【超長文レポート】スアールマンスリーカップ 2023年11月 名古屋大会


2023年11月25日 スアール名古屋店にて
スアールマンスリーカップ11月大会が開催された。今回は参戦記録とともに振り返ることにする。

1.参加者


 今大会は10名のクイズプレイヤーが参戦した。スアール店舗大会の結果を軸に、参加者の方々を可能な限り紐解いていく。

(1)歴代王者

2023年 4月大会 優勝
2023年 5月大会 準優勝
2023年10月大会 優勝
史上初の名古屋大会連覇、
前人未到の名古屋大会V3達成へ! あいんす

2023年 4月大会 決勝進出
2023年 6月大会 優勝
2023年10月大会 準優勝
二度目の頂点へリベンジを誓う   コンさん

2023年 4月大会 決勝進出
2023年 5月大会 優勝
2023年10月大会 第3位
虎視眈々と狙うは二度目の頂点!
光速の魔術師    hiro-yukiさん

(2)ファイナリスト経験者

2023年 4月大会 決勝進出
2023年 5月大会 第3位
2023年 6月大会 準優勝
実体験を活かした深い知識を武器に
今度こそ悲願の頂点へ!    CYANさん

2023年 6月大会 第3位
スアール名古屋店で積み重ねた
実戦経験は優勝への礎!!     OHさん

2023年10月大会 第4位
社会科の実力は折り紙つき!
前回の自分を超えていざ頂点へ! フジ公さん

(3)新勢力

スアールビギナーズカップ
2023年10月大会 優勝
マンスリーとの二冠達成へ!  サクライさん

2023年 5月大阪大会 優勝
名古屋との二冠達成なるか!  わたなべさん

今大会台風の目となれるか!?
今こそ、叡智を解き放て!   フクロウさん

スアールマンスリーカップ初参戦!
女性初の名古屋大会制覇へ!   しらがさん

2.予選ラウンド

(1)2⭕️2休クイズ

 全員一斉参加によるエンドレスチャンスの早押しクイズ。2⭕️獲得すれば勝ち抜けだが、お手つき誤答は2問休み。
 開幕スタートを見事に成功させたのはCYANさんだった。実体験を活かした素早い押しで颯爽と1抜けを決め、優勝候補の実力を存分に発揮した。
 一方、前回王者のあいんすは、「リオネル・メッシ」と「ピジョンブラッド」の連続正解で何とか5位抜けを果たした。

(2)3⭕️2❌クイズ

 シングルチャンスの早押しクイズ。3⭕️獲得で勝ち抜け。2❌で失格となる。2⭕️2休の勝ち抜け順に基づいて2組に分かれて行う。
 ここでは、周囲の積極的な押しに圧され、あいんすの押しは鳴りをひそめた。このラウンドでは勝ち抜けできず、A組4位に終わった。これで、A決勝スタートは絶望的となった。

(3)4pt New York

 シングルチャンスの早押しクイズ。正解すると+1pt。しかし、お手つき誤答は-1pt。なお、0ptでお手つき誤答をするとマイナスに突入する。3⭕️2❌の結果に基づき2組に分かれる。
 実力者が集う「死の組」に入り、中々本来の早押しの調子がでないあいんす。このラウンドも勝ち抜けができず、B組最下位に沈んだ。これでB決勝からのスタートも確保できなくなった。
 復調の兆しがあるとするならば、ギリギリで思い出せた「ロバート・キャパ」だろうか。

3.決勝ラウンド

(1)C決勝(5⭕️2❌)

 予選ラウンドの結果に応じて行う順位決定戦。参加者はフクロウさん、あいんす、サクライさん、しらがさんの4名。前回王者がC決勝から参加するというまさかの展開。
 試合は、あいんすが王者の底力を証明する早押し劇をみせ、真っ先にB決勝の切符を掴む。その後は、深い知識を持つしらがさんが着実な正解を積み重ね、2抜けを決めた。10月のビギナーズカップを制したサクライさんは、終始誤答に苦しみ、ここで敗退となった。

C決勝の最終結果

(2)B決勝(5⭕️2❌)

 参加者はOHさん、hiro-yukiさん、コンさん、フジ公さんに加えて、C決勝を勝ち抜いたあいんすとしらがさんの6名。前回大会の決勝を思わせる組み合わせで、最も熾烈なB決勝になる雰囲気が漂う。
 試合は、前回王者のあいんすがC決勝の勢いそのままに正解を積み重ね、あっという間にA決勝の切符を掴んだ。予選ラウンド3位のOHさん、前回準優勝のコンさんが2❌で失格となる死闘の末、hiro-yukiさんが判定2着を確保しA決勝に駒を進めた。終了間際に出された「イカロス」が答えになる問題が決め手となった。

B決勝の最終結果

(3)A決勝(7⭕️3❌)

 参加者は、予選ラウンドを全て1抜けしたCYANさん、大阪店舗大会王者のわたなべさんに加えて、B決勝を勝ち抜いたあいんすとhiro-yukiさんの4名。
 序盤は、名古屋大会の決勝常連者による鍔迫り合いが展開されるも、中盤以降はhiro-yukiさんの鋭くて巧みな押しになす術がなく、完全にゲームを支配された。
 その後、hiro-yukiさんは、❌も駆使しながら6⭕️2❌のダブルリーチに持ち込むと、最後はトビリーチとは思えない電光石火の押しで「キジムナー」を正解。2023年5月大会以来2度目となるチャンピオンに返り咲いた。

A決勝の最終結果

4.戦いを振り返って

 今大会に参加して感じた収穫と課題をまとめる。

  1. C決勝スタートながらA決勝まで進めたこと

    10月大会と比べると、今大会を通じた早押しの調子は、本来のものからは程遠かった気がする。それでも、C決勝以降の通算が14⭕️0❌と❌を使うことなく進められたのは良かったと思う。

  2. スアールマンスリーカップ参加回において連対率100%をキープできたこと

    予選ラウンドでの手応えのなさからみれば、A決勝に駒を進められるかすら怪しかった。そして準優勝という結果を得られたのは、ある意味巡り合わせがよかったともいえる。

  3. 頻出問題(ベタ問)への練度不足

    経験年数などの面でみると仕方ない部分でもあるが、やはりベテラン勢の牙城を崩すには、自分も(多角的な知識の定着も含めて)頻出問題への練度を高めていく必要はあると思う。

  4. ❌を使ってでも止める勝負が出来なかったこと

    ❌を使わずに決勝ラウンドを戦えたこと自体はよかったものの、勝負に出るクイズマネジメントにはまだまだ課題があるなぁ...と。実戦経験を積み重ねるのと同時に状況に応じた戦術を使いこなせるようにしたい。

 12月には、AQL2023東海リーグがある。自分の得意ジャンルをきっちり捉えつつ、勝負師の一手も交えたバランス感覚を意識したいと思う。

当時の感想は以下のポストから。

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