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WISHING 03/22/24 麻疹流行を本気で封じ込めたいのなら、関空、羽田、成田でのワクチン無料接種をお勧めします。

米国では2023年中に58人の麻疹感染者が出たが、米国疾病予防管理センター(CDC)は、3月中旬までにすでに58人の感染者が出たと報告した。そのうち54人、つまり93%は海外渡航(オーストリア、フィリピン、ルーマニア、イギリスなど)によるものであり、予防接種を受けていない人が海外に渡航し、発症して米国に帰国した場合に感染している (1222)。

CDCは、「渡航先にかかわらず、海外へ渡航する米国居住者は全員、MMR(麻疹、おたふくかぜ、風疹)の予防接種を受けるべきである。」と健康勧告を発表した (1223)(1224)。

日本でも感染者の91%が20歳以上の成人、特に20歳代が73%を占めており、11件中6件が渡航後輸入例(アラブ首長国連邦、トルコ、タイ)となっている (1225)。

わずか1週間で1例から8例へという増加ペースを見れば、それがどれぐらい切迫したものか理解できない人々に対して「小児への定期接種を優先する」などと呑気なことを言っている場合ではない。実効性のある策を急がなければならない。2020年1月18日からの1ヶ月間でコロナウイルスがどれだけ拡散していたのか、何も学ばなかったのだろうか?感染拡大を最も効率的に封じ込めるための第一は、ウイルスの主な玄関口になっている関空、羽田、成田の主要空港で、渡航直前の無料ワクチン接種、または特例措置を講じた義務接種を積極的に行うことではないだろうか?

(1222)

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https://www.niid.go.jp/niid//images/idsc/disease/measles/2024pdf/meas24-10.pdf


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