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e発明塾通信 vol.582(1)(2019年2月27日号)エッジ情報「解読」のポイント ~ 課題解決/正しい問い/発明の理想状態、他


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・・・ e発明塾通信 vol.582(1)(2019年2月27日号)

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おはようございます、「発明塾」塾長の楠浦です。

さて今回も、発明塾、および、企業内発明塾で、よくお話をしていることを一つ取りあげ紹介いたします。


発明塾、および、企業内発明塾では、エッジ情報を見つけた際、単にその情報を共有するだけでなく、

「その情報(以降 B)の、前に見た情報(以降 A)」

「A を見て、どのような仮説を立てたか」

についても、共有し、討議します。

これは、私の哲学であり、発明塾の哲学でもある

「答えよりも、プロセスを重視する」

という考えによるものです。

「より良い答えが出るプロセスを解明し、その再現性を高めていく」

ことで、発明塾は日々進化してきたからです。


先日の学生さん向け発明塾で、エッジ情報の

「読み解き方」

について、いくつかの視点を紹介しました。

また、偶然ですが、先週行ったいくつかの企業内セミナーでも、やはり

「特許情報の読み方」

についてご質問があり、同じように、特許情報を読む視点を、いくつか紹介しました。


例えば特許を読む場合、最初の一歩は

「課題-解決」

構造で、書かれている発明を読み解く、ということです。よく勘違いされるのですが

「要約に書かれている、課題と解決を読む」

ということではありません。

請求項と明細書を照らし合わせながら

「どのような課題を、どのような技術(の組み合わせ)で解決しようとしているのか」

を解明する、ということです。

請求項が複数ある場合、発明は一つではありません。ある発明の中に、さらに小さな発明が、いくつも入っている状態になっています。

それらを、一つ一つ読み解いていきます。

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