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農業遺産・高校生による「聞き書き」!

こんにちは。「もっちゃん」こと、島上です。
愛媛大学の国際連携推進機構と社会共創学部地域資源マネジメント学科で教員をしています!

南予地域には、学生実習や研修事業でなんどもお世話になっています。
なのに、南予・柑橘農業システムが日本農業遺産に認定されていることは、実は最近まで知らなかったのです😅

高校生が農家さんと出会う

そんな私ですが、縁あって、愛媛南予地域農業遺産推進協議会、南海放送と連携して、農業遺産地域の農家さんの経験や人生を、地元の高校生が「聞き書き」する活動を実施しました。

「聞き書き」は文字通り、聞いて書くこと。
聞き手となる高校生の素朴な問いに、話し手となる農家さんが応えていく。その対話の中から、話し手の工夫や思い、仕事や人生に対する考え方が描き出されてきます。

2021年度は、川之石高校(八幡浜)、南宇和高校(愛南町)、三崎高校(伊方町)の高校生が柑橘農家さんに聞き書きをしました。

その成果は、後日、「愛媛・南予の柑橘農業システム」のホームページで公開される予定ですのでお楽しみに~。聞き書きのプロセスをまとめた試写版(9分)、ぜひご覧ください。高校生と農家さんのやりとりにウルウルしますよ!

聞き書き甲子園

日本では、2002年から毎年「聞き書き甲子園」という活動が実施されているのはごぞんじですか?   「聞き書き」をきっかけに、さまざまな出会い、気づき、協働、連携が生まれています。この取組はインドネシアにも広がっていて、マチとムラ、異なる世代や文化をつなぐきっかけを創り出しています。

インドネシアの高校での聞き書き研修

愛媛の農業遺産での「聞き書き」は、「聞き書き甲子園」の経験やノウハウを参考にしています。新型コロナの影響で、農業遺産・聞き書き研修はすべてオンライン実施となりましたが、オンラインが日常化してきた今なら、インドネシアの高校生や日本・世界各地の農業遺産地域と、愛媛にいながらつながれるということ!

オンラインで実施した愛媛・農業遺産「聞き書き研修」

農業遺産という枠組みは、新たなつながりを創り出すきっかけをくれるように思います。
農業遺産をもっと活かして、農業が、地域が、愛媛が、学校が、大学が、動植物が、世界が・・・、よりつながりあい、持続可能でワクワクするものになったらよいな、と思います。
「えひめ農業遺産でなんかしようや!」です💛

ワークショップを開催します!

3月12日に「えひめ農業遺産でなんかしようや!ワークショップ」をオンラインで実施します。詳細と申込はこちらの記事から〜


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