ついにこの時が来ました。イップ・マンシリーズは2008年にまず中国で公開されました、日本では2011年です。足掛け10年の集大成です。

本作の最大の売りは、ブルース・リーのファイトですね。チャン・クォックワンがチャーミングに演じています。

ヌンチャク使いも様になってます。イップ・マンをブルース・リーがサン・フランシスコに招いたことから本作の物語が始まります。

イップ・マンシリーズにはめずらしく、美少女キャラが狂言回し役です。ヴァンダ・マーグラフが演じています。

お決まりの、中国武術同士対決もあります。このファイト、実にサンフランシスコらしい結末を迎えるのには感心しました。

ストーリーはアメリカでの中国からの移民差別の実情を描きながら、大きな展開を見せます。ポスターの木人椿が燃やされるイメージはこのシーンからですね。

「完結」と呼ぶに相応しい、異種格闘の果てにイップ・マンが至る境地に観客は、涙することでしょう。その締めくくり方に私は満足しました。