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ミリアニの紬が想像の100万倍可愛くてかっこよかったというお話

ミリアニ第3幕で情緒という情緒をぶっ壊されて、映画館で鳴き声を抑えるのに必死だったPがいるらしい。両隣のPさん、ホントごめんなさい……

というわけで、ミリオンライブのアニメは、紬Pとしては文句のつけようがありませんでした。ミリオンライブそのものが好きなPとしては言いたいことがありますが、それについてはパンフレットで綿田慎也監督が明言してくれてますし、それを読んだ上で私が言えるのは一言だけです。

第2期はよ。

そんなわけで私は紬Pとしての感想を書き殴ろうと思います。例によってネタバレ満載です。特に第3幕未視聴の紬Pは絶対に読まないでください。第3幕を見る前にネタバレしちゃったら、絶対に後悔します。


1.第1幕で出番がなかった事について

これについては前回の記事でも書きましたが、第4話で話題になった『原っぱライブ』がグリマスの象徴ともいえる『てづくりのぶどーかん』をモチーフとしたものと気づいた瞬間に納得しました。
今にして思えば、『グリマスの亡霊』とまで呼ばれている綿田監督がこの流れをやらないはずがないですし、紬と歌織さんが加入シーンを、4thライブを関係者席で見ていた南早紀さんと香里有佐さんのエピソードをモチーフにした展開でしっかりと魅せてくれたので、むしろ文句なしです。2人が途中から追加したアイドルという要素を活かしてくれたことに感謝すらしています。

ただ、アニメの出来と関係ない所で一つだけ言わせてもらえるならば。
宣伝協力プロデューサープラン参加権を買ったの、南さんと紬と同じエンドロールに名前を載るからというのも理由の1つだったので、紬の出番がない回で私の名前が載っちゃって、夢が破れたことだけが辛かったです……
これは私の運が悪いだけなんですけどね……

2.第2幕でとんでもない可愛さを見せた紬

第1幕で出番がないのは納得したとはいえ、それでも寂しかったことは事実。第2幕の配信開始は本当に待ち遠しかったです。待ち遠しすぎて期待のハードルが上がり過ぎてないか心配でしたが、まあそんな心配は杞憂でした。

想像の100万倍、紬が可愛かったんです。

まず、第5話で動いている紬を見てしまった時点でちょっと泣いてしまいました。
ああ、担当が動いてる……喋ってる……南さんの声ってやっぱりいいなぁ……
そんな戯言を考えつつも、すぐにあることに気付きます。

……あれ?紬ってこんなに可愛かったっけ?

いや、可愛いのは重々承知です。最初から紬は可愛いもいけるキャラです。ただ、それにしても可愛すぎる気がする。漠然とそんな風に感じていました。初回視聴当時はその原因がわからなかったのですが、2回目以降の視聴や第1幕を思い出しながら考えていたら、ようやく気付いたんです。紬の表情の変化が多彩なことに。

ミリシタの紬の3Dモデルは、クールでおしとやかな雰囲気が強く、基本的な喜怒哀楽以外では、固有の感情の動きを表す表情がありません。SSRのイラストで大きな表情の動きを見せていますし、コミュやカードテキストで感情豊かな子だというのはわかっていましたが、3Dモデルではそれをそこまで表現できていないと感じていました。
そしてミリアニの紬は、ミリシタよりたれ目気味なのを基本として、とにかく喜怒哀楽の表情の変化が大きかったんです。第5話ではたこ焼きを頬張る紬以外は穏やかな印象でしたが、第6話では一気に喜怒哀楽の振れ幅が大きくなります。

