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井上陽水、と『満月、空に満月』

ずーっと前から(?高校生の頃からかなぁ~~?なにしろ「桜三月散歩道」が出されたのはとある雑誌の創刊号につけられたソノシートっての知ってて、その歌聞いたことあるし)井上陽水の歌が好きで、

井上陽水の歌詞も勿論好きなのが多く、本当にブッタマゲ驚かされるものがあると思っている。

人生が二度あれば 夢の中へ 心もよう いつもと違った春 旅から旅 青空ひとりきり 迷走する町 なぜか上海 娘がねじれる時 サナカンダ ジェラシー 

ジャストフィット とまどうペリカン 

ワカンナイ イレブン カミナリと風 最新伝説、等々。

そうして。最近車内で「カシス」を聞いてることが多い。のだけど。(番組が面白くなかったり、いつも聞いているFENが電波状況悪かったり、とかで)

大好きな井上陽水の歌、なのだけど。なのになのに。一つだけ。どうしても好きになれない歌詞がある、それはこの「カシス」の中の10番め、「都会の雨」
この歌のでだし、「都会の雨はやさしくふるね」の「やさしく」が、ど~~~~も。。どうにも。「つめたくふるね」にしてほしかった。と私は個人的に思っている。

そうして、

井上陽水に関して。私が知っている本が、(ラインダンス以外に)他にも二冊ある。

一つは、竹田青嗣の『陽水の快楽ー井上陽水論』。1986年河出書房新社 刊行、その後、1999年ちくま文庫、刊。

哲学者(現象学)の竹田せいじが著したもの、なのだが、読んだのはだいぶ前のことで、この本は今手もとにない。だから、ここに紹介しておくだけにとどまる。

そして、もう一つが『満月 空に満月』

平成6年「帰郷」で直木賞を受賞した海老沢泰久の著作。単行本が文藝春秋から発行されたのが1995年で、文春文庫化されたのは2003年。

これは読みやすい。プロローグとエピローグがあるが、内容はデビューする前(子供の頃や高校生の頃や歯科大学受験浪人時代)から、上京してからのこと、三枚め(正確には四枚めなのだが2枚目の後のはライブ版)のアルバム『氷の世界』が大ヒットしてしまうまでのもの。

井上陽水が初めて作った歌のことや、マンドレカンドレ時代のことや、ポリドールレコードに移って多賀英典とのアルバム作りのこととか、井上陽水の歌詞作りの原点もあり、井上陽水ファンにとってたまらない内容、となっている。

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