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海外からも愛されるインスタグラマー「柴犬だいふく」。その暮らしとは? #いい部屋ペット

Instagramのフォロワーが40万人を超えるアイドル犬、「柴犬だいふく」。

その人気は日本にとどまらず、海外からも「かわいい」「癒される」とコメントが届き、毎日1万を超える「いいね!」がつくほど。昨年には「ニコニコ生放送」で『柴犬だいふくのワン!サイド・ラブ』が放送されました。

多くの人をとりこにするだいふくの魅力とは? 飼い主の後藤さん夫妻にだいふくとの出会いやSNSで映える写真の撮り方、室内暮らしの工夫などを聞いてきました!

柴犬好きの夫婦がだいふくと出会った日

だいふくとの出会いは今から6年前。飼い主の後藤さんは二人とも子どもの頃から柴犬や柴犬系雑種と暮らしてきた。そっけないように見えて愛嬌のあるところに惹かれ、夫婦で「いつか柴犬を迎えたい」と思っていたそう。

「結婚してしばらくして、小学4年生の頃から実家で飼っていた柴犬が15歳で亡くなってしまったんです。離れて暮らしていたとはいっても悲しくて、自分にとって犬の存在がとても大きかったんだなと思いました」(奥様)

当時は出かけたついでにペットショップへ立ち寄り、犬を見ては癒される日々を送っていた。やがて悲しみが落ち着き、ご主人と柴犬を迎える相談を始めた。夫婦そろってペットショップで「柴チェック」の最中に出会ったのが、生後2カ月の子犬だ。

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「目がぱっちりしていて信じられないくらいかわいい子犬でした! スタッフさんに『抱っこしますか?』と誘われましたが、抱っこしたら終わりだと思って断ったくらい。自分たちで犬の世話をするために勉強しているときで、まだ早いと思ったんですよね。でもついつい抱っこしちゃって、迎えることになりました(笑)。今日からこの子との暮らしが始まるんだと思って、すごくワクワクしたことを覚えています」(奥様)

夫妻でカフェに移って相談しては子犬の前に戻り、何往復も繰り返し、3時間後に決断。その決断が正しかったことは、「だいふく」と命名された柴犬の笑顔が伝えてくれる。

だいふくはおとぼけキャラの三枚目

こうして後藤家のアイドル犬になっただいふく。夫婦は犬の飼い主としてベテランのはずだが、柴犬を室内で飼うのは初めてのこと。憧れの室内暮らしにだいふくは……?

「主人の新品の携帯ゲーム機をかじってボタンを取ってしまったり、意外といたずらっ子でした(笑)。だいふくとソファで一緒にテレビを見たりベッドで並んで寝たりするのが憧れだったんですけど、気づくといなくなっていますね。おやつで誘導しても食べ終わったら消えるので、主人はガッカリしていました。今ではこのそっけなさがたまりません!」(奥様)

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成長にともなって柴犬ならではの気性に加え、だいふくらしい個性も出てきたという。

「お顔は整っていると思うんですけど、おとぼけなところがあるんです。お客さんを歓迎するときの表情とか、足がちょっと短くて走るのが遅いところとか。だいふくはかっこよくきめているつもりかもしれませんが、二枚目になりきれない三枚目キャラ。“ちょいダサ”なところも魅力ですよ」(奥様)

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頑固でそっけないところもあるが、穏やかでフレンドリーに育っているだいふく。これも家族でしつけ教室に通ったおかげ。柴犬は触られたり抱っこされたりするのが苦手な傾向があるため、早めにトレーニングしておいたのが功を奏したようだ。

SNSをスタート!バズる写真や動画は?

だいふくが1歳になった頃、「犬友達が増えたらいいな」と軽い気軽な気持ちでInstagramにだいふくの写真を投稿したところ、日に日にフォロワーが増えて今では40万人以上! 毎日1万以上も「いいね!」がつく秘密は?

「気軽な気持ちでSNSを始めたんですが、たくさんの人に見ていただけることになってびっくりしています。特に人気があるのは、飛行機みたいな耳になったり、ソファにひじをのせていたりする日常の瞬間ですね。旅行先で気合を入れて撮った写真よりも、何気なく撮ったほうが人気です」(奥様)

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「柴犬はかっこいい番犬のイメージがあると思いますが、そういうキリッとした表情よりも、言葉が悪いけど、ちょっとだらしない油断している姿に萌える方が多いのではないでしょうか。クスッと笑えるところもかわいさの秘密かもしれませんね」(ご主人)

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そんなだいふくの瞬間をカメラに収めるコツは、連写で撮ってからおもしろい表情を選ぶこと。目線やポーズを犬任せにするのもポイントだそう。「意気込むと表情があんまり良くない(笑)」とご主人。

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海外からも「だいふくを見ると元気になる」とコメントをもらうことも多く、ご主人と奥様は「これからもだいふくの笑顔で元気のおすそわけをできたらと思います」と感謝している。

後藤家のアイドル犬からSNSでの人気を受けて写真集やカレンダーも発売。「ふわもこ男子」としてテレビやYouTubeで笑顔を振りまいている。

ペットとの暮らしは衛生面の対策で快適に!

後藤家は今までに住まいを3回変えている。引っ越すときはだいふくが愛用しているサークルやクレート、ソファも一緒だ。引っ越しサービスのスタッフに「犬の荷物がこんなにあるんですか!?」と驚かれたとか。だいふくとの暮らしの工夫も聞いておこう。

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「子犬の頃はいたずらっ子だったので、『かじるなら家じゃなくて家具にしてくれ〜!』と思っていました(笑)。敷金を多めに払っているとはいえ、退去するときを考えてヒヤヒヤしましたね。柴犬はあまり吠えない犬種なので、集合住宅では良かったですね」(奥様)

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「だいふくが誤飲や脱走をしないように、キッチンと玄関、階段の入り口を図ってペットゲートをつけました。衛生的な対策では、空間除菌脱臭機もおすすめですよ。掃除をしても取りきれないにおいもすっきりします。だいふくのためにそろえたものですが、このまま赤ちゃん用にもシフトできるので便利です」(ご主人)

だいふくは住み心地の良い新居がすっかりお気に入り。家族の工夫の賜物と言えそうだ。

これからも家族の写真を撮り続けたい

最近になって後藤家に長女の「いちご(仮名)」が生まれ、「いちごだいふくコンビ」が誕生。だいふくがいちごちゃんを育児している動画がバズる出来事も!

「柴犬は仲間意識が強いのでしょうか。最初いちごに合わせるときにドキドキしましたが、嫉妬することもなくウェルカムな態度でした。面倒見が良くて、いちごが泣くと心配してあやすように鳴くんですよ。だいふくのお兄ちゃんらしい一面を見られたのもうれしいことでした」(奥様)

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「だいふくの写真をたくさん撮ってきましたが、これからは家族の写真も撮りたいですね。いちごには動物好きに育ってほしいし、だいふくがそばにいたこともずっと覚えていてほしい。家族の写真が我が家の『犬の十戒』のようなものになるかもしれませんね」(ご主人)

家族のアイドル犬であり、SNSの人気犬。そしていちごちゃんのお兄さんでもあるだいふく。これからも後藤家と幸せな日々を歩んでいく。


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