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きれいな英語を聞いてたら発音って上手になる?

先日、はじめてお話したAさんに
「EIKOさんって、英語の発音がすごく綺麗ですが、なぜですか?」
って聞かれました。


「練習すれば誰でも上手にできるようになりますよ。」
Aさん
「でも、EIKOさんは旦那さんがカナダ人だから、上手になったんじゃないんですか?」

「カナダに20年以上住んでる方でも、日本語訛りをしっかりキープされている方がたくさんいるので、きれいな発音を聞いてるから上手になれる、というわけではないですよね。」

というやり取りをしました。

Aさんは英語教育にたずさわっている方なのですが、
上手な英語を聞いていれば自然ときれいな英語が話せる、
というMyth(都市伝説)の威力は強烈
なんだ!と実感したので、
今日は、発音を身につけるための
必要条件と十分条件について書いてみようと思います。

根拠があいまいなMythを
必要な努力をしない言い訳にしてしまって、
実現可能な未来を失うともったいないですので、
きれいな英語で話したい!
英語のリスニングをアップさせたい!
英語力全般を底上げしたい!
と思っている方は、
ぜひ最後までお読みくださいね。

悪い発音で英語を聞いているのは論外

上達したいのなら、良いお手本を選ばないといけないのは当然です。

悪いお手本を見て、正しい文字が書けないように、
発音が悪い人をお手本にしていたら、あなたの発音がうまくなるわけはありません。

まず、きれいな発音をお手本にしてください。
これは必要条件です。

ただ、上手な発音を聞いていたら、
それだけで勝手に自分の発音がうまくなるかというと、
十分条件なのかというと、
それは違います。

大人が発音を直したいのなら、
意識的に直す方法を使うことが十分条件です。

考えてみてください。

上手な歌を毎日聞いているだけで、
あなたの歌は上手になりますか?

もちろん、歌う練習をしなければいけないです。

では、歌う練習をしているからと言って、
自分で思うように適当に歌っていて、
上手になれるでしょうか?

自己流で、毎回同じ間違いを同じようにしていたのでは、
上手になれるはずがないです。

ただ単に繰り返すだけでなく、
どこに注意して、何を変えればいいのかがわからないと
上達してるかどうかもわからないし、
効率的に上手になることはできません。

偶然きれいに歌えることがあっても、
それに気づけなければ
それを常態にすることはできません。

上達するとは、
お手本と自分とのギャップに気づき
そのギャップを埋めるための努力をすること

私が「発音は誰でも、何歳からでも、上手になれます」
という理由は、
ギャップの埋め方に方法論があるから
です。

私は、発音を一からすべて意図的に矯正しました。

しかも、英語圏ではなく、日本に居ながらです。

なので、環境要因はカナダ人の夫以外ほぼありませんが、
英語ネイティブのパートナーがいるだけで、
発音がネイティブなみにきれいになれるのなら、
ネイティブとルームシェアでもすれば
みんな上手になれるのではないかと思いますが、
そうではないですよね?

発音に関して疑問が湧いたときに、
夫に聞くことはありましたが、
その都度、的外れな意見を言ってくるので、
もう尋ねることはやめました(笑)

あなたが日本語の「ん」の音の作り方の説明を
わかりやすくすることができないように、
子供の頃から自然に発音を身につけたネイティブに、
自分がどのようにしてその音を作っているのかを
説明することはとても難しい
です。

魚に泳ぎ方を聞くようなものです。

ちなみに、日本語の「ん」の音の作り方は
3種類あるって知ってますか?

日本人が苦手な英語の[ŋ]の音も、
実は日本語の「ん」の一つなんだってこと、
知ってますか?

私は、まったく不自然に、人工的に発音を矯正しました。

どこをどのようにしたか、ということを
一つひとつ説明して再現することができます。

私の英語発音矯正方法は、
日本語の発音をベースに利用して
いかにして効率的に英語発音を身につけるか?
という方法なので
ただ単に良い発音を聞いて繰り返すだけ、
シャドーイングをやるだけ、
というような方法とは違って、
とても意図的で効率的です。

正しいお手本を使うことは必要ですが、
身近にネイティブ話者がいることは
必要条件でも、十分条件でもありません。

ネイティブは正解を知ってますが、
正解への辿り着き方を知りません。

正解を聞きわけるスキルがない人が、
やみくもに練習しても
うまくなれません。

私は、自分ではすぐにはわからない
自分の音声とお手本とのギャップを
どうやってして明らかにするか?
ということに多くの時間を使いましたが、
幸い今は、AIが発音の正誤を聞き分けてくれる
とても便利な時代になりました。

でも、AIにできないのは、
息や舌、口の中の使い方や、
発音の仕方が一人ひとり違う特性を持っているのを
どのようにうまく利用して、
より早く正解にたどり着けるように
指導するか?です。

これは身体感覚を言語化するので、
一からの意図的な発音矯正を経験したことがある人でないと、
伝えることが難しいです。

でも、発音には
スピーキングやリスニングだけでなく、
文法、ライティング、語彙、表現力、
すべての要素が含まれている
ので、
英語をやっているのに発音をやらずにいるのは、
本当にもったいないな、と思います。

その上、発音は、文法よりも簡単にマスターできて、
応用範囲が文法以上という、
コスタとタイパが最高のスキル
なので、
やらないのがもったいなさ過ぎます。

正しいお手本を選ぶ:必要条件
意識的な習得方法を実践する:十分条件

これがあれば、誰でも、いくつになっても、
正しい発音は身につきます。

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発音は聞いていたら自然に上手くなるものではありません。

その証拠に、英語圏在住歴が数十年で
しっかりと日本語訛りをキープされている方が
たくさんいらっしゃいます。

いまどき、YouTubeやNetflix、音声教材なんてごろごろあります。
大人になっても聞いているだけでうまくなれる人もいるのでしょうが、
恐らく天才的な音楽的才能をお持ちの方なのでしょう。

ただ、絶対音感ですべての音楽は演奏できないのと同じで
耳が良いのは発音上達の助けにはなりますが、
それだけで効率的で効果的に発音マスターは難しいですし、
私は特殊な才能を持った人間ではないので、
地道な方法でしかできませんでした。

発音を矯正するには、知識と実践が必要です。

泳いでる人を何十回見ても
見よう見まねで泳げるようにはならないように、
英語の音がどのようにして作られているのか理論がわかった上で、
実際に口、舌、喉、息を使って覚えないと
できるようにはなりません。

難しそうに思えるのは、やったことがないからだけです。

発音は理論と方法がわかればとっても簡単です。

発見が多く、すぐに上手になるので
やる気も持続します。

発音がうまくできるようになると
英語が話したくなるし、
今まで聞こえてこなかった音が
ウソのようにポンポン耳に入ってきます。

英語の体系的な発音は、
きちんと網羅して学ぶことをおすすめします。

これが出来ていないと、延々と迷いますので、
「日本人なんだから、日本人訛りでいいっしょ!」
と適当に発音をやっていると
どこまで行っても頭を打ち続けます。

できるだけ早い時点で発音をマスターしてください。

3か月でできます!一緒にやりましょう!


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