見出し画像

「ロレックスレコーズpresents vol.4 ~アニメスーサイド~」簡易レポート


 2017年9月17日(日)、中野アニソンBAR雷神にて、イベント「ロレックスレコーズpresents vol.4 ~アニメスーサイド~」が行われ、アニメ・漫画・ゲームをバックグラウンドに持つ合計8組のアクト、DJが出演した。簡易的ではあるが、レポートと動画を添付しておくので、興味がある方はご覧いただきたい(以下、敬称略)。


1. Eifonen

 トップバッターは筆者eifonenが務めた。僭越ながら、15分程度のアニソンカラオケを演らせて頂いた。出来はともかく、私が求める「アニメスーサイド」の口火を切るようなアクトが出来たのではないかと個人的には思っている。ハッピーハッピーハーモニー…ハッピーハッピーハーモニー!



2. にしぞの

 2番手はにしぞののDJである。にしぞのは常人とは比べ物にならないほど非常にアニメを愛しており、それがビンビンと伝わってくるような、個性溢れるDJプレイングを披露してくれた。ちなみに彼は4月から某うどん地方に転勤となり、色々と精神的な苦労を背負っているそうである。今回のイベントで、その鬱憤を少しでも晴らして頂けたなら幸いである(彼はスカムにも挑戦するとの事であり、今後が非常に楽しみ?である)。



3. TxMxE(トーキョーモービッドエッジ)

 今回が初ライブであったTxMxE。主にプリティーリズムを題材としたスラッシュ・デス・グラインドを披露した。彼のプリティーリズム、並びにそのファンや監督に対する感情はかなり愛憎が入り混じっており、音楽もそのアンビバレントさが反映された、非常にエクストリームなものとなった(セットリストを見て頂ければお分かり頂けるだろう)。




4. はるのおと

 はるのおとはアニソンDJであるが、彼は伝えたいことが極まると、アニメDJをすることを止める。NGが出ているため詳しいことは書けないが、彼のアニメに対する愛は本物であり、そのアニメ愛(とアニメを見ていない人間達に対するネガティブな思い)が凝縮した密室DJ芸?は圧巻、唯一無二である。機会があれば是非とも彼がプレイする現場へと足を運んで欲しい。



5. Scum of Prism

 5番手は筆者eifonenの別名義、Scum of Prismである。「プリティーリズムとスカムミュージックとトラップ(ヒップホップ)の融合」を標榜し、今年の夏より音源製作活動を開始している。今回は初のライブであり出来については定かではないが、プリティーリズムへの愛と、スカムへのリスペクトと、トラップミュージックの激しさを盛り込んだアクトが出来たのではないか、と勝手に思っている。



6. プリキュアおじさん

 泣く子も黙るプリキュアおじさんである。5年以上プリキュアオンリーのDJで活動し、一方でプリキュア関連のイベントやトークなどにも出演して、自らのプリキュア愛を如何なく発信し続けている。異端者ばかりが出演する本イベントにおいても全くブレることなく、エンジョイアブルかつプロフェッショナルなプリキュアDJを披露した(筆者も一応古参プリキュアオタクではあり、ガンバランスdeダンス連続繋ぎはやはりグッと来てしまう)。



7. GRIND-d.c.p.s.

 アニメサンプリングを隠し味としたハードコアパンクを披露するGRIND-d.c.p.s.(2003年より活動を開始している15年選手というから恐れ入る)。ライブを開始した瞬間から、周囲は狂乱の渦へと巻き込まれた。決して止まることのない暴走機関車は最初から最後まで会場内を蹂躙しつくし、甚大な被害をまき散らした。以下の写真を見て頂ければ、そのヤバさが伝わることであろう。



8. No.305

 「ポンバシスカム」を標榜し活動するNo.305。GRIND-d.c.p.s.同様に10年以上活動を継続している、いわば西のスカム番長である。アニメゲームetc.を題材にした歌を絶叫し、場内を所狭しと動き回る様は、極めてアグレッシブかつスーサイドであると同時に、王者の貫禄すら感じさせる。GRIND-d.c.p.s.もそうだったが、やはり10年選手ともなるとパフォーマンスの質が圧倒的に違うし、ブレや外しが全くないのである。プロフェッショナルなミュージシャンの在り方を感じた。



フィナーレ

 ラストはハッピーハッピーハーモニーを全員で合唱し、幕を閉じた。ハッピーハッピーハーモニーがアンセムとなってしまうイベントはここぐらいのものだろう……。


 二次元ミュージシャンのエクストリームを極めたアニメスーサイド、次回開催は未定だが、いつか再び催したいものである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?