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大人が英語脳を作るには?

今日は、大人が英語を英語のまま理解する英語脳を作るには、どうしたらよいのかについてお話します。

大人になっても、英語脳は作れます。
でも、中学や高校でやってきた学校英語や受験用の英語の勉強を続けていると無理です。

なぜなら、学校英語は外国語としての英語を身につける方法だから。

つまり、日本語に訳して考えてから理解するので、英語を英語のままで理解できないからです。

英語脳は、英語を英語のままで理解する、つまり外国語や第二言語(セカンドランゲージ)としてではなく、第一言語(ファーストランゲージ)としての理解に近づけていこう、ということです。

大人になってからでも、脳の思考のクセを直せばできます。

英語脳を作るには多読!だけど・・・?

英語脳を作るには、大量に英文に触れてインプットすること多読が必要です。

読んだ文字数が100万語を超えると、英語を英語のままで理解する英語脳が作れると言われてます。

私も英語の力がつかなくて困っていた時に、ひたすら英語の多読をやりましたが、その結果、完全に初見で初受験したTOEICで945を取得することができました。その時、リスニングは満点の495で、すごく驚いたのを覚えています。

100万語は、通常の英語小説ならば、6冊~15冊程度を読むと到達できますが、英文ならば何でも良いのかというとそうではなくて、大切なのが選書です。

質の良い本という意味の選書ではなく、あなたの今の英語レベルに合った本を読むことが大切です。

が、最初から大人向けの小説は難しいので、私がお勧めするのは児童書です。絵本ではなく、Magic Tree Houseや、Who was?などの伝記シリーズなどが良いですよ。

Roald DahlのCharlie and the Chocolate Factoryなんかも良いです。楽しいし、映画を見たことがあれば、初心者さんでも読めると思います。

映画化された大人向けの小説でも良いです。

他には、私のスクールでも使っているOxfordのBookwormシリーズで語数制限がある英語学習者用の本です。

私が個人的にお勧めしたいのはJohn Grishamの作品です。

法廷スリラーとか、サスペンス系の作品で、難しそう…って感じられる方が多いんですが、実は、簡潔な短文で書かれていて、話の展開がすごく速くて、どんどん読み進めてしまいます。

この記事を書くために、久々にJohn Grishamの作品を購入して読み始めたのですが、読み始めると次が知りたくなって、止まらなくなります(笑)

想像力で世界観理解が必要なファンタシーではなくて、すごく現実的な現代の話なので、想像がつきやすく、わかりやすいです。

お話の内容は深くありませんが、英語を英語のまま読む多読の目的であれば、最高の結果につながると思いますよ。

多読は論理的な学習方法

第二言語習得理論で言われているのは、理解可能レベルのインプットでないと、学習することができないということ。

でも、実際には、理解可能レベルの、ほんのちょっと上を狙うのが良いです。なぜなら、何事も飽きずにつづけるためには、ちょっとだけ挑戦になっているレベルを維持することが大切だからです。

筋トレで考えてみるとわかりやすいです。

いつも全く同じウェイトを、同じセット数だけ持ち上げて筋トレしていたら、最初は進歩があっても、身体が慣れてくると成長が止まります。
効果がなくなると飽きたり、怠慢になったりして、結局、中断することにもなりかねません。

だから、ツラくなるほど苦しくはなくて、ちょっとだけ頑張れば最後まで確実に読めるレベルの本を選ぶことが大切です。

具体的には、初見で90%~95%わかる本が良いです。

1段落にわからない単語が2~3個くらいの簡単なものがお勧めです。

これくらい簡単だと、日本語に訳して考えなくても、英語を英語のままで理解することができます。

例えば、
I have a pen.
なら「私はペンを一本持っている」なんて、わざわざ訳さなくても意味が分かりますよね?

自分がわかる範囲の簡単な英文で書かれた本を、まずはどんどん読んでいくことです。

読み返すことはせずに、左から右に、どんどん読んでいきます。

日本語の語順で理解するクセがある人は、ここで直していくようになります。

そして、わからない単語があっても、基本は辞書で意味を調べることはしません。

その単語がわからないと、全体の意味がさっぱりわからない!!!という場合だけ、できる限り意味を推測してから、調べてみるのもありです。

実は、この推測する力は、単語力よりも役に立つ力です。

少しくらい単語がわからなくても、全体から意味が理解できる力は、リーディングだけでなく、リスニングでも使えるスキルだからです。

実際に電話やZoomや会話の場面で、相手の言っていることを100%聞き取るのは、日本語でも難しいですが、推測できると聞き返さなくても理解することができますよね?

結局は、リーディングもリスニングも、情報処理速度を上げることが課題なので、多読して英語を英語のままで理解できるようになると、リスニングでも威力を発揮します。

英語が上手な人や、外国人ネイティブ講師に英語上達のコツを一つ教えて!と聞くと、みんな口をそろえて言うのが、「Reading」
つまり多読です。

リーディングは、習慣になればレベルアップしながら一生続けることができる最強の英語学習法ですので、ぜひ、騙されたと思って、一日30分間の英語小説のリーディングを始めてみてください。

一日30分でも、1か月なすれば15時間。

ゆっくり読んでも、1分間に100単語は読めるので、
100単語×60分間×15時間×12か月=1,080,000単語
つまり、100万単語を超えることができます。

100万単語は、毎日たった30分間の積み重ねだけでも達成可能なんです。

100万語到達した時には、TOEIC900以上が狙えるかもしれませんよ!

幼児から英語の本を読めるようになるクラス、
私のスクールでも教えています。

幼児~小学低学年

小学生~中学生

大人の方や大学生~高校生向けには、
英語小説を読んで英語脳を育てるeラーニング講座
をご用意しています。

年齢や興味に合わせて、トピックを深掘りしていくので、
内容がわかる~を軽く超えて、思考が深まるレッスン構成です。

外国人講師から、受講者一人ひとりに対して作られた添削動画が受け取れるので、単語の使い方、文法、発音がピンポイントで正確にわかり、自然な言い回しが学べます。

課題は、動画や音声で提出するので、オンラインの英会話レッスンでは、その場しのぎでおざなりになってしまう細かい発音や文法も、きちんとわかるように直してもらえ、何度も練習ができて、確実に上達しますよ!

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