いやー2週間坊主になっていましたね。
忘れていたわけではなくて、単にタロットをしようという気持ちになれなかったんです。そこらへん、無理に頑張るものでもありませんからね。

今日はもともと予定で埋まっていたのですが、急遽白紙になってしまい。
タロットしたい気分になってくれたので、気まぐれに占ってみました。

終わりと始まり、希望

ぱっと見驚いたのは、大アルカナの数えげつないなぁということ。

タロットは、大アルカナと小アルカナ合わせて78枚あります。大アルカナはそのうち、22枚。3分の1もないんですよね。

それなのに、7枚中4枚が大アルカナというえげつなさ。
びっくりです。

正逆のバランス的には、まあまあかな。
4枚の大アルカナも、正逆2枚ずつに分かれているし。むしろ、謀ったような綺麗な割れかたしていて怖い。

さて、カードを一枚ずつ見ていきましょう。

日：逆位置　Ⅱ 女司祭
月：逆位置　Ⅶ 戦車
火：逆位置　ペンタクルの10
水：ソードの7
木：ⅩⅢ 死神
金：逆位置　ソードの10
土：ⅩⅦ 星

女司祭は、清廉潔白で気高い知性を持った女性。
正位置では、知性と理性で冷静に物事を判断する思慮深さを表します。
しかし、今回は逆位置で出ています。潔白さや気高さが裏目に出てしまい、自分にとって都合の悪いものは排除しようという歪んだ価値観を表します。

戦車は、勢いのある状態を暗示しています。迷いや恐れがなく、ただひたすらに真っ直ぐと進むことのできる状態です。
正位置では、あらゆる物事に果敢に挑み、その結果上手く行くことを意味しますが、逆位置では、勢いの制御ができず、あらぬ方向へ。そもそもの準備不足や、これから起こるアクシデントを示唆していることも。

ペンタクルの10には、幸せそうな家族が描かれています。過去から未来へと受け継いでいくものを表すカード。
ここで受け継ぐものというのは、物理的な物やお金の場合はもちろん、教わった知識も含まれます。
今回は逆位置で出ているので、受け継いだものを生かすことができない、あるいはそれが争いを引き起こしてしまうことなんかを示唆しています。

ソードの7は、裏切りのカードです。主人公の抱えるたくさんのソードは、どこかから、誰かから、盗んできたもの。
このカードはどちらかというと、逆位置の方が良い意味で。誰かに裏切られるかもしれないことを示唆し、それに対して警戒心が高まっている状態であることを意味します。
しかし今回は逆位置。裏切るのは自分です。
一体私は何を裏切るのだろうか…。

死神は、一見恐ろしいカードに見えますが、実は結構良い意味を持ったカード。
死神は命の終わりをもたらすものですが、タロットではあらゆる物事の終わりと始まりを意味します。終わりがなければ始まることもない。
転機と捉えると良いかもしれません。ただし、生者の目の前に死神が現れたら必ず死ぬように、このカードの意味する転機は、逃れることのできない運命。
今回は正位置で出ているので、その天気をしっかり受け入れ、次のステップへと進んでいくことを意味しています。

ソードの10は、死神とほぼ同じ意味を持つカードです。
現実を受け入れることができれば前進し、拒めばいつまで経っても抜け出せない。
死神と違うのは、定められた運命か否かという部分くらいでしょうか。
今回は正位置なので、前進できるぞ！

最後の一枚は、大アルカナ17番の星。
星は古くから、旅や航海の際に方向を示す道標として使われてきました。
この星が意味するのは希望。
正位置では、星は空に登っているので、希望があるという意味になります。そして、希望に向かって正しい道を進んでいることを暗示しています。
逆位置だと、星が地に落ちていることから、希望が失われ、失望へと変貌していくことを暗示しています。
星が地に落ちるっという発想が面白いなぁって。このカード、結構好きです。

総評っぽいの

女司祭と星は『希望』や『理想』を、死神とソードの10は『終わりとはじまり』を表していて、なんとなくそういうメッセージが強いような気がしました。

けれど、その意味するところは、女司祭ならば、理想に振り回されてしまうこと。星ならば、希望と正面から向き合えているということ。
似たようなテーマでありつつ、ほとんど真逆のことを言っているようで、少し考えさせられる。

戦車が逆位置で出ていたから、そういうことに対して一つ一つ丁寧に、立ち止まって落ち着いて考えろ、ということなのかもしれません。

それに対し、死神とソードの10は、ほとんど同じ意味のカードです。
終わった先にあるはじまり、はじまりのための終わり。
何にせよ、転機が目の前にあるのだろうと捉えておくことにします。

前半は逆位置で、あまり良くない時間が続きそうですが、後半は転機が訪れ、最後には希望も見えてくる。とても物語性に満ちたカードの出揃い方ですけれども。
前半は、あんまり勢いに乗っかりすぎないように、エコドライブで行こうと思います。前半での余力は、後半への転機がさらに良い方向へ行くように、つなげていきたいですね。

アドバイスカード

7枚でも十分まとまりがあるような気がしたのですが。
1枚ずつ1日に当てはめてみると、波乱万丈過ぎて恐ろしい一週間になってしまいそうで。

念のために、アドバイスをもらってみることにしました。

逆位置　カップの4

キーワードは『倦怠』
なかなか抜け出せない悶々とした状態に対し、心機一転できるようなアクションを起こしてみると良いみたいです。
ちょっと気晴らしに出掛けるとか、いつもとは違う遊びをしてみるとか？

来週も素敵な1週間になりますように！