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【ネタバレあり】ミリアニの感想を思うままに書いただけの駄文

ミリオンライブのアニメの先行上映が始まりましたね。私個人の感想としては最高の一言に尽きるのですが、『じゃあ何が最高だったのか』というお話を書こうと思います。
当然ネタバレアリです。
あと時系列順に感想を垂れ流すだけなので、非常に読みにくいし非常に長いです。まとめてる時間ないのよ。
それでも問題ないという方のみお読みください。


1.未来ちゃと静香がひたすら可愛い第1話

実のところ、3Dと聞いて最初はかなり不安になってました。3Dアニメで可愛いって思えるものがなかなか無かったので……

まあ完全に杞憂でしたけどね!

部活やおじいさんおばあさんの卓球の助っ人をしている未来ちゃがまあ可愛いのなんの。アイドルになる前の未来ちゃってあまり語られていないところだったので、そこの補完ができたのは嬉しかったですね。はー、未来ちゃ可愛い。チケットあげたい。

静香との出会いも、なんか凄くスッと入る出会いでした。いつもならそんなミスしなさそうなのに、緊張とか不安とかで間違った席番に座っちゃってる静香。ライブあるあるですし、そこから一気に距離を詰めてくるのも未来ちゃらしいなと。

ライブ終了後は同じように放心する未来ちゃと静香。凄かったよね、感動したよね。アイドルの在り方に心の底から魅了されて放心する2人が、なんかもう愛おしくてたまらなかったです。というか『ToP!!!!!!!!!!!!!』は反則やろがい!!!!あのタイミングで流されると、歌詞がASからミリオンスターズへ繋ぐための歌のように聞こえてくるから不思議です。

そして公園で夢を語る2人。ゲッサンの未来ちゃと静香の再構成とも言うべきこのシーンも凄くグッと来ました。アイドルを目指すことの辛さや父親との確執で思い悩む静香を、真っ直ぐに引っ張る未来ちゃ。アイドルのことが全くわからなかった未来ちゃにとっても、怖くて一歩を踏み出せずにいた静香にとっても、この出会いがお互いに救いになって、今後のアイドル活動の支えになるんだろうなぁと思うと胸が熱くなります。

静香のToP!!!!!!!!!!!!!のアカペラも最高でしたね。この時の静香からしたら、ToP!!!!!!!!!!!!!の歌詞は色々と思うところがあったんだろうなぁ……そして静香のアカペラの続きを『We Can Do It Now』と歌う未来ちゃ。開幕の歌い出しなので本当なら『I Can Do It Now』なんですが、未来ちゃは自分だけじゃなくて静香もできるという意味で『We Can Do It Now』と歌ったんでしょうか。まあ多分『We Can Do It Now』が1番印象に残ったというだけなんでしょうけど、それはそれで未来ちゃの人柄が現れてて好き。

ところで、静香の『未来ちゃん』呼びにグッと来てしまったのは私だけでしょうか。この時だけの微妙な距離感、なんか凄く好きです。

一方、合間合間に登場してた翼、その小悪魔っぷりでプロデューサーを翻弄しつつ、アイドルとしての才能を見せつけるあたりはさすが黄色の系譜。あの小悪魔っぷり、アニメで動くと破壊力が何倍にも跳ね上がりますね……危うく甘やかしそうになっちまったぜ……実は翼については個人的に嬉しいポイントがたくさんあったんですが、それは後述。

2.静香はアイドルになれるに決まってんだろうが!!!!な第2話

未来ちゃと静香がオーディションに向けて特訓するシーンからスタート。もうこの時からすでに未来ちゃの保護者と言わんばかりの空気が出ているのが微笑ましくて、ずっとニコニコしながら見ていた気がします。静香、めっちゃ面倒見良いよね。あんな人通りの多いところで練習するのも度胸があるなぁと思いつつも、少しずつ周囲の目を集めているシーンが絶妙だと感じました。この子達の才能の片鱗が見えて、なんか嬉しくなるんですよね。

そしてオーディション当日、ついに未来と静香、翼が出会うわけですが、静香が翼との差を感じて気落ちするシーンで心がザワザワし始めました。あ、これ多分静香が辛い目に遭う、と。そして案の定、オーディション本番でどんどん追い詰められていく静香。ここが第一幕で1番泣いたシーンです。どうしても上手くできなくて、『やっぱり私はアイドルになれないのかな』という不安でどんどん表情が歪んでいく静香。多分あそこで『静香はアイドルになれるに決まってるだろうが!!!!』と心で叫んだPは私だけではないと信じたい。担当だろうがそうでなかろうが、ミリオンのPなら静香がこの時点でもたくさん努力を重ねてきたのは知ってるはずだし、ご新規さんもここまでの流れで静香がずっと頑張ってきたことは察してもらえると思います。そんな子があんなに追い詰められていて、助けたい、応援したいと思うのは自然なことだと思うんです。

