ダイアナ役にクリステン・スチュワートというだけでかなり話題になっています。

劇中のダイアナは正に七変化。衣装を頻繁に変えて登場します。その時々の衣装でダイアナの心情を的確に表現。さすが監督はパブロ・ラライン。かなりの変化球で勝負しています。

クリスマス・イブ、クリスマス・デイ、ボクシング・デイの3日間のクリスマス休暇を過ごすために訪れたエリザベス女王の私邸サンドリンガムハウスが舞台。史実を下敷きにかなり大胆な寓話にしています。ダイアナの心情がそのテーマなので心を病んでいる描写がかなり痛々しい。クリステン・スチュワートが完璧なアクセントで食い気味にダイアナを演じているのには圧倒されました。

チャールズ皇太子を演じたジャック・ファーシングは2022年期待の英国俳優でしょう。

クリステン・スチュワートをキャスティングした時点で成功は約束されたようなもの。2022年の没後25年にまたダイアナへの関心が高まるでしょうね。映画に登場するアン・ブーリンのことは知識として予習しておいた方がいいと思います。

（追記）日本版ポスターが解禁：