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なぜこんなことに!?変わり果てた仏像3選


 今回は仏像3選です。仏像系は歴史があり全国的に量が多いからか、探すと変なものが結構出てきます。そんな仏像群の中で、私基準で選んだ奇妙な仏様を皆さんにお見せしたいと思います。




①しばられ地蔵尊(東京都葛飾区 南蔵院)



 お地蔵さんが全身を縄で縛られています。実は江戸時代からある風習で大岡裁きの故事に由来します。願を掛ける際に地蔵尊を縄にかけ、願いがかなうと縄をほどきに行くのですが、ご覧の通り縄が何重にも巻かれ年輪の如く太くなっています。ここまでくると内側の縄が解けないと思うんですが、その辺どうしてるんですかね?




②十一面観音(長野県東筑摩郡筑北村 安宮神社)


 修那羅山(しょならさん)の安宮神社にある、この場所に置いてたらブナの樹が成長して中に取り込まれたという、なんとも珍しい仏像です。ブナ観音、または樹胎仏とも呼ばれています。境内には他にもユニークな石仏群があり、見ごたえがあります。人懐こい飼い猫が2匹いたのもポイント高いです。


中央ら辺の小さな穴に石仏が入ってる




③頭部だけコンクリートブロックに貼りついた仏像(岡山県浅口市 両面薬師堂)


 両面薬師堂という名のお寺で、南面は薬師如来、北面は釈迦如来が置かれ、お堂は南からでも北からでも拝むことができるようになってます。しかし、問題の仏像はお堂の仏像ではなく、境内にある石仏の中に混ざっています。それはこちらです!↓↓↓



 仏様の頭部がコンクリートブロックに貼りついてます。何がどうしてこうなったのかは謎で、これを見つけた時にネットでググってみても、写真をアップしてるのが1人だけ、というぐらい情報が少なかったです。歴史ある石仏が何らかの原因で壊れたけど、捨てる訳にもいかず頭部だけコンクリートブロックに貼り付けた、という感じなのでしょうか。あたかも、仏教の教えである輪廻転生を地で行くかのような光景で、驚きを禁じ得ませんでした。






 いかがでしたか? ①縛られ地蔵尊と②十一面観音は知ってて見に行ったのですが、③の頭部だけの仏像に関しては本当にたまたま現地で見つけました。見つけた時は一瞬、宇宙のバグかなと思いましたね。なぜこんなものが存在するのか、そしてなぜこれが世に知られていないのか、不思議でしょうがなかったです。いずれは日の目を浴びて欲しいなぁと思ってましたが、まさか自分がnoteで紹介することになろうとは、人生分からないものです。

 あと、お知らせなのですが、kindleの書き下ろしを執筆中です。公開がいつ頃になるかの目途は立ってないんですが、どうぞご期待ください!



↓↓↓デビュー作です!↓↓↓



終わり





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