e発明塾通信 vol.597 (1)(2019年4月10日号)「エッジ情報」を効率よく読む方法 ~ エッジ特許は「出すつもり」で読む
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・・・ e発明塾通信 vol.597 (1)(2019年4月10日号)
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おはようございます、「発明塾」塾長の楠浦です。
さて今回も、発明塾、および、企業内発明塾で、よくお話をしていることを一つ取りあげ紹介いたします。
今回は、vol.596で取り上げた特許について
「読み方」(私がどう読んだか)
を、少しご紹介します。
配信メールはできるだけ、配信前に、ランダムに選んだ知人に一旦読んでもらうことにしています。
月曜日配信の特許についても、ある人に送ってコメントを貰いました。
その際
「この特許のどこに目をつけて、どう読んだのですか?」
という質問があり、やりとりをしました。
今回はそのやり取りで伝えたことを、紙上講義風にアレンジして紹介します。
月曜日にとりあげた特許は、以下でした。
(Signal processor for a hearing device and method for operating a hearing device)
https://patents.google.com/patent/US9445203B2
ノイズをキャンセルして、人の声だけを際立たせる
「脳が疲れない補聴器」
の発明でした。
企業内発明塾で、エッジ情報探索や発明討議をしている際、よく出る質問(意見?)に例えば、以下の2つがあります。
「どうやってそんな情報見つけたんですか?」
「(米国)特許読むの、めちゃめちゃ早くないですか?」
特に後者については、
「どこ読んでるんですか?」
「全部は読んでないですよね?」
「TOEIC何点ですか?(笑」
と、いろいろ突っ込んで聞かれます。
(TOEICは頑張って勉強して780点ですので、英語で仕事はできませんね 笑)
読み方は状況次第なので、その時の状況を引き合いに出して
「こういう場合には、ここをこう読むんですよ」
という解説を交えながら、討議を進めていきます。
だいたい皆さん、私と数時間作業をすれば、それなりに読めるようになります。
例えば今回、私が気になったのは、
「要するに、この装置って、いままでと何が違うんかな」(発明の本質)
です。
その場合、
「請求項」
を読みます。
請求項を、1からずっと読んでいくのですが、今回でいうと
「請求項5」
で、
「?」
になるはずです。
ここで突然
「environment analyser」
という、
「具体的な」
要素(構成要素)の名称が、いきなり出てくるからです。
そこまでは、
「processor」
のような、曖昧な表記でしたが、いきなり、専門用語っぽい具体的名称が出てきています。
要するに
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