そして、そんな静香を助けたのはやっぱり未来ちゃで。ライブ前に『もう静香ちゃんのファン』だと伝えた未来ちゃの言葉と、未来ちゃと翼が背中を押してくれたことで気持ちが蘇る静香。掠れるような歌声がだんだん生気を取り戻して、最後にはどこまでも響くような真っ直ぐな歌声を響かせる静香の姿を見て、もうボロボロ泣いていました。あの静香の歌い方を演じた田所あずささんにも感謝と尊敬の念でいっぱいです。

未来ちゃがもう静香のファンだと伝えたところ、ゲッサンで春香が言っていた『1人でもファンがいればその時点でアイドル』という話を思い出しました。そのファンの応援が静香を奮い立たせたんですね……2人の関係があまりにも尊くて消滅しそうです。そして最初のファンがプロデューサーではなく未来ちゃだというのも、今後の展開に影響しそうだなぁと感じています。

そして最後の原っぱライブの件。これを見て『てづくりのぶどーかん』を連想しちゃいましたよね。『あ、そこからやるの!?』と。最後の最後で凄いもの持ってきたな!?となったところで第3話へ。

3.アニメの恩恵を最大限に受けたアイドル達が愛おしい第3話

でまあ劇場はもう建設が進んでいて、すぐ近くにあったというオチではありました。そしてここからはすでにオーディションを合格していたり、スカウトされたりした子達との出会い。ここで私は思い出したんです。もうすっかり慣れてしまいましたが、ミリオンの子達はどこかぶっ飛んだ子ばかりだと。建設中の劇場前で現代アートを作り始めたり、お馬さんに乗ってハイホーと登場するお姫様だったり、室内でキャッチボールをしてる子達だったり、自分のグッズを自ら作って大量の段ボールをこさえちゃったり。そんな子達を静香が真面目に受け止めようとする姿がなんだか可愛いと感じていました。そのうちあなたもツッコまれる側になるのよ。うどん的な意味で。

ところで、このアニメ化において1番恩恵を受けているのは茜ちゃんではないかと感じています。小笠原早紀さんの可愛らしいお声と演技もあって、すでに十分ウザ可愛く、けれど実はすごく気遣いができる良い子ということが周知されている茜ちゃんですが、アニメで縦横無尽に動き回る様子から、ウザ可愛いという要素が何十倍にも増幅されている気がします。最近、『実は良い子』の要素がピックアップされがちな気がしていたので、アニメでウザ可愛い成分を大量に摂取できて大変ご満悦でした。

そしてもう1人、百合子が先輩として空回り……じゃなくて奮闘する様子がめっちゃ可愛い。良いところを見せようとするも、翼の天才ぶりに唖然として、未来ちゃと静香も思っていた以上に動けることに驚いて、それでもなんとか先輩のメンツを保とうと頑張る百合子の姿をニコニコしながら見守っていました。そしてその後のレッスンもバッチリ参加することになって青ざめる百合子。良いぞ良いぞ、それでこそ百合子だぞ。でもちゃんと先輩の意地は通したし、その後の屋上のシーンは百合子なりのアイドル像とそれを目指して頑張っていることが伝わってきたし、そこから未来ちゃとお互いに呼び捨てにしようというシーンがエモエモのエモだったし、やはり決めるところは決めますね、百合子さん。

第3話は各アイドルの個性がよく見える回でした。出番の多い少ないはあったものの、どの子も決して目立たないということはなくて、出番さえ回ってくれば3話のようにしっかり深掘りしてくれそうという期待が持てました。1クールで39人をピックアップできるのかという不安もありましたが、第一幕を見る限りは大丈夫そうです。

4.もしかして『てづくりのぶどーかん』ですか!?な第4話

第3話のラストで未来ちゃが思いついた『原っぱライブ』、今度こそ『てづくりのぶどーかん』の再構成だこれ!?となってテンション爆上がりな私。ミリシタからのPではありますが、お話はたくさん聞いていますし、自分でも調べたので、当時やっていた人たちほどでなくても、やはりテンションは上がります。しかし原っぱライブという企画自体はかなり無茶なもの。アイドル達の考えがぶつかり合った結果、不穏な空気に。

