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下を見るのは自己満じゃない。強くなるため。

上を見たらきりがないし、下を見てもきりがない。

でも、なぜ私たちは上を見たり下を見たりするんでしょうか?

まず、自分よりも下を見て
「もっとひどい場合もあるからさ、いいじゃん、これくらいで」
って現状に甘んじる言い訳として使えますよね。

逆に、上を見て
「あんな風になるのはムリ!」
って、今の自分との大きなギャップに押しつぶされそうになったら、
正当化するために使おうとします。

いやー、自分っていう人間は、なかなか一筋縄では動かない生き物だと思いませんか?

言い訳ばっかりしてて、矛盾だらけで、めちゃ面白い!って思います(笑)

もうこの意味不明さが、かわいい!

って思いますが、笑ってても自分の現状は良くならないので、
どうやって自分を進めていくのか?
臆病な象さんをどうやって歩かせるのか?
非力な象使いさんは知恵を絞るわけですよね。

(メルマガ読者さん、象と象使いの話、覚えてますか?)

明日の自分のために一歩進めるために
「下を見る」っていうことをどうとらえたらいいでしょうか?

私、時々、山登りに行くんですね。

最近は月に1回程度しか行けてないんですが、
毎日のトレーニングで自分の体力が向上しているかどうか、
定点観測するために、同じコースを走って登り下りしてるんですが、

山を登っている時って、頂上に早くたどり着くことばっかり考えて、上を見ながら登らないですよね?

転ばないように、一歩一歩、ちゃんと足を置く場所を考えながら
登っていきませんか?

でも、ちょっとしんどくなったときに、ちらっと下を見たりしちゃいませんか?

なんだかんだ言って
「もう、こんなにも登ってきたんだ!」
ってびっくりして、自分がたどってきた道が、やってきたことが無駄じゃなかったって、感じますよね。

辛い時や、乗り越えられない壁にぶち当たってるかもしれないって言う時、私は下を見るようにしてます。

なぜなら、今までやってきたことが大事に感じられ、
他の人の分まで頑張ろうって気持ちになれるから。

母がガンだと診断された時、
私は登ってきた道のりを見て、頑張れる力を得ました。

40年近くずっと同居していた最愛の母の余命が宣告された時、
やっぱり下を見ました。

耐えられない苦しみに押しつぶされそうなとき、
下を見ることで、自分の人生の蓄積が見えます。

前に進むべき理由が見えてきます。

辛いときには、上は見ません。

そんなことより、とにかくそこから転げ落ちないように、何とかとどまれるように、踏ん張ります。

心がちょっと回復したら、次の一歩が出せるように、恐る恐る足を前に少し進めます。

そして、ちょっとでもやる気が出てきたら、顎を上げて、目線のほんの少し先を見ます。

どこに足をのせると、すべらずに安全に前に進めるか、具体的なステップが見つかるからです。

頂上を見るのなんて、登り切った時だけだと思います。

人生って、階段じゃなくて、山登りだと思います。

階段は、誰かが作ってくれて、規則的に並んでいるステップですよね。
だから、足を踏み外したり、滑ったりなんてことはめったに起こりません。とにかく左右の足を前に出してたら上に行ける。

でも、山を登るのって、一歩一歩のプロセスが大切なんです。
すべるとケガするかもしれないので、一歩一歩を大事にしていないと、目標にはたどり着けなくなってしまいます。

山を登ることって、人生を進む中ですごく大事なことを気づかせてくれるので、私、最近、すごく好きなんですよね。

実は、いつも走って登ってるので、時々口から心臓が出そうなほどしんどいこともあるんですが、でもね、終わった時の爽快感が最高なんですよ。

私は心拍計fitbitを付けて、自分の体の数値を見ながら走ります。

理由は、自分の感情という主観と、それが沸き起こっている原因の体を客観的に見るっていうことをすると、自分を前に動かすための道筋が見えてくるからなんです。

つまり、しんどい!って思った時には、
心拍数が毎分170を超えていて、本当に限界に近かったり、

心拍数が130程度でもしんどいと感じる時は、まだ心拍数が上昇途中でウォーミングアップが完了してなくて、身体への負荷と必要な酸素量が見合ってなくて、ツラがっているだけだとか、

主観と客観を組み合わせて自分を観察できるのって、
すごくたくさんの学びがあるんですよ。

そして、毎回同じコースを登ることで、前回に感じたことや心拍数データやタイムと比較することができるので、さらに客観的に観察することもできるんです。

日常の中での、ちょっとしんどいことを、ほんのちょっとずつやっていくと、自分の中の象さんを動かすヒントが時々見えてきます。

山登り、お勧めです。

ということで、明日1月28日日曜午前10:30から、龍ノ口山頂まで登るんですが、どなたかご一緒しませんか?

明日朝、10:20分ごろ龍ノ口グリーンシャワーの森駐車場に到着し、10分間のウォームアップ後、10:30から登ります。

私は、南展望広場を経由して、頂上まで行き、タッチしてすぐに下山するのですが、Ericは南展望広場までゆっくり登ってから、ちょっと休憩して、私が折り返して南展望大広場を通過するタイミングで下山開始してます。

私は駐車場↔頂上 往復40分間以内を目指していて、
Ericは駐車場↔南展望広場 往復50分間くらいで

それぞれのペースで登ってますので、良かったら一緒に登りませんか?

最後まで登れなくても大丈夫だし、ゆっくり登っても大丈夫です。

しんどさに向き合うことで、見えてくることがたくさんあるのと、緑の中を登ると、頭がすっきりして、最高に楽しいですよ。

今日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


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