来てもらうハードルを下げる事もイベントを創り上げる上で大切だということを教わりました。

マルシェ当日、実際に自分が連絡を取り、出店してくれたお店の方や卸売りした商品を目の当たりにして、なんとも言えない幸せな気持ちが芽生えました。
今までは、イベントに参加する側にしか立ったことがなかった私にとって、マルシェを1から創り上げることはとても大変で、その分楽しかったです。
きっと私は新しいものを生み出すことが好きなんだなと、マルシェの企画を通して自分の新たな一面を発見することができました。

bathcafe
Topeni COFFEE STAND
エシナエトロ

MY上川らいふ

ここからは少しだけ、PORTO勤務外での生活について語らせてください!
実は、インターンやイベントだけでなく20年間実家暮らしだったので、一人でどこかに住むことが初めてでした。
PORTOの勤務を終え、家に帰ってからご飯を作る毎日は凄く大変でした。
自炊以外にも、食器を洗ったり、洗濯を回して干したり、家に帰ってからもやらなければいけないことが山ほどあって、親の凄さとありがたみを実感しました。

また私は、上川に来てキャンドルにハマりました(笑)
家にキャンドルがあり火をつけてみると・・・
あまりの綺麗さに一瞬で虜になりました。
毎晩、部屋を真っ暗にしてキャンドルを灯して食べる「キャンドル飯」は最高でした!
そのエピソードをPORTOで話すと、町のおじいちゃんが和ろうそくを、仲良くなった高校生の子がキャンドルをくれました。
何気なく話したことを覚えてプレゼントしてくれて、上川の人ってあったかいな〜と感じたエピソードの一つです。

キャンドル飯

休日には、地域おこし協力隊の田崎充彩さんの案内で、大函というところでスノーシューをしました。
私は、その日がスノーシュー初体験だったので、フカフカの新雪を踏んで前に進むあの感覚!そして間近で見られる天然の氷瀑!に感動しました。少し車を走らせれるだけで、大自然が広がっているのも上川の好きなところです。

大函スノーシュー体験
大函スノーシュー体験 集合写真

自分の変化とまとめ

私は、好きなことに対してまっすぐな人間です。その反面、興味がない事は全く知ろうとしないという一面もあります。
「視野を広げて物事を見てみることで、色んな人と会話ができるようになって、そこから思いもよらぬ繋がりができる可能性もある」
これは絹張さんが私に教えてくれた事です。これから巡り会う人はもちろん、もう既に知り合っている人との”繋がり”をもっと大切にします。そして、もっと色々なことに関心を持ち、自分の可能性の幅を拡大して行こうと思います!また、PORTOのインターンと上川生活を通して、良い意味で強い人間になれた気がします!
自分から動いてみることで、何かのきっかけが生まれるかもしれない。
さらなるワクワクが待っているかもしれない。
自分が今チャレンジしなければ、そのワクワクを逃すかもしれない!
そう考えると、なんだか何でも出来ちゃいますね。

私は、今年の4月で大学3年生になりました。学生生活の折り返し地点で、このような機会を頂き、新しい学びを得られたこと、本当に感謝しています。
EFCの皆様、そして上川で私と関わってくれた方々、本当にありがとうございました!

同時期にインターンをしていた莉歩とキヌバリコーヒー

追記:

上川つながりの学生たちと学生団体「CoCo-Cal」ここかるを始めました!!
将来や就活に悩んでいる学生 × ローカル をマッチングさせ、自分たちがそうだったように学生がローカルでチャレンジできるようなきっかけづくりを目指して、札幌で活動していこうと思っています。
こちらもよろしくお願いいたします!◎

https://twitter.com/coco_cal_?s=21&t=5GlDxD1OqPo6cKoWPFdN8Q

学生団体 CoCo-Cal





ライター:友兼蛍
編集:絹張 蝦夷丸(EFC Inc.)
カバーデザイン:梶 日菜子(EFC Inc.)





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