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『ストレイトストーリー』

ロードムービー⑤

デビッド・リンチ監督の『ストレイト・ストーリー』(1999年)。

10年以上絶縁している兄に会いに、トラクターで出かける老人の旅物語。
 『運転免許証もなく目も身体も不自由な彼の交通手段は時速8キロのトラクターだけ。たった一人の兄と一緒に星空を眺めたい、幼かった頃のように。その想いで、560キロ離れたウィスコンシンへ旅立つ。それは、たった一人の6週間の゛人生の忘れ物を探す”旅でもあった。』
 アイオワからウィスコンシン、560キロ、車ならばまる1日もかければ行けちゃう距離。
そして、主人公アルウ゛ィンを演じたのは、長年スタントマンとして活躍したという、80歳になるリチャード・ファーンズワース。NYタイムズに掲載された実話をもとにしてあるそうだ。
ほんとに、人との出会いたっぷりな、『まっすぐな物語』だ。 
最後の方で、ハリーディーンスタントンが出てくる。その、ラストシーンが、素敵だ。

 歳とってよくないことはと聞かれての答えに、『若い頃のことを覚えていることだ』・・!これにはまいった。

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