映画評|TOKYO TRIBE

TOKYO TRIBE
2014/06/16 新宿バルト9(シアター9)

世界初のバトル・ラップ・ミュージカル!

 現代、あるいは近未来のトーキョー。そこは複数のトライブ(族)が暴力で地域を仕切り、互いに牽制し合い領地を広げるチャンスをうかがう群雄割拠の戦国時代だった。ブクロWU-RONZを束ねるメラは、トーキョー牛耳ろうと企む裏社会の大物ブッバとその息子ンコイを後ろ盾に勢力を伸ばしている。彼にとって目の上のコブとも言うべき存在は、他のトライブたちから距離を置くムサシノSARUのリーダー格、海(カイ)だ。メラは手下を使ってSARUのメンバーをブクロに引きずり込み、救出にやって来た他のメンバーたちに襲いかかる。これをきっかけに、ブッバの私兵部隊であるWARU軍団が各地のトライブに侵攻を開始する。一方ブッバタウンの遊郭に連れ込まれた謎の美女スンミは、相棒ヨンの手助けを借りて危機を脱出。海たちに合流してブッバやメラたちと戦うことになる。ブッバたちとトライブ連合軍の、トーキョー支配を賭けた大戦争が幕を開ける!

ここから先は

941字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?