眠りにつく前に

私は朝に滅法弱い。
気持ちよく目が覚める、といったことが数年に一度あるかないかのレベルで起きられない。
どうせ夜更かししてるんでしょと思ったそこのあなた、私もそう思っている時期がありました。
でもね、早く寝ても遅く寝ても朝起きられないということに変わりはないのである。

思えば子供の頃から朝起きることが苦手で幼稚園バスに乗れた記憶がない。
いつもバスの時間に間に合わず、後から母親が自転車か車で送ってくれていた。
(慌てた母親が私を乗せ忘れて出発し、幼稚園に到着後当然乗っていない私を神隠しだと騒ぐ珍事件もあるが話が逸れるのでそれは別の機会に)

三つ子の魂百まで
とはよく言ったもので、なんと高校生になってもこの光景は続いたのである。

特に雨が降った日など最悪で、一歩たりともベッドから出たくなくなる。
後になってわかるのだが、所謂低血圧&気象病の極みなんだけど、当時はそんな言い訳がまかり通る訳もなかった。

その頃からずっとぼんやりと思っていた。
大人になれば労せず朝起きることが出来る、と。

あれから数十年、既に立派な大人と言われる年齢になった。
だが、冒頭でも書いた通り歳を重ねた今でもやっぱり朝は苦手である。
若い頃より体力がなくなった分、夜更かしも出来なくなってきた。
つまり早寝遅起きなのである笑
時間(と猫)さえ許してくれれば平気で10時間以上寝てしまう。
根を詰めた仕事の後は12~3時間くらい爆睡していることもある。

大人になれば私も両親のように朝決まった時間に起きて、コーヒーを淹れパンを焼きクラッシックを聴きながら優雅な時間を過ごせる、そう信じて生きてきた。
現実は全自動のコーヒーメーカーのスイッチを入れることすらままならない日もある、残念な部類の大人だ。

ただ一点、誇れることがある。
寝る子は育つ
という諺があるように寝続けた結果、大学を卒業してからもすくすくと育ち、中学校入学時には140cmにも満たなかった私が今やまあまあの高身長にまで成長した。(もちろん横には更に成長した笑)

ちなみに余談だが、今をときめく大谷翔平選手やビル・ゲイツ、古くはアインシュタインなんかもロングスリーパーらしい。

だから何?と言われたら何もない。
たくさん寝ても結果を出せる人は出せるし、寝ずに励んでも結果を出せない人は出せない。
神様はいるけど平等じゃない。

って話が逸れた。

私には特技と言えるであろうことがある。
それはどこでもどんな体勢でも秒で気持ちよく眠れることだ。
枕が変わろうが床に座ったままだろうが構わない。
階段を昇っている途中で寝落ちたことも、駅前で坐禅を組むように寝ていたこともある。
(危ないのでおすすめしない。)
そして特技二つ目。
グアムやサイパンに旅行に行った際にのみ発揮されるスキル、射撃。
これも地味に得意なのである。

薄々勘づいた方もいるかもしれない。
そう、のび太と同じなのだ。
メガネに半袖半パン、、言わば私は少し屈強なのび太なのかもしれない。

自分で書いていてよくわからなくなってきた。
何はともあれ明日は苦手な早起きだ。(当社比)
大人だから起きられる。
そう、私は大人。
やれば出来る!!

自分を鼓舞しながら眠りにつこうと思います。
おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?