ある日、成績が優秀な友達がストリートピアノの調律に出かけた。
別の友達がその結果が知りたくて調律後日に試弾しにいった。
調律の様子はあまり優れず調律した本人もその結果にはショックを隠しきれなかったようだ。

その件を省みて自分も少し考えた。
確かに調律がきちんとなされているストリートピアノは少ないし調整も満足にされているピアノは少ないだろう。
まず外気に晒されている時点で1時間後には調律も整調も変わっているだろう。
なのでストリートピアノで万全な状態を維持することは、どこかで割り切ったほうがいいのだと気づくことができる。

ここからは個人的な推測になってしまうが、やはりストリートピアノの役割は一般の人にもピアノを触れてもらう機会を増やすに尽きると思う。
ピアノ経験者が弾いているところに遭遇すると立ち止まって聞いている人も少なくない。
感動するものに出会うと自分でもやってみたいといった感情が湧き出ることもあり、そうやってピアノを演奏する人口はじわじわ増えていくのだと思う。
ピアノに触れる聴く時間が多くなればピアノに感動してもらえる機会も増えるので、ストリートピアノはとてもいい試みだと思っている。

挨拶が遅れてしまい申し訳ありません。調律師の卵です。
最近は羊と鋼の森を読み始めました。
普段は本を読まない人間なので、久々の読書をして常体がマイブームになっている所存です笑

細々とやっていくので、これからもよろしくお願いします。