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映画『任侠学園』から

私、今野敏の小説が好きで、殆ど読んでいて、これまでに映画化されたものは、私の記憶では二作だけだった。と思う。

『拳鬼』(1992)
http://www.filmcity.jp/archives/kenki.htm

『ST赤と白の捜査フアイル』(2015)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ST_%E8%AD%A6%E8%A6%96%E5%BA%81%E7%A7%91%E5%AD%A6%E7%89%B9%E6%8D%9C%E7%8F%AD#%E6%98%A0%E7%94%BB_ST_%E8%B5%A4%E3%81%A8%E7%99%BD%E3%81%AE%E6%8D%9C%E6%9F%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB
・・と思って検索してみたら、そうでもなかった。その他に二作あった。

『同期』と『ビート』、(2011)
どちらもwowowで放送されたものの映画館公開もの。

https://eiga.com/person/230927/movie/

いずれにせよ、さほど話題になっていない様な印象ある。


が、『任侠学園』はなかなかだと思う。観たい❗
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%BB%E4%BE%A0%E5%AD%A6%E5%9C%92
今野敏の任侠シリーズ小説第二作め。(な~~んで二作めだったんだろ・・?)
そうして、
この映画の制作会社に注目。。!
あの「ROBOT」なのだ。

・・!?なんでロボットが?この映画を?だった。
社長が変わっているせいだろうか?
「阿部秀司」を見てみたら、2010年に引退してた。あらま。

もちろん『任侠シネマ』も読んでいる❗
今野敏の任侠シリーズ、全部読んだ。
『任侠学園』以外にも、ぜひ映画化してほしい。


2010年8月8日の朝日新聞の読書欄記事に、今野敏のことが載っていた。
 紹介新刊本は『禁断/横浜みたとみらい署暴対係』 。その著者として。
 以下、その新聞記事より。

      ~~~~~~~~~~~~
座右の銘【仕事は量をやらないと質は高まらない】は、親類の故石ノ森章太郎さんに言われた言葉。
  書くという行為を支えているのが大学時代から続けている空手。 道場「今野塾」は120人の弟子をもつ。
  柔和な口調で持論を語る。 ――映画・テレビドラマ・漫画、いろんなエンターテイメントの中で、内面を描くというのが小説の一番の強み。
   ――きれいごと言われてもいいから、作品はすべてハッピーエンド。 読者を元気にしたいんです。

  そして、「小説家は職人」と。
  『禁断』は、週刊誌の連載をまとめた作品だが、執筆中は大まかな結末だけ決めて、あとは筆の勢いにまかせた。 
  代表作『隠蔽捜査』シリーズで知られる警察小説の名手。主人公に共通するのは正義感。  「警察は武力を持った公務員。つまり侍なんです。警察官は正義感を持った侍であってほしい。」
     ~~~~~~~~~~~~
  
  『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞受賞、続く第二弾『果断』で日本推理作家協会賞と山本周五郎賞受賞、となれば、警察小説の名手と断じられてもやむをえないかもしれないけれど、  私としては承服しかねる。  
私が初めて読んだ今野敏の小説が、
『神々の遺品』だったし。ついで『海に消えた神々』。その後武道もの。
  ・・しかし、今野敏も同じく歳をとっていて(作家としてのキャリアを重ね結婚もして)、それ相応に作風が変化していくのも、これまたやむをえないことだ。

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