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子どもがいても、妻とはデートする

5月17日金曜日の夜、息子をシッターさんに預けて、妻とデートをした。

場所は近所の居酒屋。午後6時の待ち合わせだった。僕は息子の夕食を用意し、いつもより早めに保育園にお迎えに行って息子をお風呂に入れ、シッターさんに引き継いでお店に向かう。

最初にオーダーしたのは、生しぼりグレープフルーツサワー。

ステンレスのしぼり機でギュッギュッと絞り、果汁を妻のグラスに注ぎ、「お疲れさま〜。いつもありがとう!」と言って乾杯した。

息子が生まれてからは、子ども中心の生活を送っている。それは仕方がないことなのだけど、子どもができても、僕たちはいつまで夫婦。夫婦だけの時間は少しでも持っていたい。そんな想いから、定期的に夫婦デートの時間をつくっている。どうしても「パパ」「ママ」の役割を担う割合が高くなるので、意識的に「夫」と「妻」になる時間を設けるのだ。

我が家では、妻が会社員としてオフィスで、僕は自営業として自宅メインで仕事をしている。居酒屋で美味しいお酒と食事をとりながら、今日仕事でどんなことをしたのか、どんな楽しいことがあったのか、保育園にお迎えに行ったときの子どもの様子などを話し合った。

その日にあったことを共有するのは、僕ら夫婦の日課だ。相手が何を思っているのか、どんな状態にあるのかがわかる。もし何かに悩んでいるのであれば、話を聞いたり、自分にできることを探したりしている。

自宅でもそうだが、妻と交わす他愛のない会話は途切れることがない。「うわっ、この麻婆豆腐はグツグツしてて美味しいそう!」など、目の前にあることはなんでも話題になる。

午後7時ころと言えば、息子の食事を終え、幼児番組のDVDを見せながら一緒に歌っている時間帯だ。ときには息子がぐずってバタバタしていることもある。

そんな時間に、夫婦だけの落ち着いた、優しいひとときを過ごすのは新鮮だ。僕はアンチョビポテトを頬張りながら、「楽しいね!」と笑顔を見せる妻を眺めた。

お店で妻と楽しい時間を過ごした後は、店を出て夜道を手を繋いで歩き、シッターさんと息子が待つ自宅に向かった。いつもは保育園帰りにベビーカーを押して歩く道を、妻と手をつないで歩く。

「いつもと同じ道なのに、2人で歩くっていいね!」

そう言う妻の手を引っ張って、僕はいつも行くスーパーへと足を向けた。

「明日の息子の朝食用に韓国のりを買おう」

息子は海苔が好きで、板のり1枚をペロリと食べてしまうほど。中でも韓国のりは大好物だ。

妻と一緒だと、いつものなんてことがない場所も輝いて見えるし、ホッとする。

帰宅すると、シッターさんと息子が笑顔で出迎えてくれた。ほんの2時間ほどだったけど、心落ち着く妻とデートだった。

ちなみに、ツイッターで「飲むぞ〜」と意気込んだものの、飲んだのはグレープフルーツサワー一杯のみだった。最近お酒をあまり飲まないせいか、あっという間に酔った。

夫婦の写真を撮る楽しさについては、こちらをお読みください。


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