本間広大(ドキドキぼーいず)――ブルーエゴナク 『ふくしゅうげき』応援コメント②

穴迫君こと、しんちゃんは、数少ない1990年代生まれのタメの演劇ライバルだ。
だから彼が活躍する度に、嫉妬する。僕だって負けてられない、と。

京都で「ふくしゅうげき」を観た時も嫉妬した。九州の人間が、京都で俺より面白い作品つくらないでおくれよ。
人間のことをよく見ている人だな、ふざけながら風刺のきいた演出だな、なんだか心の隙間に入り込んでくる演劇だな、そう思った。
普段、皆をただ笑かしてくるしんちゃんからは想像も出来ない、悪魔みたいな、いや、小悪魔みたいな演劇だった、よく覚えている。

平成も間も無く終わる。平成生まれの彼が、平成最後の年に、すんごい爪痕を残す演劇を東京で上演することを想像すると、やっぱり嫉妬する……けど同時に本当は嬉しい。この人面白いやんって、思わされてるんだなぁ。がんばれ、しんちゃん。

本間広大(ドキドキぼーいず

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