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「子供の英語、悩んだらこれ!」英語講師&英語子育て経験ママ&社会人英語学習者としてのアドバイス

昨日、お友達が新しく開業したピラティスのスタジオのオープニングに行ってきました。

最近話題のマシンピラティスを初体験してきたんですが、そこで知り合ったママさんたちに、「英語教室経営してます」っていう自己紹介をしたら、質問されたのが「子供の英語に何すればいいの?」でした。

スタジオだったので、詳しくお話することができなかったのですが、
英語っていろいろなやり方がある中で、
英語講師&英語子育て経験ママ&社会人英語学習者として
「いろいろできなくても、これだけはやっておいて!」というものを、改めて考えてみたので、ここでシェアしたいと思います。

ということで今日は、
「子供の英語、一点集中するなら、何をしたらいい?」に
英語講師&英語子育て経験ママ&社会人英語学習者としてのアイデアを終結して、しっかり答えていこうと思います。

子育て中の方、英語勉強中の方、学校や塾で英語を教えているよという方、
英語理解スピードを上げ、一生モノの英語力をつける方法ですので、ぜひ最後までご覧くださいね。

英語と言っても、学ぶ方法はいろいろあります。

昔ながらの進研ゼミの教材や、公文式、
幼児期に英語の幼稚園やプレスクールで英語漬けにする、
近所にある個人の英語教室やフランチャイズ教室、
外国人の先生が教える英会話教室などなど。

でも、今回は、一点集中するなら!ということで、方法ではなく、ゴールから、つまり何を目指すかを考えていこうと思います。

英語は教育という投資です。

投資であれば、リターンが得られることが大切です。
そして、そのリターンが大きければ大きいほど、その投資は価値があると言えます。

英語をやるとどんな価値がある?

1.コミュニケーション能力の向上
:英語を学ぶことで、世界中の人々とコミュニケーションをとる能力が向上します。
2.グローバルな機会の拡大:英語を話せることで、海外での仕事や留学、国際的なビジネスチャンスが広がります。
3.情報へのアクセス:英語を理解できるようになると、科学、技術、ビジネス、エンターテイメントなど、さまざまな分野の最新情報にアクセスできます。
4.外国文化の理解:英語を学ぶことで、英語圏の文化や考え方を理解しやすくなります。
5.情報へのアクセス:英語は世界中で最も広く使われている言語の一つであり、英語を理解できれば、英語で書かれた書籍やウェブサイトなどへのアクセスが容易になります。

で、じゃあ、具体的にどうすりゃいいのか?

タイトルの通り、子どもの英語、何したらいいの?って悩んだら、
英語の本が読めるようにすること
この一択です。

英語の本が読めるようになると、上記の5つが全部簡単にできるようになります。そして、一度つけた力は、ちょっとしたメンテナンスだけで一生成長が続きます。

こんな力、単なる英会話レッスンや学校英語、受験英語では絶対に得られません。

すごく大きなリターンだと思いませんか?

なので、子供の英語教育で悩んだら、本を読めるようにすることを一択で選びます。

ただ、「英語の本を読む」というのは誤解されている場合が多いので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

というのも、まず

英語は訳しちゃダメ!

最初にお伝えしたいのは、日本語に訳しながら読むのは、読めるうちに入らない!ということです。

辞書やスマホ片手に、日本語の意味を調べながら理解するのは、英語の本が読める、とは言えないです。

私のスクールで、外国人講師のレッスンで「英語の本を読む」と話すと、
「どうやって日本語に訳すんですか?」
という質問が返ってきますが、日本語には訳しません。

英語の本を読むときには、とにかく日本語ナシで理解していきます。

英語の本が読めることが、最大のリターンである理由

日本語ナシで読むことで、「英語脳」を育てられるからです。

英語脳とは、日本語で考えずに、英語を英語のまま理解すること、つまり、英語で思考することで、できるようになると、高速で英語を理解できるようになり
リーディング
リスニング
スピーキング
ライティング

すべての力が向上します。

英語で聞く&読むのインプット⇒英語のままで理解する&アウトプットする
ができるようになるからです。

中学校から英語を始めたよ、という方は、どうしたらそうなれるのかよくわからないかもしれませんが、子どもの頃から英語をやる場合には、学び方を工夫しさえすれば、インターナショナルスクールに行かなくても、日本の普通の学校に通いながら、英語の本を読むことで英語脳を育てることができます。

英語を英語のまま理解できる英語脳を育てられれば、英語を使いこなすための基礎が完全に出来上がります。その上、英語脳は英語の本を読めば読むほど強化されるので、そのまま一生英語力は伸び続けます。

これが、「英語の本が読めること」が一点集中するポイントだという理由です。

ただ、ここで知っておかなかければいけないのは、子どもが無理なく英語を身につけるにはどうするのが良いのかという、効率的な言語獲得のプロセスです。

効果的な言語獲得のプロセスとは?

