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まーくんのこと-4 皮膚型リンパ種について-1

こちら、生前のふわふわふモフモフまーくんです。

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まーくんはブラッシングが大好きだったので家族全員でよくしてあげていました。ブラッシングしてちょーだい、といわんばかりに背中をこちらに向けておすわりをすることも。(カワイーッ)そのおかげか彼の毛並みはいつもフカフカ、ツヤツヤでした。

そんなまーくんでしたが、亡くなる頃には耳、目や口の周り、頭のてっぺんなどは毛が抜け落ちてしまっていました。

まーくんの脱毛の原因は、皮膚型リンパ腫という病気が原因だったのでは、ということでした。

この書き方だと、「だったのでは?断定じゃないの?」と、思うかもしれません。その断定できない理由も含めて、まーくんの体に現れた皮膚リンパ腫と思われる症状について書きたいと思います。わたしがお世話になった先生は犬の皮膚型リンパ腫は珍しい病気だと教えてくれました。 

時系列で書いていきたいと思います。

最初に気づいたのは、2018年1月1日。以前の記事にも書きましたが、まーくんは2017年の大晦日の夜から様子がおかしくなりました。病院につれていかないと!となったのですが首輪をつけようとすると今までにないぐらい嫌がり、つよい怒りを示しながらこちらに牙を向けてきました。( まーくんは散歩以外は多くの時間を室内で過ごしており、家の中にいるときは首輪を外していました。)

そのため、首輪をつけるのにも大変苦労したのですがこの時にちょうど首輪をつける位置の、まーくんの首まわりの皮膚が赤くなってることに気づきました。この時は「ここってこんなに赤かったっけ?」と思う程度でしたが、そのうちすぐにこの赤くなってる部分からフケのようなものが出るようになりました。

1月の後半、以前お世話になっていた病院にて初めてまーくんの皮膚について診てもらった結果:「フケのようなものや皮膚の炎症の原因はよくわからない。ターンオーバーの乱れ、なども考えられる」とのことでした。今思い返せば、このとき先生はどのような検査をしたのかよくわかりません。( 診てください、といったすぐその後に診断結果を出していました )

当時、まーくんには他の症状もあったので、この診断についてはひとまず受け止めつつ私の頭の中は「違う病院を探そう」という考えでいっぱいでした。この後、首まわり以外からもフケが出はじめ、耳の後ろを中心に毛も少しずつ抜け落ち始めていました。

通常の生え変わりのように毛だけが抜けるのではなく、毛と毛根にくっついている、、、なんだあれは?乾いた皮膚のかけら?も一緒にぽろぽろと取れるような感じでした。のちにこれを『落屑』ということを知りました。(落屑:皮膚の表層が大小の角質片となってはげ落ちること。)

幸いにも本人、もとい本犬は皮膚に関しては痒そう、または痛そうにしている様子は見られませんでした。( 別の症状がすごく大変だったので、おそらく、ですが )

2月、新しく見つけた病院の先生に往診にきてもらい、細菌培養検査をしてもらいました。(診断結果は1週間後に出ました)この時点で口や目の周りもほんのり赤くなってきていました。

診断結果は:「真菌感染している」とのこと。真菌とはカビの一種です。落屑や脱毛も真菌症に見られる症状とのことで、原因がわかりとてもホっとしたことを覚えています。

検査の結果を踏まえて感染している菌をやっつける薬と抗生物質を処方してもらいました。いろいろとトラブルを抱えていたまーくんでしたが、皮膚については治療法が見つかったぞー!とひとつ前進したような気持ちでした。別記事でまた理由を詳しく書きますがまーくんは同時期に別件でステロイドも短期的に処方されました。( 毎食3錠ずつ服用 )このステロイドのおかげもあってか、この時期は皮膚の炎症はだいぶおさまっていきました。

私と家族はまーくんの寝床を常に綺麗に保つように心がけ、毎日せっせとシーツや毛布を変えていました。またこの時期、私はまーくんの症状についてネットで夜な夜な調べるのが日課になりました。そのうちの一つとして「真菌にはひば油が効く」という情報を入手しお手製のスプレーも作り、まーくんが生活する場に毎日シュっシュと吹きかけていました。

まーくんの皮膚の症状はどうやら真菌だけが原因ではなかったので効果の程は結局わからなかったのですがひば油はいい香りでした…。

いちど、このあたりで区切ります。

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