「ハイカツよ！ウクレレと言えばハイカツよねぇ」

と、ある日の特養老人ホームで、利用者のおばあさま達にハイカツこと世紀の大スター灰田勝彦さんの事を教えていたただきました。

以前、そこで、ウクレレ演奏と歌、そして合間にアロマスプレーで香りを楽しむ活動を数名でしていました。
香りは、正直、おまけ的な存在になりましたが、音楽の力はやっぱりすごくて、皆さま、目が輝いていました。

終わった後に、楽屋的な部屋にわざわざ私たちを訪ね踊りを披露して下さった可愛い方もいて。その方とも、もっと楽しい時間を分かち合いたかったのですが、その後入院されてしまいました。
そんな事もあり、皆さまにもっと音楽を楽しんでいただきたい！と思い、リクエストを募ったところ、女性からは「ハイカツ！」となりました。

周囲は誰も彼の事を知らなかったので、さっそくyoutubeとwikiで調べました。活動仲間で一番ウクレレの上手いmさんは、わざわざ図書館で調べたり、曲も熱心に聴いていました。
時代を超えて、知らないミュージシャンに出会えるって興奮しますよね。

色々あって、そのウクレレ活動は終わってしまったのですが、最近Apple Musicでハイカツ様を検索したら出てきまして、一挙に当時の事が蘇りました。
音質もとてもよくて、改めて人気の理由も確認出来ました。

そして、自分でも意外だったのですが、当時ブレンドしていたアロマスプレー、その柑橘系の香りまで蘇りました。香りは記憶と連動するのですが、ハイカツ様の曲を聴いていたら、まさに！ なんとなく鼻の奥から香りがする感じに。柑橘系に少しだけ生活の匂いが混ざった感じ。ミカンをむいて、ちょっと時間の経った匂いみたいな。

ちなみに、柑橘系、特にマンダリンの香りはトイレの臭い消しとして、使われていた過去があるらしいです。ウクレレ演奏後は、「トイレでお使い下さい」と職員の方にその柑橘系アロマスプレーをお渡ししていました。

そんな事を思い出していたら、自分も歳をとり、記憶も曖昧になった時、聴きたくなるミュージシャンって誰だろうと考えてしまいました。今のところ、毎日のように星野源さんを聴いていますので、この方であればいいなーと思っていますが、実際はどうなんでしょうか。X JAPANとか(もちろん大好きなミュージシャンです。紅、サイコー！)、内山田洋とクール・ファイブとか(東京砂漠、サイコー！)かもしれません。歳をとるのは、ちょっと怖いけれど、よい音楽と香りが思い出せるように、今からでも、もっといっぱい聴いて、もっといっぱい嗅ごうと思います。踊りも踊っておこう。

灰田勝彦
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/灰田勝彦
ハイカツ様、素敵な方です！後世まで語り継がれますように！皆さま、聴いてみて！

星野源さんと同じビクター！

by エッジワースカルペパー

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