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世界一の大気汚染都市、サンフランシスコ!?

やはりカリフォルニアといえば、晴れ・青空・太陽・ヤシの木!みたいなイメージを持たれることがほとんど。
でも実はですね。サンフランシスコって、かなりの高確率でこんな感じなのです。地形の関係で、霧がとってもかかりやすいんです。

ちなみにこの霧、"Karl the Fog"っていう名前が付いています!なんとツイッターアカウントもあるらしいですよ。

というのはさておき。

今、霧どころではない大変な事態が続いています。
先週末ごろから史上最悪の山火事が続いており、200kmも離れているサンフランシスコ市内までもが危険な大気汚染レベルに達しているのです。この空気を一日吸うとタバコ11本分の被害だとか。

火事から車で逃げようとしたある夫妻が撮影した動画。最後まで見切るのが辛いくらい恐ろしい光景。この火事での死者は70名近くに達してしまっています。

そして本日、インドやパキスタンの都市を抜いて、世界一空気が汚い街になったらしい・・・

むやみに外に出ないように。空気を吸い込まないように。
ガスマスクみたいなガチなマスクを付けないと危ない、ということであちこちで売り切れてしまっています。

私たちは、さらに60kmほど離れたところに住んでいるのですが、本日サンフランシスコ市内に来てみて衝撃的でした。息をすると苦しい。目がシュパシュパする。臭い。暗い。ちなみにこの投稿のトップ画は今日の真昼間14時頃歩いてて遭遇した光景です。#nofilter

乾燥した空気のカリフォルニアでは山火事は珍しくはないのですが、ここまで被害が広がったのは初めてだそう。
改めて、考えさせられます。
「晴れてて最高!空気がカラッとしてて最高!青空最高!」\(^o^)/
とのんきに過ごしているのですが、その裏には実は「水不足」という深刻な問題がひそんでいます。
カリフォルニアの水不足はかなり前から問題になっており、レストランなどでは注文をしないと水を出してくれません。庭の水やりなどに制限がかかることもあるくらい。

晴れてほしい!という観光客と。
雨が降らないと生計が立てられないという農家と。
火事で家や家族を失ってしまった被害者と・・・。

どんな事象でも、見る角度によって伝えるべきストーリーが全く異なる。そのことを改めて気づかされた一日でした。

それでふと思い出した、大好きなTED TALKを最後にご紹介します。The Danger of a Single Story。ちょっと長いし、火事は全然関係ないのですが、常に多様な視点を持ち合わせていたいなーと思うきっかけとなったビデオです。



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