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思いついたら、すぐ行動してみよう!と思える絵本|『おもいついたら そのときに!』

『おもいついたら そのときに!』
西内 ミナミ 作 にしまき かなこ 画 こぐま社



1・絵本のあらすじ


この絵本はおばあさんがピンときたら

(文中では

なにかが ピカっと ひかりました

『おもいついたら そのときに!』
西内 ミナミ 作 にしまき かなこ 画 こぐま社

という表現です)

どんどん実行に移していくお話です。

それも、ただ、どこかへ行こうとかいう行動ではなく、お店の出店を思いつくのです。思いついたら、すぐに建築を依頼、そしてそれも、一つではなく、どんどん色んなお店を建てていくというお話。

冷静に考えたら、「大丈夫?そんなにすぐに決めて」と言いたくなります(笑)

でも、おばあさんは構わず、どんどん実行していく。

その源泉にあるのは自分が好きなこと・得意なことをして、その出来上がったものを高く評価するところ。
たとえば、料理や縫物ができたらその出来が素晴らしいといい、これって、お店に出せるんじゃない?と自信満々で思い、すぐ行動してしまう。

でも、実際にお店ができたら、お客さんが来るわけで、何件も一人で対応し(猫にも手伝ってもらいますが)めちゃくちゃ忙しい・・

さて、どうする?どうなっていくの?

というお話なんだけど、見る方はなんだかハラハラしつつ、でも最後はうまく行ってしまうところが、何だかほっこりしていいな~と思ってしまいます。
どんどん実行していくことって大事なのかもと思わせます。

2・いいなポイント2つ

この絵本のいいなポイントは2つあります。

①     おばあさんの自己肯定感めちゃ高い

1・あらすじでも説明しましたが、おばあさんは自分の能力をめちゃくちゃ高く評価・肯定しています。「あら、なんてすばらしい、私って天才?」みたいな。

だから、すぐに商品として提供できると思ってしまいます。
何の疑いもなく(笑)
それが素晴らしいなあと思います。
いやいや、そんなにうまくいくことなんてないよ、と思う方も多いでしょう。
ましてや、小さい子どもでなく、長年生きてきて、色んなことを経験し、見てきた「おばあさん」だから、現実は厳しい、とかもっと慎重になってやるべき、と思うと思いきや、慎重になるどころか、どんどん突っ走る。

そこがこのお話の面白いところで、深いところだと感じます。

歳を重ねて色んな経験をしてきたからこそ、自分を知り、自分のことを信じている。
もしかして、もうグズグズしている時間はない、と思っているのかもしれない。
歳を重ねてきた私も身につまされます(笑)
これこそ、素晴らしい歳の重ね方ではないでしょうか。

②     ピンときたらすぐ行動

この絵本の素晴らしいところ2つ目は、ピンときたらすぐに行動するというところです。

もちろん、すぐに店を建築するというところは現実に考えたらありえないことですが、それはちょっとおいといて・・
「すぐに行動」というところが素晴らしい。

実は、私も結構、ピンときたらすぐ行動しないと気がすまないところがありまして・・

もちろん店を建築するとか、そういうことではありませんが(当たり前か)

気になる本を新聞やネットで見ると書店や図書館へ行って実際に読んでみないと気がすまないし、この映画も見たいと思ったら、絶対行きます。

どこかへ行ってみたいと思えば一人ですぐに行きます。

最近のピンときたらすぐ行動は、京都の貴船に行ったことです。
私は京都在住ですが、貴船というところはそうそう行けないところという認識があり、以前行った時は夫に車で連れていってもらったので、何となく自分一人ではいけないようなイメージを持ってました。でも、この間YouTubeで女性一人で貴船へ行かれた動画を見たら、私も急に行きたくなり・・

先日一人で行ってきました!

意外とバスと電車でスムーズに景色も楽しみながら行くことができました。
貴船神社でお参りし、お蕎麦やさんで川床ランチを食べることができました。

※証拠の画像です(笑)↓

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自分が行きたいと思ったことを実行できたことにすごく満足しました。
幸せでした。

だから、この絵本のおばあさんのように、(店を出すということは難しいでしょうが)できることは、思い切ってこれからも行動していこうと思っています。

自分がひらめいたこと、思いついたことを丁寧に受け止め、できることを実現していく。

この絵本からそんなことを学びました。

行動した先にはこの絵本のような素晴らしい展開が待っているのかもしれません。

どうなったかは実際の絵本を読んでみてください。


自分を信じ、肯定し、それを行動に移していきたいと思っている人にこの絵本をおすすめします!

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