・駅の出口がわからなくて不安そうにしている紬が可愛い
・未来ちゃを見つけて安心する紬が可愛い
・Pがメッセージを見ていない事に対して怒りだす紬が可愛い。
・Pとのやりとりが終わった後にむくれてる紬が可愛い。
・初めてのレッスンで必死に頑張る紬が可愛い。
・東京の家がない事に気付いて、だんだん絶望していく紬が可愛い。
・おめめをぐるぐるしちゃってる紬が可愛い。←特に可愛いポイント
・春日家に招かれて、緊張しつつも丁寧な挨拶をする紬が可愛い。
・春日家のごはんの美味しさに感動する紬が可愛い。
・美人と言われて照れる紬が可愛い。
・未来ちゃとお母さんとのやりとりを優しく見守る紬が可愛い。
・独りぼっちの寂しさを実感する紬を守りたい……そして可愛い。
・未来ちゃに三つ指で丁寧に挨拶する紬が可愛い。
・記者会見で1人だけ明らかに緊張が隠せてない紬が可愛い。

第2幕だけでも、パッとこれだけ思い浮かびます。そして、どのシーンでもコロコロと表情が変わっていくのが本当に可愛いんです。これは前回の記事でも書いた、3Dアニメの恩恵だと思います。紬に限らず、どのアイドルも表情の変化がとてもリアルで、より強く感情が伝わってくるんです。ミリシタはソーシャルゲームなので3Dモデルの表情パターンも制限されているのだと思いますが、資金さえあればそんな縛りがない3Dアニメでは、こんなにも表情からキャラクターの感情が伝わってくるんですね……最初に3Dアニメで不安になってしまった自分の無知さを恥じ入るばかりです。

というわけで紬が何故可愛く感じたかという考察はこんな感じです。他にも紬関連で気づいたところは、未来ちゃが紬を春日家に連れ込む流れは、まだミリオンに入ったばかりの南早紀さんを、山崎はるかさんが家に連れ込んだエピソードを参考にしたのかなーとか、春日家の食卓に唐揚げが並んでいたとか、そういうところでしょうか。綿田監督、こういう中の人のネタも拾ってくるあたり、本当にミリオンライブそのものが好きなんですね……

3.第3幕で更なる可愛さを見せたと思ったら、原点を思い出させてくれた紬

つい先日、情緒という情緒をぶっ壊してくれた第3幕での紬はどうだったか。結論から言えば、『最高更新』の一言でした。
第9話からの紬は、Team8thとしてのデビューやこけら落とし公演に対して緊張していることが強く強調されていました。さらにASの北海道公演のバックダンサーに任命されて、その実力差を目の当たりにしてさらに落ち込む紬。その場は伊織と真、雪歩のおかげで立ち直り、見事バックダンサーを務めあげましたが、やはり自分が主役として舞台に立つのは別問題のようで。こけら落とし公演のことを考えすぎて再びおめめをぐるぐるさせたり(可愛い)、出番直前に緊張がピークになって今にも押しつぶされそうな表情を見せていました。
このシーン付近の私、紬のことがめちゃくちゃ心配になってました。まさか監督、MEG@TON VOICE夜の部での南さんの失敗をそのまま紬で表現しようとしてないかと、そう思っていたんです。しかし、紬の出番の前にプラグから火花が散るシーンが流れて、どうも紬の出番より前にトラブルが起きそうな予感。そして始まったのがSentimental Venus。しかもメンバーが杏奈、風花、奈緒という、どう考えても2ndのアレを再現しようとしているメンバーじゃないですか。始まった瞬間の映画館の空気、凄かったです。明らかに空気が変わって、映画館全体に緊張が走っていました。
そして案の定曲が止まり、2ndの再現でなんとかその場は持ちこたえたものの、機材が直らず緊張が走る舞台袖。ここからの紬が本当に凄かった。周りが大慌てで機材トラブルを解決しようとする中、せりの上で静かにスタンバイする紬。そして機材トラブルが解決した直後、

