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珈琲チェーン店<電話窓口>ミステリー調査1社目:強みは丁寧な顧客応対姿勢、課題はわかりやすさ

はじめに

当該調査の目的は、顧客接点でよくある事象を客観的に捉え、共有しながら読者の皆様の自社サービス改善につなげていただくことです。決して企業間比較を目的としたものではないことを、お断りさせていただきます。

調査件数は、1記事(1社)につき2応対です。顧客応対プロセスとスキルを一元管理する顧客接点のレベル感は、2応対でも傾向が見えるものです。
たまたまの事象は、数パーセントの確立であって、立て続けに起こるものではありません。2応対であれば、多く行われている事象が抽出される確度が高いということです。
一方、正しく業界内の位置づけ測る目的であれば、サンプリング件数や案件を増やす必要があります。自社サービスについて、そのようなご要望ある場合は、別途ご連絡いただけますと幸いです。

昨今の顧客接点は、「ダメを無くす」から「工夫を増やす」マネジメントにレベルアップする傾向にあります。どんどん進化するサービスがお客さまに選ばれていきます。
腰をすえて数か月評価結果を待ち、改善着手に更に数か月かけるよりも、気づいたら改善につなげることを迅速に実行していただきたい。そう言った思いで公開する白書です。

皆さまの大切なお客さまとのやりとりに少しでも役立てていたただけると嬉しいです。

※発信時間は集中しやすいオープン直後、お昼の時間、夕方終了前の時間をさけて発信しております。
一生懸命応対いただけた応対者の皆さまには、心より感謝申し上げます。


今回の調査に関する事前準備

ペルソナ設定:会社員女子。理解度低い/ネットリテラシー低い。
要件:会社の景品でプリペイド型カードの購入を検討している。
   1000円、2000円、3000円と金額を変えて数枚ずつ購入したい。
   インターネットで見たが、よくわからない。
   金額を自分で設定できるか等知りたい。

発信先: ※社名は有料版で公開いたします
①会員サポートデスク(電話)
②お客様相談室(電話)

評価ランク:5段階評価  ※詳細評価基準は有料版で公開いたします
1は欠陥品質/2は応対の不備/3は当たり前品質/4は満足品質/5は感動品質

評価項目:以下7項目

  1. ファーストインプレッション

  2. コミュニケーションリード

  3. 情報の具体性

  4. 情報のわかりやすさ

  5. 温度感に合わせた応対

  6. お客様体験への連携

  7. 基本マナー



調査結果<全体数値>

当たり前品質(ランク3達成率)は100%が維持されており、満足品質は14.3%と低めに留まる結果でした。

全体評価 ランク3達成率(7項目×2 項目中ランク3以上の割合)100%
     ランク4達成率(7項目×2 項目中ランク4以上の割合)14.3%
     ランク5達成率(7項目×2 項目中ランク5の割合)   0%

調査結果サマリー<良い点と課題>

良い点:失礼さを感じさせる要素はなく、2応対共に最初の挨拶から終話の名乗りとご挨拶まで、丁寧な応対が維持されていました。
顧客対応姿勢と応対マナーに対する社内基準が設けられていることが伝わることによって、信頼できる企業イメージにつながります。
2応対ともに、マナーだけではなくお客様への配慮も感じられ、会社の姿勢そのものが顧客本位であることがイメージでき、好印象が残ります。

課題(伸びしろ):「わかりやすさ」に伸びしろがあります。
明らかにわかりにくいと感じる不満の応対レベルではありませんが、わかりやすさに至りませんでした。
応対マナーに軸足がおかれすぎの印象を与えてしまいます。
わかりやすさは、総合的な満足に大きく影響するため、全体としての満足感には至りませんでした。基本マナーが整っているため、わかりやすさが補強されると更に良い応対になると感じます。

詳細は有料購読記事へ続きます。
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