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ビジネスメールでの「おわかりかと思いますが〜」の連発がなぜ不快なのかを考えてみた

明確に理由は言えないけど、なぜか不快感を覚える言葉があります。

以前、とある編集者さんとお話した時、「会話で"逆に"を多用する人が苦手。何が逆なのかわからないから」と話していたことがあります。僕は「逆に」は気にならないのですが、ビジネスメールで使われる「おわかりだと思いますが〜」「そのべさんなら◯◯なんてことはないとは思いますが〜」という前置きがどうも苦手なのです。

この言葉を聞くと、あーくすぐったい!、使わないでくれー!という気持ちになる。背中が痒くてたまらなくなる(汗)

うーん、一体なぜ不快なのでしょうか。敵意を向けられているわけではないし、流してしまえばいいことなのに。なんだか心の狭さを丸出しですね……。僕なりになぜ不快なのかを考えてみました。

1:くどい

ビジネスメールではパッと読んだだけで要件がわかる簡潔さが大切です。ほとんどの人は同時に複数の仕事を担当していて、じっくりと読む時間はないです。

新入社員の時に当時の上司は、「書いたメールを端から端までのんびり読む人はいない。要件だけを伝えるように書け」と口を酸っぱくして言っていました。

「おわかりだと思いますが」って、なくても文章が成り立ちます。だったら入れなくも良い。「あーしちめんどせぇ!」と読んでイライラするから嫌なのかもしれません。

2:なんだか、バカにされている感じがする

「お分かりだと思いますが」って、親切な表現に見えて実は相手を小バカにしているように感じます。

「わかっているよね?」「まあ、あなた理解していると思うんだけどさ、念のため確認よ」みたいな感じで、ちょっと上から目線な印象を受ける。もちろん親切心で書く場合もあるでしょうけど、一本のメールの中で何回も「おわかりだと思いますが」を連発されると、うっとうしいな、と感じてしまう。

3:信頼できない人だと思われていそう

何度も念押しして確認されるということは、僕がそれだけ理解力に乏しく、信頼に足りない人間だと思われているように感じます。

本当に信頼できる人に対しては、そんなに何度も確認の言葉を書く必要はないはず。いちいち責められている気がして、嫌なのだろうなあ。

おそらく、不快に思う言葉は人によって違うはずです。僕も誰かを思いっきりイラつかせているかもしれません。ゆっくりと読む時間がないビジネスメールだからこそ、要件を簡潔に伝える言葉を選び、余計な内容を入れないように気をつけよう。


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