英語の勘2の補足(1)

英語の勘2においては、私自身がどのように英語文法をとらえ、話しているか、、について解説しました。過激に単純化すると、二つのうちの一つのルールは自分にとって大切なものの順番で単語を置くということでした。

さて、先日、3月末の第2回英語喉祭りにおいて、ある方に次の質問を受けました。

There is a treeのようにThere isばどう説明されますか?

ということでした。

これはなかなか難しい問題ですね。大切な順番であれば、なぜTREEが最初に来ないのでしょうか?

しばらく考えましたが、喋っている人にとって、名詞というのは一番難しいと思います。50歳すぎると分かりますが、名詞を思い出せないことがあります(人の名前など)。

そこで、ある木があることを目の前にしたときに、

A tree is there

というのは意外と難しいものです。TREEという名詞を思い出さないといけません。TREEぐらいだと簡単な単語ですが、例えば、テレビのチャンネルを変えるもの、、の名称とか、キッチンでふかした芋をつぶすための道具とか、とっさに思い出せません。

代わりに、話している自分にとって大切なのは、そこ!っということではないでしょうか?見えているからです。

そこでTHEREが最初に来るのだ、、と考えれば良いと思います。

構造的には

That is a penとかthis is a penと同じですね。

話している自分にとって、「あれ」とか「これ」とか「あそこ」のほうが、ぱっと頭に浮かぶ「存在物」なのでしょう。

良く考えると、That is a penとThere is a penは同じようなものなのではないでしょうか?

That is a pen
There is a pen
の構造は同じではないでしょうか?

ただ、訳した時に、日本語ではとても違う文になります。
あれはペンです。
ペンがあります。

日本語に訳すから違って感じるだけで、、、
That is a pen あれはペン
There is a pen あそこにあるのはペン
と言う具合に、同じに見えます。

THEREがTHATやTHISと同じ、、いや、その他の名詞と同じだと理解をすれば、急にTHEREという表現が簡単に思えてきます。

英語祭りの参加されていたTさんは、「THEREで始めたほうが、急でなくて、相手につたわりやすい」という内容の意見を出されましたが、根本的には同じことかなと思います。

英語の勘2、以下のリンクからどうぞ。

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