システム開発の基礎(5枚目)
まえがき
システムを開発するにあたって「知っといたほうが良いんじゃない?」的な知識集です。人は歴史を繰り返します。エンジニアリングもまた然りです。設計の段階をおざなりにして後から手戻りが発生したり、さっさと作ったほうが早いのにやたらと設計に時間をかけたり・・・。
これまでに積み重ねた知識(歴史)を学習することで、トラブルにも問題なく対処でき、精神的なストレスもなくなることかと思います。勉強する必要があるので、無策で突っ込むときと比べて必要な時間は変わらないでしょうが。
ノートここから
◎物理設計・・・データのレコードレイアウトやブロック長、アクセス方式やアクセス時間と容量の見積りを行う。
・外部設計・・・”論理データ設計”→項目の洗い出し
(例)商品コード、商品名、単価など・・・
・内部設計・・・”物理データ設計”↓
|・ブロック化因数
|・索引編成ファイル
|・直接ファイル
◎プログラム設計・・・内部設計に基づいて、プログラムの構造化設計を行う
・プログラムの構造化設計・・・プログラムの複雑さを排除するために階層的(2〜4階層)にモジュール分割
・モジュール分割の注意点
|・モジュールの階層は適度に(2〜4)
|・モジュールのステップ数(容量)は300〜500ステップ位に
|・従属するモジュールの数も適度に!
|・モジュール間インタフェースを単純にする
参考:システム設計日記
sparkle
☆”モジュールの分割技法”(大事!)
・データの”流れ”に着目した分割技法
|・STS分割
|・TR分割(トランザクション)
|・共通機能分割
・データの”構造”に着目した分割技法
|・ジャクソン法
|・ワーニエ法
・STS分割(源泉:ソース/変換:トランスフォーム/吸収:リンク)・・・モジュールのデータの流れに沿って入力する部分(源泉)、入力データを出力データに変換する部分(変換)、データを出力する部分(吸収)、の3つに分ける
・TR分割(トランザクション)・・・トランザクションの種類に応じて、異なる処理機能をその機能単位にモジュール分割する
◎モジュールの独立性評価
構造化により分割されたモジュールは、1つ1つが独立性の高い方が望ましい
(例)あるモジュールが変更されたとする。ここでモジュール間インタフェースが強いと…関連するモジュールにも変更が出るなどの影響がある
”☆良いプログラム”とは・・・一部を変更しても残りの部分への影響が少ない(独立性が高い)
・モジュール間結合度と強度
|・結合度・・・モジュール間の関連を表現する概念
|・強度・・・個々のモジュール内部の関連性を表現する概念
→独立性を高くするには
モジュール強度を高く、モジュール結合度を低く
・ジャクソン法・・・データ構造からプログラム構造を決めるデータ中心分割技法。
・ワーニエ法・・・入出力データを集合として捉える事務処理向け分割方法
参考:IT用語辞典
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