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妻との出会い(2)〜武蔵小杉のスタバで話しかけられて距離が縮まる〜

閉店後に堂々とオレンジジュースを注文する妻 初めて席が隣に
 

2014年冬、妻と初めてSHIBACOFFEEさんで出会って以来、お店で何回も顔を合わせました。別に約束したわけでもないのに。いつも行くお店で、なんだかよく居合わせる人っていませんか?「あの人、いつもあの席に座っているな」みたいな。

後から知ったことですが、妻の職場は新丸子にあったため、休憩時間や終業後にお店へ来る機会が多かったんですね。

店でたくさん一緒になったけど、妻と初めて話したのは、ある土曜日の20:00ころのこと。閉店時間ギリギリまで僕はマスターと話していた時だったと思います。お店を閉める時間など気にする素ぶりは一切なく堂々と席につき、オレンジジュースを注文していたのは印象的だったな。(後から妻に聞いたら、21時閉店と勘違いしていたとのこと)

 「おお、威風堂々とした振る舞いだな」

僕は感心したと同時に威圧感を覚えたよね(笑)このとき妻は僕の隣に座ったので、口をきくのは自然の流れ。プライベートに触れる話は(怖くて)しませんでしたが……。妻の話し方はとにかく淡々としていて、愛想のへったくれもない。仕方なく話しているというか、冷たいというか、

「極力話したくないんだけど」

と言わんばかりの口ぶりで、会話して楽しくない人だなと思った。

恋心とは違うのですが、素敵な女性だなという気持ちは抱きました。妻は冷たいし、愛想も皆無に等しいにもかかわらず、なんだか魅力があるなあ、と。

食のPR業を目指して転職。これが2人の未来に大きな意味を持つ

時が経って2015年4月。僕は当時勤務していた不動産会社を退職し、飲食店舗のPRをする会社への転職を決定しました。当時の僕の本業は不動産会社で賃料などのマーケット状況を発信することだったのですが、「書く」という仕事にもっと携わりたく、副業としてグルメライターをやっていました。

食の広報YUICHI」というペンネームで、飲食店の取材記事を「ぐるなびみんなのごはん」という、ぐるなびのオウンドメディアで月に2〜3本寄稿していました。

カメラ片手に飲食店を回るうちに、「飲食店舗のPRをしたい!」と思うようになり、不動産からの転職を決意したわけです。退職は5月末ですが、有給を使ったので5月は丸1ヶ月フリーの日々でした。

この転職も僕らの結婚に大きな大きな影響を与えることになるのですが、それは後ほど。

武蔵小杉のスタバで偶然会う
 

5月の中旬だったかなあ。写経をしたり、座禅をしたり、目に入った喫茶店に入ったりと毎日自由に過ごしていました。

5月中旬の木曜日の午後のことだったと思います。僕は武蔵小杉駅に併設の商業施設「東急スクエア」に入っているスタバで、妻と偶然出会いました。

この日の夜には、中野にあるレシピなどコンテンツ制作を行う「フードクリエイティブファクトリー」の皆様や料理仕事で出会った人たちとのバーベキューがありました。出発まで時間があったので、暇つぶしに小杉のスタバに行ったんです。

駅直結ということだけあって、普段は満席で入れないことが多くションボリして帰ることがしばしばだったけど、この日は平日の昼間だったから席が空いていました。しかも2人席を取れて、広く使えることに。ラッキー!!

スタバのメニューで一番好きなのは、ドリップコーヒー(税込302円)。同日ならお代わりが税込108円でできるしね♫

2人席を広々と使って大好きなドリップコーヒーを飲み、パソコンを広げてブログ(現在は閉鎖)を書いていたところ、僕が座るテーブルがトントンと叩かれたんです。

「え、僕なにかした!?
やっべ、誰かが先に席をとっていたのかな?」

たまにあるんだよね。誰もいないと思って席を取ったら、実は先約がいたというケースが。僕はたまにこういうことがあって、知らない人と相席でコーヒーを飲むという気まずいケースがあって(笑)。

でもこのとき僕の目の前に立っていたのは、当時は結婚するなんて想像もしなかった妻でした!びっくりしました!!

「SHIBACOFFEEさんにいた女性だ!なんでここにいるの?」

この時はそんな程度の認識だったんですよ(妻はこの日、会社が休みだった。SHIBACOFFEEさんで何回か会ったことがあり、隣の席で話したこともあったのに、実は名前すら知らなかったのだから(笑)

しかし思いがけず相席となったことで、一緒に座ってコーヒーを飲みながら話すことになったのです。このときに妻が注文したのはアメリカンコーヒーでした。スタバのドリップコーヒーって、ちょっと濃いと思いませんか?

スタバの店員さんですら、「うちのドリップはちょっと濃いんですよねー」と言ってたから、間違いない!今でもスタバのアメリカンを見ると、このときのことを思い出します。

2人が初めてゆっくりと話したときの写真はこちら!

(食べ終わったケーキが写った微妙の写真ですね。。。)

後に妻から、

「なんで今さら(食べ終わってるのに)写真撮るのかなと思ってた」

と言われました。

妻が着ていたカワイイ服が印象的だったなあ。当時は異性としてまったく意識していなかったけど、なぜか覚えてる。もしかしたら、無意識のうちにちょっと意識していたのかもしれませんね。

小1時間くらい話して、名前や出身地、仕事のことなんかを知りました。妻は福岡県の出身だった!!

スタバではお互いに敬語を使って話していました!今では敬語なんて一切使わないけど。とても懐かしい!この投稿を書きながら、思わずニヤリとしてしまうよ。SHIBACOFFEEさんでのただの顔見知りから、知人(?)に昇格した瞬間でした!

「歩いて5分」!実は家が近かった
 

僕らの結婚には数々の偶然が重なったわけですが、中でも家が近いことは大きかった。だって歩いて遊びに行けるじゃないですか。家が近いって、すっごい偶然!!

出会い編その1でも書きましたが、2人とも同じくらいの時期に新丸子に引っ越してきてたのも驚きでした。僕は幸区の鹿島田から、妻は中原区の向河原から。共に南武線沿線だったんですね。

 (通り道にある「花見煎餅」さん)

お互いの家から歩いて5分くらいの場所に住んでいたなんて知らなかったよ。しかも通勤で毎日通る道に。こんなにも近い場所に住んでいたのに、ただの一度もすれ違ったことすらなかったのです。

スタバでゆっくりした後は、2人で歩いて新丸子まで歩きました。小杉のスタバからお互いの家までは徒歩で約15分くらいかかるから、その間は様々な話ができて楽しかったんだ。笑いあってさ、楽しかったなあ。

なんか恋人みたいだな〜

なんて思ったことは、未だに妻には話してません(笑)恥ずかしいから。このときはお互いにバイバイして、家に帰って食材の準備をして、僕はバーベキューに向かいました。

注)妻とはスタバで出会い、結婚したわけではありません。

3に続きます。


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