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子どもを持つことは、夫婦の絆の深さを試している

息子が生後3か月を迎えた。表情が豊かになり、「ウーウー」「ワーワー」など喃語を発するようになった。夫婦にとって初めての育児に戸惑いながらも、今は妻と息子が愛おしく、落ち着いた日々を送っている。

先日ツイートしたものが、思いがけずたくさんのいいねがつき、多くの人の目に触れることになった。これについて、もう少し詳しく書いてみる。

約10か月にわたる妊娠期間も含め、子どもを持つということは、夫婦関係に大きな影響を与えると感じている。彼氏・彼女、夫・妻という状態から、父親・母親に変化するのだから。

息子が生まれてからは、自然と育児関係の記事やツイートに目が向くようになった。でもそこには、「俺は仕事をして稼いでいるのに、嫁が『家事や育児を手伝え』と言ってくる」や「夫は『仕事が大変』と言うけど、私は家事と育児を休みなしでやっている」といった夫婦間での愚痴が書き込まれていることがあり、僕は悲しくなった。人生のパートナーである夫婦が、まるで競争相手のようだからだ。

子どもができると、恋愛関係にある時や、夫婦だけの生活の時とはあらゆることが違ってくる。夫婦双方が自分の大変さを主張する気持ちはわかる。家庭を持ち、収入のプレッシャーを持つ夫も、妊娠・出産を経て心身ともに疲れた状態で家事と育児をする妻のどちらも大変なのは確かだ。しかし、「自分の方が大変だ」とパートナーと主張合戦を繰り広げるのはいかがだろうか。

子どもができ、余裕がないような時ほど、夫婦はお互いを受け入れ、力を合わせることが大切だと思うのだ。「お互いに大変だよね。どうやったら一緒に楽になれるだろう?」「夫(妻)のために、自分は何ができるだろう?」と思いやりを持ち合い、協力者となるように動く。別の言い方をすれば、子どもを持った後は、夫婦が協力し合える絶好のチャンスだと思うのだ。



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