見出し画像

就職活動をしていた時の話をしようか

前書き

「#就活について語りたい」という応募項目がふと、目に入った。
その瞬間、就職活動をしていた頃のことがよみがえってきた。
ぼくらの世代は、コロナの影響を受けてオンラインを利用した就活が増えつつあった。(もしかしたら、その前の世代にもあったかも)
これまでの先輩たちが経験したことのない就職活動で、前例がなく、学生も企業も初めて尽くしだった。

そんな就職活動を経験したからこそ(かもしれない)得られた考えや経験をここに書き記すことにした。
これから就職活動に励もうとしている人、今まさに就職活動をしている人のために、少しでもなれたら幸いです。

このnoteでは、就活が前向きに考えられるような内容になっています!
結構思い出話が多いので、「コツとかを知りたい!」という人は目次見て飛んでください笑

インターンシップ

2020年7月。そろそろインターンシップの時期よな~と思い、就活サービスにアクセスし、インターンシップ先を探していた。(どうやら最近はもっと早くに動いてる人もいるみたいね)
この頃は少しコロナがマシになっていたとはいえ、「インターンに行って大丈夫なんやろうか?」という疑問はずっと頭の中にあった。でも、こうして募集しているなら行くしかないと、まずは1社応募した。志望動機を書いて提出し、そのままインターンシップに参加出来ることになったので、インターン先の会社まで行くことに。その会社は、都会から離れた山中に本社があり、片道2時間半は優にかかった。(住所の時点でおかしいとは思ってたけど、ここまでとは思わんかった笑)
そのインターンは感染症対策万全のうえで行われ、半日で終わった。その時に聞いた話になるけど、どうやら定員をかなり下げたそうで、40人から12人にまで減らしたとのこと。コロナの影響は目に見えないところでも影響を及ぼしたそうだ、(そんな中で参加出来たにも関わらず、かなり軽い気持ちで参加してた笑)

次に参加したのが、11月半ば。
大分意識低いと思ったと思います笑。ですが、これにはしっかりと理由があるので、ぜひ聞いてください!(よかったら参考にもしてね!)
当時のぼくは、新しく参加したが学生団体でイベント作成のグループに所属していました。そこでの経験が就活での武器になる、というかすると考えたのでそこにフルコミットすることにしました!
そのほうが下手にインターンを受けるよりは意味があるとも思いましたし!だから、オンライン合同説明会には参加して情報を集めて、学生団体での活動に精を出してネタ作りをしました!(あと、同じく就活をするメンバーや就活を終えたメンバーとも意見交換をしました)

話を戻して、2回目のインターン。今回は3daysでGD(グループディスカッション)メインのものでした!
そこで事件が起きました。なんと、あろうことか大学の講義の試験とインターンがダブルブッキングしたのです!(完全に予定管理出来てない笑)
「これはまずい」と思い、悩んだ結果、オンラインインターンというのを生かして、画面の下で試験問題を解いてました笑。でも、さすがにキツイので、友達の全面協力のもと、どうにか両方とも成し遂げられました!あなたも予定管理は徹底しておきましょうね!(友達にはあとでスタバおごりました笑)
と、そんな話よりもインターンのほうですよね笑
GDがメインで企画考案型だったので、グループ内で役を決めて進行することにしました。この時、ぼくはサークルでの資料作りの経験を生かせる書記を選択し、全員の意見を書き留めて、パワーポイントに落とし込むことをしました。これが意外にもしんどくて、これのおかげで冗談抜きで脳内キャパが広がりました笑

これで、一旦ぼくのインターンは終了しました。
この後にもインターンを受けるのですが、ぼくはインターンを計3回しか受けてません笑。ですが、その代わりに得られた経験は就活はもちろん、今後の人生にも活きてくると確信しているので、全く後悔してません。
むしろ、あなたに「へぇ、このくらいでもいけるんや」と思ってもらえたらと思います笑。

選考

年が明けて、1月末。
そろそろ本格的に選考が始まろうとしていたので、就活エージェントさんに選考先の選定について相談しました。この時のぼくの狙いがあり、エージェントさんに丸々頼る気はありませんでした。狙いは、本命企業や大手に挑む前のウォーミングアップとして、練習のための会社を選んでもらうためでした。あとは、志望理由書の書き方や面接でのコツを教わり、ある程度実力がついたらエージェントの指示なしで自力でやろうと考えてました。

そして、エージェントさんの協力のもと、企業を探して選考に挑む日々が始まりました。
ここで、あなたに分かっておいてほしいこと(あるいは共感してほしい)があるのですが、インターンとは違い選考GDになると周りが途端に積極的になります。椅子取りゲームのごとく、役の奪い合いが発生し、議論の中でマウントを取ろうと目立とうと意見をズバズバ言ったりします。当時それに出くわしたぼくは啞然としましたね笑。「マジか…」って笑。ぼくはマウントされたらすぐギブアップするタイプなので、マウントされたり話についていけてなかったりする人のフォローにまわりました。別にマウント取るだけが全てではないので、その場であなたの出来ることを見つけて実践するのがベストだと思いますよ
まぁ、こんな様子なので当然完璧な発表とはいかず、ぼくは落ちましたね笑

