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一歩踏み出すのが怖い・・そんな時、勇気をもらえる絵本 | 『かべのむこうになにがある?』を紹介します。


1・一歩踏み出すために
①『かべのむこうになにがある?』について

『かべのむこうになにがある?』(作 ブリッタ・テッケントラップ・訳 風木一人 BL出版)という絵本について紹介します。

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*『かべのむこうになにがある?』(作 ブリッタ・テッケントラップ・訳 風木一人 BL出版)表紙画像


この絵本はかべをへだてた世界には何があるのかなと興味を持っているねずみのお話です。自分の住んでいる世界の横に大きなかべがある、その向こうには何があるのだろう・・。他の動物に聞いても「知らない、昔からある、そんなことは考えなくてもいい」などど言われます。そんなある日、かべの向こうから青い鳥が飛んできます。
ねずみは思わず、かべの向こうに連れて行ってと頼むのです・・

②私の世界に置き換えた時

私は今から2年前、自分の好きなことをシゴトにしたいと“働き方をつくるコミュニティ”に入会しました。
そこに入ってから、沢山のことを教わり、自分についても深く考えました。色んな人から刺激を受けました。(今も受けています)多くの人の前で自分のシゴトについて話す機会もありました。
まさに、以前の私はねずみのようにかべのこちら側にいました。でも自分の知らない世界がきっとあると思っていました。「何かしたい・自分を表現したい」と思いながら。

そして、ある日、青い鳥のように連れて行ってくれる人と会うことができ、かべのむこうがわへ来ました!
その壁を越えた世界は、絵本の中では色とりどりの世界なのですが、まさにそんな色彩豊かな世界でした。

もちろん、シゴトをつくっていくのは簡単なことではありません。悩むこともあるし、どうしたらいいかわからないこともあったり、上手くいかないこともあります。


でも、その「つくっている」間が楽しいのです。上手くいかないことさえ、楽しい。
それにそこには自分のシゴトで生きて行っている人が確かにいて、実際に話せるので、私にも全く不可能なことではないのかなと思えて希望が持てる。

③皆にもある「かべ」

私の世界では「かべ」は「自分のシゴトをつくろうとする気持ち」でしたが、他の人にとってはそれぞれ違うと思います。「就職」かもしれないし、「転職」あるいは「結婚」かもしれません。

また、そういうわかりやすい転機ではなく、考え方を変えるということなのかもしれません。
今まで親しくしていなかった人と親しくして考え方が変わった、とか、または一冊の本から生き方を学び世界を見る目が違ってきた、など。
とにかく今いる世界だけが世界なのではなく、一歩勇気を出したら全く別の世界がある、新しい見方ができる、今とは違う自分を生かせる場所がある・・そういうことが人にとっての「かべ」を越えるということなのではと思います。


2・勇気を出して一歩踏み出すために必要なもの

その一歩踏み出すために必要なものは何でしょうか。
私は二つあると思います。
一つ目、それは理想とする世界を思い描いて、そこへ行きたいと思う「気持ち」ではないでしょうか。

私は読書が好きで学ぶことが好きです。パン教室や紅茶教室、『赤毛のアン』の作者について学ぶ、という講座、心のことを学ぶ読書会などにも参加していました。そこに身を置いている時は幸せで楽しくて、自分の心がウキウキと弾むのを感じました。そのうち、ずっと毎日こんなことを感じる日々を送りたいと思うように。ならば、シゴトを自分の好きなことにしたらこんな毎日を送れるのではと思うようになったのです。そして“働き方をつくるコミュニティ”の門を叩きました。

それまでも色んな習いごとを初めていて、だんだんと新しいことをするのに抵抗がなくなってきていました。

以前に比べたらすごく積極的になってきたと思います。
それはなぜなのか。私は5,6年前からウォーキングを朝の習慣にしていて、毎朝20分ほど歩いています。よほどの嵐や台風以外は雨でも雪でも休みません。
よく考えるとウォーキングをはじめてから、風邪もほとんどひかず、寝込むこともなくなりました。ウォーキングは当たり前ですが、自分の足で歩く。
眠くても寒くても、一歩足を前に出したらもう眠さも寒さも吹き飛ぶ。
朝の空は毎朝違います。歩く時間によってまだ暗い時もあれば、ちょうど日の出の時もあります。毎朝見ても飽きません。

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☆実際にウォーキング中に撮った画像

これだけ続けられてきて、私は自分の足でできることがある、と実感しました。
なので、どこかへ一人で行くのもウォーキングのように躊躇なく一歩踏み出すことができるようになりました。

「何かしたい」「理想の生活を送りたい」という気持ちも大事ですが、行動するための準備運動みたいなものも必要なことです。人によってはそれは毎日のストレッチやヨガやダンスかもしれません、私にはそれが毎朝のウォーキングで、前に進む後押しとなりました。

①気持ち+②日々の行動で一歩を踏み出す「勇気」を出せるようになります。


また “働き方をつくるコミュニティ”で勉強するにつれ、自分の心のことが気になりはじめました。
私は随分昔から生きづらさを感じてきました。
自分でシゴトをするならばそれもどうにかして解決したい。私はカウンセリングを受けました。通信教育で心理学も学びました。
今は随分、どうして生きづらさを感じていたかがわかり、自分の気持ちもラクになりました。

一つ「かべ」を越えられたのかなと思います。
「かべ」を越えたら、充実した日々、ラクな気持ちで過ごせる毎日が待っていました。
もちろん、日々悩むこと、迷うこと、上手くいかないことはあります。これからも、まだまだいっぱいあるでしょう。
でも以前とは違う気持ちで対処していけると思っています。

3・まとめ

人それぞれの考え方、生き方があるし、全ての人に「かべ」を越えなければいけない、とか勇気を出さないといけないと言っているわけではありません。

でも、何か今の生活・生き方が違う気がする、やりたいことがある、と思っている人はこの絵本のように、まず「かべ」の向こう側があるということ、そして少し勇気を出せば青い鳥の背中に乗って向こう側にいけるということに気付いてほしいと思います。
勇気が出ないならば、話したように「気持ち」+「日々の行動」をしてそのための準備をするだけでも一歩踏み出すことになると思います。

そしてこの絵本はまだ続きがあります。「かべ」とは何だったのか。それは実際に読んでみてのお楽しみ。

ぜひ、この絵本を読んで勇気を出すことの大切さを感じてみて下さい。


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