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察する、察して文化を考えてみる

こんにちは!
日本アドラー心理学振興会 認定心理カウンセラーのえいさんです😊


●本日のテーマ

今回は察する、察して、ということにフォーカスして考えていきたいと思います。
そもそも察するとは?

物事の事情などをおしはかってそれと知る。推察する。
「気配を—・する」「—・するところ何か隠しているだろう」
他人の気持ちをおしはかって同情する。おもいやる。
「苦衷を—・する」「彼の悲しみは—・するに余りある」
深く調べる。

引用元: https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%AF%9F%E3%81%99%E3%82%8B/
デジタルgoo辞書 
 様

日本の察する文化ってすごくいい文化だと思うんですよ。
相手の表情や態度、放つ雰囲気で言葉なくても気遣える文化。
おもいやり。
察することで、そっとしておく。
察することで、場の雰囲気を変えようとしてみる。

●察するが察してに変わると

この察するという言葉、察してに変わったらどうでしょうか?
この察してのせいで苦しんでいる人、僕の周りにもいらっしゃいます。

察することが当たり前に育ってきた僕たちは、いつの間にか察してもらうのが当たり前になっているような気がします。

僕があなたを察して、良かれと思って行動したとします。
あなたの察してとズレがあったとき
「察して?」
「普通わかるでしょ?」
「まじ空気読めないよね」
「頭わりぃ」
などなど、すさまじい攻撃のオンパレードになることもしばしば。

●共同体感覚とは


アドラー心理学独特の概念。アドラーの思想部分でもあるこの共同体感覚とは何か。
田山先生の本に分かりやすく説明があります。

人々が自分のことばかりではなく、相手の立場でものごとを考え、尊敬、信頼し合いながら、それぞれの違いや特性を活かして協力的に生きていく感覚。

引用元:田山 夢人
自分もみんなも幸せにするアドラー心理学の教科書
(夢叶創出版) 様

アドラー心理学で述べられる様々な理論や技法は
この「共同体感覚」を高めるためにあると僕は考えます。
言わば目指すべきところであるのかなと。

この共同体感覚がまだ未熟の状態の僕たちが、
相手の表情や態度、放つ雰囲気を察することなんて簡単にできるのでしょうか。
偶然できることもあるかもしれませんし、当てずっぽうで成功することもあるかもしれません。
しかし、そもそも各々かけている眼鏡が違う僕たちが、幼いころの経験により決めた生き方、ライフスタイルに違いのある僕たちが、相手の真意を汲むことなんてできるのでしょうか。
できるように考えていくことが大事である気がします。
そしてあなたはできるかも知れませんが、相手にもできる前提で"察して"と思うのは少し相手の勇気をくじく
ような気がしませんか。

●察してからの解放

だとするなら、察され待ちでいるくらいならば、いっそ自ら意思表示をするのもアリなんじゃないでしょうか。
「手伝ってほしい」
「かまってほしい」
「今はそっとしておいてほしい」
「助けてほしい」
意思表示をすることで、私のこと察してという推理ゲームから解放されるかもしれません。

●考察してみて学んだこと

察してと待ちの姿勢よりも、自分から行動し状況を伝えていくと、もしかしたら困りごとの解決の糸口になるかもしれないなと思いました。

そして僕は、対人関係で察してと思うことをやめました。
察することは、これからも続けていきたいと思っています。
そして、基本的には察する+確認することを基本としたいと思っていますが、察してと思うことはやめました。

自分なりに相手にとって貢献になるような事を行動にすることにしました。

そのためには、相手の目で見て、相手の耳で聞き、相手の心で感じる。

共同体感覚をすこしでも感じたいから。

だってアドラーは言いました。

誰かが始めなければならない。
他の人が協力的ではないとしても、それはあなたには関係がない。
私の助言はこうだ。
あなたが始めるべきだ。
他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。

察する、察してということ、もしよかったら皆さんも考えてみてください♪

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