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【研究滞在@バンコク24〜29週目】

 前回の投稿から随分と時間が経ってしまいました。研究滞在予定期間の2/3が経過し、バンコクでの生活もそろそろ終わりを告げようとしています。今回はバンコク24週目〜29週目を簡単に振り返っていこうと思います。

*現地調査(第二弾)

 6月〜8月にかけて現地調査をメールベースで行っていました。しかし、回収率があまり芳しくなく、再度郵送式アンケートを実施しました。
 実際に計画を立てて、印刷会社への見積もり、郵送方法の確認や同封物の準備、郵送先の住所等の確認、研究費使用について大学事務との打ち合わせなど、調査のロジを整えて発送するまで約2ヶ月半かかりました。途中、お盆休みや自主休暇、マレーシアでの学会などもあり、100%エフォートを割けないという事情もあると同時に、異国の地でゼロから整えていくことの大変さを見に染みて感じました。
 
 実際に郵送式アンケートの送付後もフォローアップ作業として、タイの大学生とともに、1社ずつ連絡を入れ、再送作業を行ったりして回収率を高める作業をしています。なんとなくうまくいきそうな気がしていますが、未来のことはわからないので、うまくいくように地道に調査を進めています。なかなか先が見えないことをやっている気がしますが、おそらく前に進めているはず。。。

*インタビュー調査

 アンケート調査と並行して、企業様へのインタビュー調査を実施しています。アンケート内容とほとんど変わらないですが、深掘りできる点と今まで気づかなかった意見をいただけたりするので、アンケート解析の際にも非常に役立ちます。
 現在は企業様がメインですが、企業を取り巻くステークホルダーにも徐々にアプローチをしている最中で、年末までになんとか足掛かりを見つけたいと思っています。

*学振発表

 9月末に学振発表がありました。結果は不採用A。3回目のDC挑戦でしたが、失敗しました。ただ、今回は今まで以上に納得して書けた申請書だったので、後悔はないです。実際に、右も左もわからない状態からスタートしたDCでしたが、いろいろな方のアドバイスや場数を踏むことで他の助成金をいただけることにつながったと思っていて、不採用の結果もC→B→Aと一つずつですが上がっていたことはプラス材料として受け止めています。ただ、やはり結果を見たときに、『なんで、こんな一段一段なんだろう』という上村愛子選手の言葉を思い出しました。
 いろいろな方に見ていただいたので、残念な結果をお伝えしなければならないのは申し訳なかったですが、本当に感謝しています。
 

*オンライン学会発表

 10月1日、2日の土日に、環境経済・政策学会でオンライン発表をしました。SPEED Talkセッションということで、10分発表+5分質疑応答という形式でした。
 朝イチかつ時差の問題、そして英語発表ということで、ちゃんと頭が回るか心配でしたが、時間ぴったりに収めることができました。いただいたフィードバックやコメントを論文作成に生かしたりできたので、今後も継続して発表していきたいと思います。
 また、夜にはオンライン交流会が行われ、学会に所属する研究者や同じ博士課程の学生と意見交換をすることができました。本当はオフラインで交流ができれば良いのですが、プラットフォームも使いやすく、案外オンライン交流会もいいなと思えました。

 残りのバンコク滞在もわずかなので、1日1日を無駄にしないようにしつつ、気分転換やリラックスすることを忘れずにいきたいと思います。

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