こうして、選考の現実を知れたので、怯えるどころか逆に「次はこんな感じでいこうか」とか「この選考形態は経験しておこう」という感じで、色々な企業を受けました。

※ここで小話になるのですが、コロナ禍ということもあり、面接やGDはオンラインになったものもありましたが、一部は企業に赴くこともありました。
そして、そのオンライン面接の時に見つけたメリットがあって、それが志望理由書やメモを用意しながら話すことが出来るということです笑
ただ、目線が不自然にならないように何度か練習して調整する必要はありますが…笑。

そんな就活の中で自分でやってよかったと思っているのが、オファー型就活
Offerboxを始めとしたサービスで、自分の情報を入力しておくと、企業側がその情報を見て、「うちに来てほしい!」と思った企業から連絡が来るというシステムになっています。ぼくはこのアプリのおかげで、かなりお声がけいただけました!そこで出会った企業と個人面談を行わせていただき、そのうえインターンにもお誘いいただけたりもしました。

画像1

そして、そのインターンを受けた企業の選考にも参加させていただき、そのままの勢いで最終面接にまでこぎつけました!

初の最終面接、そして内定

企業側のカメラがくるくる回って変わる変わる質問者が変わる、まるで円卓の真ん中で尋問を受けているような過酷な一次面接を切り抜けて、ついに辿り着いた最終面接。

この最終面接で初めて、自宅から遠く離れた地に遠征しました。
これが普段の就活なら1度や2度では済まなかったんですよね…。就活怖っ。
ただ、この時なんと移動費や宿泊費を企業側が負担してくださるとのことなので、費用は食事代くらいで済んだのです!この時、「もし内定もらえたら承諾して恩返さな…!」とまで思ってました笑。

しかも、最終面接前日には社長を交えた懇談会を開いてくださったので、面接本番で初めて対面するよりも緊張はなく、挑むことが出来ました!本当に恩が重なってくる…笑

懇談会が終わると、その日はフリーになったので、ホテルの部屋で荷物整理してから周辺のお店を調べたり、企業について最終チェックをしたり、面接で話すことを復習したりしてました。

晩御飯を食べようとお店を探していると、コロナの影響か開いているお店が少ないように思いました。そして、何故か居酒屋しか開いてませんでした。
なので、とりあえず美味しそうなご飯が食べられそうなお店に入りました。

ここから、ぼくの頭のねじは緩み始めたのです。
居酒屋に入った時点で負け確定でしたね。何を隠そう、遠征先の土地では地酒が有名で、色んなお酒がメニューに並んでいました。
ここは居酒屋。飲まないわけにはいかない。次の瞬間には、焼酎とそれに合いそうなおつまみを頼んでいました。24時間もしないうちに最終面接を迎えるというのに…
さらにその帰り道、コンビニを見つけて入り、朝食を買ったついでに、ポテチとサワーまで買って帰ってました。(完全におかしいですよね笑。旅行か笑)
そして、帰ってからはテレビで映画を見ながら飲んでました(いや、早く寝ろ笑)

それから、風呂に入ったり明日の準備をして、就寝したのが2時前。
にも関わらず、よくホテルのベッドにあるアラームを興味本位で6時にセットすると、何と6時ぴったりに飛び起きれたんです笑。しかも、昨日のお酒は抜けきってたみたいです笑。
最終面接は朝早めとはいえ時間はあったので、優雅に朝風呂に入ってから朝食を食べて最後の追い込みをしました。

そして、最終面接を終えて、ぼくはまっすぐ帰路に着いた。
というわけではなく、帰りの新幹線の時間をかなり後ろにずらして、観光してました笑。駅のロッカーに荷物を預けて着替えてから、観光に繰り出しましたね笑。もし、あなたも就活で遠征する時はオススメですよ!笑

レンタサイクルを使って移動して船に乗って、足湯もグルメも堪能しました笑。下の写真は最終面接終わりに行った足湯です笑。

画像2

面接の出来具合を心配してた親にこの写真を送ると、「あんた何しに行ってんの?」というシンプルな疑問をぶつけられました笑

そして、この破天荒な最終面接から2日後。
その企業から、なんと内定をいただいたんです…!あんなにふざけ散らかしたにも関わらず…!

