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VRチャットでゲームを楽しむ

 もーちはVRチャットで一緒にゲームワールドにいって、みたいなのがずっと得意ではありませんでした。そもそもどれくらいの熱量でゲームを頑張ればいいか分かりません。しかし最近気づいたことがあります。これさえおさえておけばゲームワールドで好ましいプレイヤーになれるというマインドセットです。今回はボードゲームの本質についても書いているのでよかったら読んでみてください。

 ゲームの楽しみ方って本当に難しいんですよね。もーちは本気で勝ちに行くことが驚くほどできないタイプです。ボドゲには自分が勝つためにはこれをやらなきゃいけないけど、それをするとゲーム展開が塩になる…とか終わるまでの時間が遅延して…みたいなことが無限にあります。そこで気を遣ってすぐにメタゲーム…次のゲームやゲーム展開全体のことを考えてしまうのでガチ感がなかなか出ないわけです。

 序盤でいきなりひとりだけプレイヤーが脱落するけど、勝つためには自分の最善の戦略みたいな状況を振られるのが嫌だし(そんなゲーム設計にするな💢)
 自分はいま4位で抜け出すためにはこの作戦しかないけど、逆転して1位になれる確率は低くて、しかもそれをするとゲームが30分くらい長引く…みたいなパターンで我を通すことが本当に無理です。無理なのでできるだけ避けているけど、たまに他人から当たり前にそういうプレイが出ると「この精神が足りないのかな?」となります(南3でラス目の親が1500あがるとか)
 でもそこまでして勝つ必要とはなんだろう。たしかに勝つことも大切だけど、メタゲーム、ゲームを通じて親睦を深めることが目的なら、序盤でいきなり集中狙いして誰かを落とすのは楽しくないからやめたほうがいいし(ルールで禁止すべきだけど)、わずかな勝ちに囚われて時間を遅延させることで評判が悪くなったら本末転倒でしょう。そもそも勝てなかったからといって、大抵のゲームでは運要素がある、というか運要素が強いので別にこのひとは負けたからゲームが弱いとは(プレイングを評価されない限り)ならないだろうし、一位もまた時の運ということはみんな了解してることでしょう。
 じゃあ一位をめざす積極的な理由とはみたいになってくると、罰ゲーム設定するのは?とかになるわけだけど罰ゲームがいつもあるわけでなくて無いことのほうが多いし、罰ゲームや1位の報酬を強く設定したりするとまた別の問題があるんですよね。それはVRチャットのゲームなんてやろうとおもえばミラーで手札のぞいたりできるようになってるので(カジュアル仕様なことが多いので)真剣勝負に使うにはぜんぜん適してないよって問題です。それならじゃんたまで決めるわっていう。でも賞金用意して公平なフィールドでガチ感あるゲームにセッティングしたらそれでいいのかっていうと賭博罪の問題があるから駄目だけど。
 もーちの結論として「VRチャットのゲームなんて楽しんでれば勝ち負けなんて気にしなくてよくない?」だったわけです。
 

 とくに一緒にゲームしてて楽しいなって思えるフレンドさんを観察したんですが、もっとも特徴づけられることとして一生懸命勝とうとしているようにみえるんですよね。勝ちたいからこそ負けるとそれなりのリアクションが発生して面白いなと。だから人間として好きになれる。実はこれってすごいことなんですよ。フリじゃなかったらなんなんだろうなこのマインドは?ってずっと疑問でした。

ゲームワールドで尊敬するプレイヤーの特徴
1ゲームに勝とうとして一生懸命になれる
2盆面がいい(負けてる状態の態度が不機嫌ではない)
3ゲームしながら楽しく盛り上がる

2は個人差がある部分で、たまたま性格がよかったりだとか、アンガーマネジメントって大事だねって話だけど、1と3の両立ってなんなんだろう?

ゲーム(ガチ=勝ちがすべて)とメタゲーム(エンジョイ=評判や次誘ってくれることが大事)の両立ですよね。ゲームにも真剣に勝とうとして、メタゲームもしっかり考慮しつつ、人間力みたいなものを見せつけるのがゲームなのだと思います。
 でもメタゲームしすぎるとどんどんゲーム全体を俯瞰して考えてしまって「まあ今回のゲーム展開でこの初期運ならこの順位にだいたい収まりそう」みたいなことばかり考えてしまうから結果勝てなくてもあまり悔しくないのが、1が不足することによって良くない感じにつながっちゃうのかな?みたいな分析してもでもどうするか分からなかったのが以前まででした。

 ここからVRゲームワールドで楽しみまた楽しませるための自分なりに導いたプレイヤーのマインドセットについて書きます。注意として端的な事実として間違っていることには注意してください。
 VRチャットのゲームワールドで勝ち負けに熱中することのできるマインドセット、それは「ゲームが強い者は運も強い」です。

 

「天」 より

「全力を尽くしたけどたまたま運が悪かったからまけちまったぜ」ということを否定し、「はじめてやるゲームでも、実力の出るゲームならいちはやく勝負のコツを掴んで誰よりも抜きん出で、運の強いゲームなら誰よりも運に恵まれここぞという勝負を成功させて勝利する」的な世界観へと転換するのです。つまり自分の強さを確認するために勝たなければならないわけです。
デジタル派と呼ばれるひとはトータルで勝つことを考えるけれど、2位確や3位確という行為も多くなってしまって、また勝てなくてもあまり悔しくないというのはメンタルを安定させる優位な思考であり手段でもあるのだけれどボードゲームはやっぱり熱くなったほうが楽しい。
 実力のある人間は運も一番いいということになると結局勝ったものが実力者ということになるので、誰でも勝ったものは勝者として尊敬できるし負けたら悔しいのは当たり前なので、そう考えると勝負によって集団のヒエラルキーみたいなものが格付けされることになり、じゃあ勝たなきゃじゃん!ってなって勝負に真剣に取り組めるようになりました(罰ゲームとかなくても)
 あと負けた人間を遊びで煽るみたいな文化あるじゃないですか「うわ雑魚w」みたいな。あれもよくわからなかったんですよね負けたから雑魚っていうのはただの結果論で内容をみなきゃじゃんって思ってたけど「ゲームが強い者は運も強い」ので負けたら無条件で雑魚いのが真理でした。
 これからは負けないようにがんばります。ありがとうございます。



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