観客と批評家の両方から評判の高かったこの映画、みたらその理由がわかりました。

ビーニー・フェルドスタインとケイトリン・デヴァーの火傷しそうなケミストリーが全編に炸裂しているから。

最初は、冴えない優等生ヅラしたつまんない二人が、

ある事実を知って、

卒業パーティーに繰り出すという単純極まりないストーリー。

パーティに行くまでに色々やらかしてくれます。

この『アニマルハウス』風のポスターからもこの映画の作り手はハイスクールコメディのことをよーくわかっています。

監督は、あのオリヴィア・ワイルド。こんなポップな作風の映画を撮るとは、恐るべし才能だと思います。

二人の女性の物語が、今のハリウッドの真ん中にあるのだなと思わせるシーンが沢山あります。

「お利口さん」という皮肉なタイトルをそのまま「ブックスマート」と開いた邦題でどこまで訴求ができるかは微妙ですが、この言葉、覚えておいて損はないです。

イタリア版ポスターでははっきりと「負け犬たちの復讐」と身も蓋もないタイトルにされてますが、「ブックスマート」な日本人にはカタカナでちょうどいいかも。公式サイトにプレイリストあります。