ここで目立っていたのがやはり桃子先輩。当時はまだみんなとそれほど仲良くないからか、正論ながらもいつもより当たりが強い様子に違和感を感じてしまいました。当時はこうだったけど、ミリシタではもうすっかり『家族』だしね……

そんな不穏な空気の中で動いた子もいました。まずは奈緒。辛辣な桃子先輩の意見に対して、その意見を否定するわけではなく自分の意見を伝えるという姿勢に、奈緒の優しさや性格が表れていた気がします。

そして瑞希。感情に乏しいように見えて実は人一倍熱い子である瑞希が、桃子先輩を放っておけるはずもなく。『手品は失敗したけど笑わせることができた』と、原っぱライブへの可能性を示すこのシーンは本当に最高だったと思います。

そして未来ちゃとプロデューサーとの会話で、こっそり放送用のマイクをONにする翼。翼が周りをよく見た上での気遣いができる子だと描いてくれていることが本当に嬉しいんです。小悪魔系でちょっとわがままなこと見られがちですが、会ったばかりでたまたま組むことになった静香の苦しみを見抜いて背中を押してくれるし、未来に対して『言いたいことがあるなら言っちゃった方がいいよ』と未来ちゃを気遣う優しさも見せるしで、翼の良さが凄く丁寧に描かれていることがめっちゃ嬉しかったんです。個人的な印象なんですが、翼はご新規さんには凄く誤解されやすい子だと思うので、そこを丁寧に良い子だとわかるように書いてくれたことが本当に嬉しかったんです。

最後には原っぱライブをやる方向でまとまるみんな。今回は出番が少なめな子も、原っぱライブではたくさん出番がある、そう期待させてくれる終わり方でした。きっと『てづくりのぶどーかん』に合わせた作りをするであろう原っぱライブ、どんなものになるのか凄く楽しみです。

5.ところで紬と歌織さん、どこ行った?

第2話のオーディションが始まったあたりで『あれ?』とは思ったんですよ。あのタイミングで出てこないとなるといつ出るんだ?って。でも原っぱライブが『てづくりのぶどーかん』のモチーフだと気が付いてからは逆に『原っぱライブが始まるまでは出てこないな、これ』とも思いました。というのも、これは『グリマスのことも忘れていない』というメッセージなんだなと気づいたからです。

ミリシタはグリマスまでの流れから切り離されて、39人で1からのスタートとなっていました。ミリシタもミリオンライブには違いないですが、グリマスの歴史を引き継いだわけではないので、やはりどこか違うと感じていた先輩Pさんもいたと思うんです。今回の原っぱライブは、そんな風にグリマスを大事にしてきたPへのメッセージだと感じたんです。それであれば、原っぱライブは37人でやるのが当然だと。

じゃあ紬と歌織さんはどうやって登場するのかというと、4thの関係者席でライブを見ていた南早紀さんと香里有佐さんをモチーフとした流れになるんじゃないかと踏んでいます。当時、37人の輝かしいステージを見て、あの輪に入れるんだろうかという不安を抱きつつも、なんとか仲間になれるように頑張ろうと奮闘していたお二人。その流れを紬と歌織さんでやるんじゃないかと思うんです。グリマスの流れを踏襲しつつ、ミリシタに新しいアイドルが追加されるという新しい風も取り込む構成をアニメスタッフの皆さんは企んでいるのではないかと。これを完璧にやり切ったら、本当に凄いことだと思うんです。それを期待できるほどに第一幕は最高の出来でした。

まあそんなわけで、紬と歌織さんは第二幕で遅れた分の優遇を受けた登場をする気がします。さらに言えば、紬と歌織さんの出番がまだだったにも関わらずここまでハマれた辺りに、ミリアニのクオリティの高さを実感しました。だから、紬と歌織さんの出番がなかったことに対して寂しさは感じましたが、不安などは感じていません。むしろどんな登場をするのか楽しみですらあります。いやー楽しみだなぁ!!!!(圧

6.最後に

ダラダラと書き綴りましたが、こんな長文を書いてしまうほどに見どころ満載のアニメでした。1クールしかやらないことや3Dという不安はあったものの、少なくとも第一幕の時点では全て杞憂でした。本当によくぞここまで満足感の高いアニメを作ってくださったと、スタッフのみなさんへの感謝の念でいっぱいです。

この駄文を読んでくれた物好きな方はすでに視聴済みな方ばかりだと思いますが、万が一未視聴でこれを読んじゃった方、今すぐ映画館へ行って見てきてください。私の感想程度ではあのアニメの素晴らしさは1割も表現できていないので、ぜひ現地で体感して来てください。

以上です。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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