子どもは、身の回りの物の名前を覚えて言葉を増やします。

日本語の身につけ方がこれですよね。

英語も同じような過程をたどるようにすると、英語を英語のまま考える英語脳が育ちますが、この時に周りの大人が絶対にやってはいけないのが、「子どもの理解力を日本語で意味を言わせることで試すこと」

中学校くらいになって、文法の理解をするためにはこのやり方は効率的なんですが、子どもの時には非効率です。

では、どうやって理解力を測るのかというと、「英語で質問する」ことです。

日本語で書かれたものの理解を問うには、日本語で質問しかないですよね?

英語でも、英語で質問して、正しく答えられれば理解できていると確認できるはずですが、教える人や理解を確認する人の英語力が足りないと適切な質問ができない。

だから、日本語に訳せるかどうかで確認してしまう。

日本語に訳すのが当然になってくると、英語を読みながら日本語で考える状態になってしまう。

英語⇒英語ならすごく早いのに
英語⇒日本語⇒英語って回りくどいことをしていると、理解、反応、会話のすべてのスピードが遅くなります。

子どもにどうやって英語の本を読ませるの?

それでは、どうやって子どもが英語の本を英語の理解できるようにしていくかというと、絵本を使います。

英語の音が表すものが何かが「絵」でイメージすることができ、それを
文字(アルファベット)で表すことが出来れば、日本語は必要ないですよね?

だから、絵本=絵
でお話がわかる上に、言葉(音)で説明が書かれている本、
は子どもにとっては最高の言葉の教材
です。

実は、絵本を使っているのなら、日本語で話しの内容理解を、時々なら確認してもOKです。

どうやるかというと、文字を見ずに、絵だけを見ながら、日本語でお話を再現してもらうんです。

こうすることで、
英語⇒日本語
と訳すのではなく
英語⇒絵⇒日本語
となるので
英語を読んだり聞いたりするときには、英語脳を使う、
でも、説明するときには、絵を見ながら自分が得意な日本語を使ってもOK
なんです。

ただ、あまり頻繁にはやらないことをおすすめします。

せっかく子供の時から英語をやっているのに、英語を日本語にしないと理解できない中学校からの文法ガチガチ学校英語のような頭にしてしまったら、本末転倒ですからね。

まとめると、
1.お話や絵に関する質問を英語でして、英語で答えてもらう
2.絵だけを見て、話の流れを自分の言葉で話してもらう

英語脳を育てるため絵本の読み方で大切なことはこの2つです。

音読して英語の音を理解する

最後に1つ。
英語の音を理解することは、読んで理解するのと同じくらい大切です。

音を練習方法は3つです。

本を見ながら音源に合わせて読むオーバーラッピング
本を見ないで、聞こえてくる音源をそのまま真似るシャドーイング
本を見て声に出して音源のように読む音読

オーバーラッピングやシャドーイングが何かご存知ない方は、これを参考にしてみてください。

オーバーラッピング(Overlapping): オーバーラッピングは、音読の一種であり、話者が録音された音声を聞きながら同時にその音声を口に出していく方法です。この方法では、録音された音声の速度に合わせて同時に喋ることが重要です。具体的には、録音された音声の先行部分と自分の発音が一部重なることがあります。この方法を用いることで、リスニング能力を高めるとともに、スピーキングの練習にも役立ちます。
シャドーイング(Shadowing): シャドーイングもまた音読の方法の一つであり、録音された音声を聞きながら、できるだけ速く、正確にその音声を再現することを目指す方法です。シャドーイングでは、発音やイントネーション、リズムに焦点を当てます。自分の声をできるだけ録音された音声と同じタイミングで出すことを目指します。これにより、リスニングとスピーキングのスキルを同時に向上させることができます。


どちらの方法も、リスニングとスピーキングの両方のスキルを同時に向上させることができます。オーバーラッピングでは、音声との重なり合いを重視し、シャドーイングでは速さと正確さを重視します。それぞれの方法を繰り返し練習することで、より自然な英語の発音やリズムを身につけることができます。

これを繰り返すことで、音と文字の関係、音の変化、音のつながり、リズム、イントネーション、間、ピッチと呼ばれる音階、強勢など、英語独特の音の要素が耳と口と舌に刷り込まれていきます。

お子さんの英語教育で、何をしようか?と思われている方、ぜひ!英語の本が読めるようになることを目標にしてください。

英語で思考できるようになると、いろんな扉が開き始めますよ!

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どんな本がお勧めですか?とか、どうやって始めたら良いですか?
という場合、年齢と今までの経験、今どんなことをしているのかを教えてください。

より具体的なアドバイスができます。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次回は、「大人が英語脳を作るには?」をお届けする予定です。

幼児から英語の本を読めるようになるクラス、
私のスクールでも教えています。

幼児~小学低学年

小学生~中学生

大人の方や大学生~高校生向けには、
英語小説を読んで英語脳を育てるeラーニング講座
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年齢や興味に合わせて、トピックを深掘りしていくので、
内容がわかる~を軽く超えて、思考が深まるレッスン構成です。

外国人講師から、受講者一人ひとりに対して作られた添削動画が受け取れるので、単語の使い方、文法、発音がピンポイントで正確にわかり、自然な言い回しが学べます。

課題は、動画や音声で提出するので、オンラインの英会話レッスンでは、その場しのぎでおざなりになってしまう細かい発音や文法も、きちんとわかるように直してもらえ、何度も練習ができて、確実に上達しますよ!

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