久しぶりに一日中暇だったので、起きてすぐサンマルクカフェに向かい、コーヒーをすすりながら読書会のレジュメを作る。適宜タバコを吸って、リズムを取りながら読書する。来月のフランス旅行のために買った『すぐに使えるフランス語会話2300』の音声をダウンロードし、聞きながら覚える。Je vous en prie。一度これは使ってみたい。

そのまま近所の図書館に向かって、田中康夫の『たまらなく、アーベイン』を借りる。菊地成孔の帯文によれば、「アーバンをアーベインと発音する日は、予め我が国には来ない事が約束されて」いるらしい。アーベイン。ユルバン。ユルベーヌ。たまらなく、ユルベーヌ。高貴な感じがする。だが、アーベインという響きのもつアダルチックでアイロニカルな感じというのには勝ちようもない。

三鷹の駅前のドトールでエスプレッソを飲みながら小説を書く。地元のダチとサッカーをする場面。書くか迷ったが、書いてみる。意外とすぐに書ける。スポーツの場面を書くのは楽しい。だが、サッカーを書くとどうしても青春群像みたいになってしまう。それはそれでいいのかもしれない。完成したらどう公開するか、結構悩んでいる。