日本列島に寒波襲来というニュースを目にして、この映画を観ました。

この絶望的なアングルのポスターは昔からよく目にしましたが、こんなに深く、怖い話だったとは。

リフトに宙吊りにされたまま、取り残された3人組。3人の関係性が微妙なのも物語のスパイスになっています。地上15メートルという設定がこれまた絶妙。勇気を出せば飛び降りることもできそうな高さ。そういう設定は登場人物を最悪な事態に陥らせるる巧妙な脚本上の罠です。まんまと予想を超える大変な状況に追い込まれます。

日本での公開は8月という映画の中の世界とは真逆の季節だったんですね。でも観客の多くはきっと凍りついたでしょうね。高さも絶妙なら、グロ描写も絶妙でしたね。あの手はやばい。とにかく想像するだけで絶対に巻き込まれたくないシチュエーション。そういう設定を思いついた段階でこの映画の勝ちでした。