『うちが、繋がんと』

そう呟いてステージに上がる紬。そして始まる『瑠璃色金魚と花菖蒲』。もうこの時点でダメでした。感情が決壊して泣き声を抑えるので必死でした。

これはまさに、『MEG@TON VOICE』夜の部でトラブルから立て直し、圧倒的なパフォーマンスを魅せてくれた南早紀さんを彷彿とさせる流れだったんです。

ミリアニから入った方に簡単に説明すると、2017年9月17日、『MEG@TON VOICE』というミリシタ配信開始後の最初のライブで、初めて『瑠璃色金魚と花菖蒲』の生歌唱が披露されました。声優としても、白石紬役としても初めて人前で歌う事となった南早紀さんは、昼の部では完璧に歌い切ったものの、夜の部の開幕で歌詞が飛んでしまい、一瞬動きが止まってしまいました。しかし、すぐに気持ちを立て直して歌に戻り、それからは昼の部以上に感情のこもったパフォーマンスを見せてくれて、当時参加していたPの度肝を抜きました。あの時の南さんは本当に凄かったです。歌詞が飛んだ分を取り戻そうとするかのような鬼気迫る必死な雰囲気に、どこまでもまっすぐ伸びていきそうな、力強くも凛とした歌声。それらがあまりに圧倒的すぎて、1番が終わるころには歌詞が飛んだ事なんて完全に忘れて、ただただ南さんのパフォーマンスに魅入られてしまいました。

そしてミリアニの紬も、流れは違えど、あの時の南さんと同じように機材トラブルで途切れそうな雰囲気を繋ぎ直すべく、覚悟を決めてステージに立ちました。『原っぱライブ』を見て以来、『自分に何ができるか』と悩み続けていた紬が、『繋ぐ』という一点に絞られた瞬間に覚醒して圧倒的なパフォーマンスを見せてくれたんです。担当Pとして、こんなに嬉しいことはありませんでした。
アニメとしての表現も素晴らしかったですね。宙を舞う瑠璃色金魚と踊るように歌う紬は本当にかっこよかったですし、そのパフォーマンスに圧倒される観客、『見直した』と言わんばかりの不敵な表情を見せるジュリア。シアター全体が紬のパフォーマンスに支配されていることが伝わってきて、

『これが俺の自慢の担当、白石紬だ!!』

そんな風に叫びだしたくなる衝動に駆られました。応援上映だったら叫んでたかもしれません。いつか歌をテーマにしてジュリアと組んでほしいなぁと、そんなことも思いました。

そして、最後に登場するのはTeam8th。そうです、紬の出番はまだ終わってないんです。こんなに幸せで良いのかと思いつつも、ついに披露された『REFRAIN REL@TION』。歌詞がミリアニそのものを書いているかのようで、またしてもボロボロ泣いていました。開幕の『ずっと待っていたような気持ちなんだ』という歌詞、夢が見つからない未来ちゃの事を指していると思うのですが、未来ちゃ、静香、翼、紬、歌織さんの5人ユニットをミリシタ開始当初から待っていた私にとってもぶっ刺さる歌詞でした。本当に、夢を見ているような気持ちで聴いていました。

4.最後に

冒頭にも書きましたが、紬Pとしては文句なしです。よくぞ紬の魅力をここまで的確に引き出してくれたと、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に強いて言うなら、『瑠璃色金魚と花菖蒲』の落ちサビとラスサビは入れてほしかったのですが、それはAct-3で南早紀さんが聞かせてくれると信じています。それも、私の想像もつかない進化を遂げた『瑠璃色金魚と花菖蒲』を見せてくれると、南早紀さんならそれが絶対に出来ると信じています。本人に言うとプレッシャーになりそうなので、ここでこっそり書いておきます、はい。

そして、10/8(日)の舞台挨拶で、南早紀さんがどんなお話を聞かせてくれるかも本当に楽しみです。ずっとネタバレできる環境で語りたいとおっしゃっていたので、きっと熱い語りを聞かせてくれると思います。それを楽しみにしつつ、この記事を終わりにしたいと思います。

以上です。ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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