それから

内定には承諾期間という、内定を「受ける」か「受けない」かを考える期間がある。ぼくの場合は、2か月もあった。(通常は2週間ほどらしいけど)
正直、その場で承諾して就活を終えても良かったけど、せっかく時間があるならその間で色んな企業を見てみたいと思い、この2か月でも就活を続けた。結局、1社最終面接まで行ったけどダメだったので、内定を承諾し、就活を正式に終了することとなった。

この2か月の延長に全く後悔はない。そのおかげで、めちゃくちゃ行きたい企業に挑戦出来たし、結構いいところまで行けた。その企業に挑戦している間は、本気で企業研究もしたし、志望理由書も見直したし、面接のシミュレーションもした。就活を終えた今でもその企業の情報を追っているし、何ならその企業のサービスも話せる自信がある笑
さらに、企業の面接官からありがたいお言葉もいただけることもあったし!

就活全体の感想

本心で言うけど、マジで楽しかった!!
就活するまでは、先輩たちの話やSNSでの発信を見ていると、結構マイナスなイメージがあったけど、いざやってみると結構ゲーム感覚でこなせました!大変なこととか辛かったことも正直あるけど、それらをひっくるめても楽しいと言い切れます!その証拠に、バイト先でも「マジで就活してるの?」って言われたり、新しく入ってきた新人さんに「えっ、就活生?うそでしょ?3年生やと思ってました…!」って言われてました笑

しかも就活をしているうちに、本当に行きたいと思えるような企業に会えたから、ぜひこれから先の人生でそのサービスを使いたいと思います!

あと、コロナの影響が逆に功を奏したのかもしれませんね!
オンラインがメインとなり、移動費等を少なく出来たことと、同じく就活している同期と顔を合わせず自分のペースで進められたからこそ、楽しく出来たと思います!(個人的には同期とそういう話になると、自分と比べて不安になってしまうので…笑)

だから、あなたにも「就活を楽しい!」と思ってほしいので、お節介ながら少しだけコツを書こうと思います!
面接の技術的なコツというより心持ちに近いですが、よかったら参考にしていって下さい!

就活で使えるコツ①「就活はクエストに近い」

就活で行われる選考って「1:志望理由書→2:GD→3:面接」のような感じで段階に分けられています。
この多くの段階をクリアして、内定を勝ち取るのはかなり大変だと思います。(実際大変でした)
だからこそ、この段階をクエストに見立てて、攻略方法を編み出していくと楽しくなると思います!

画像3

例えば、面接で「あっ、これは終わった…」と思った瞬間があったとして、そこで諦めてしまうかと思います。ですが、そこでこう思うと少し変わりませんか?「この文言はダメそうやな。次の面接ではこう言ってみるか」と。
こう考えると、次に向かえそうですよね!もしその面接で予想外に通ったとしても、その次の面接で早速実践出来ますし!

就活で使えるコツ②「就活の先を見据えよう」

就活をしていると、先が見えなくなることもあるかと思います。
中々面接で上手くいかないことや、内定もらえないことが重なったりすると、「こんなんで大丈夫かな?」と心配になるかと思います。

画像4

ですが、こういう時こそ思い出してほしいことがあります。それが、「就活がゴールではない」ということです!
就活はかかっても1年前後です。しかし、そこから働くとなれば、その年数よりもはるかに長い時間になります。たとえ転職したとしても。
だから、その会社で自分が働く姿を想像してみてください!「こういう上司とどんな感じで働くかな?」「この仕事ならどんな感じになるかな?」と想像してみてください!

就活で使えるコツ③「自分に嘘をつかない」

これはとてもシンプルなことかもしれませんが、本当に大事だと思ったので載せました。
これも②に通じますが、やはり働くのは自分自身です。
そんな自分を偽って就活をしていては、演じた自分が行きたい会社に行くことになります。そこは本当の自分と合う会社なのか…?
面接に通りたいという思いから嘘をつく気持ちをグッとこらえて、ありのままの自分で話してみましょう!

画像5

最後に

最近は就職する以外の選択肢も増えて、そっちを取ろうかと悩んでいる人も多いと思います。「好きなことで生きていく」とか「我慢しなくていい人生を」というようなフレーズをよく耳にしますよね。正直ぼくもそういうのに憧れてます笑。
でも、だからといって「就活は良くない」「就活は時代遅れ」と批難だけしてその道から逸れるのは少し違うとも思ってます。会社で働いていても自分の好きなサービスに貢献していたり、誰かのために働いているという実感があると、その道こそが「好きなことで生きていく」に繋がると思います。これから先、新卒一括採用が終わる時が着実に近づいています。副業も認められていっているので、会社に勤めていても自分の好きなことをしながら働ける環境が整いつつあります。なので、就活はして決して損はないと思っています。

とこんな感じで、就活を終えた身として、少し偉そうに語らせていただきましたが、それでもあなたのためになれば幸いです!
もしかしたら、もう少しコツをまとめたnoteを書くかもなので、楽しみにしていてください!

あとがき

自分の就活振り返って思うけど、よくもあんだけふざけてて終われたよな笑

この記事が参加している募集

就活体験記

あなたのサポートがぼくの執筆の力になります!本当にありがとうございます!