本格水冷#4 リザーバー+ポンプの選定

初回の記事でグラボ用の水枕を購入していますが、臨時収入があったため、リザーバーとポンプを購入したので、選んだ理由とその経緯について解説します。

自分の使用しているPCケースはLian Li製のO11 Dynamicというフロントとサイドがガラスケースになっている、デュアルチャンバー(ケース内が2つの部屋に分かれている)タイプのケースです。ショーケースのようになっているため、中をドレスアップする人に人気の高いケースですが、本格水冷をしやすいように設計されているため、エアフローなどところどころに高級なケースと比較してちょっと怪しい印象があります。
でも、見た目がめちゃくちゃかっこいいのでプラマイゼロでしょう。

また、より本格水冷に特化した一回りサイズの大きいXLや、省スペース版のMINIも出ており、シリーズの人気さが窺えます。

現在は天面にファン3つ、正面から見て右側の側面に360mmのCPU用簡易水冷クーラーを搭載して、両方とも排気でセットし、底面と背面から吸気しています。


このケースはもともと本格水冷をしやすいようにという設計で、本格水冷用のリザーバー+ポンプのオプションがメーカーからも公式で出ています。
この手の、特定のケース専用のリザーバー+ポンプは、配管が補助されるため曲げなどの工数を減らしたり、組み立てを簡単にする効果があるため非常に有効です。


有名なのはケースメーカーのLian LiとEKWBがタッグして製造販売しているもの。
価格はAmazonで約24,000円。おそらくLian Liの代理店が取り扱っているので国内でも手に入りやすく値段も比較的安価です。
EKWB公式通販では約25,000円+送料なので、Amazonなどの国内の通販や店舗で購入するのが良さそう。

ただ、このリザポンの組み立て見本を見るとわかるのですが、

画像1

このように

ポンプ→グラボ→CPU→“ラジエーター1→ラジエーター2“→リザーバー→ポンプ


となっており、グラボで熱を吸ったクーラントがそのままCPUの水枕を通ります。
熱交換が充分に行われていれば、問題ないつくりだとは思うのですが、温まったクーラントではCPUが充分に冷えない気がするので、

ポンプ→グラボ→“ラジエーター1→CPU→ラジエーター2“→リザーバー→ポンプ

のループを作りたいところ。

画像2

そうするとこの配管が思いついたのだが、
グラボからラジエーターへのチューブが複雑な形になってしまう上に、使わない通路が多くて不恰好になってしまう。圧力弁の隣あたりにもう一つ口がついていれば理想的でしたが。。。ということで保留。



次に候補に上がったのがBITSPOWERのリザポン。
価格はAmazonでは並行輸入品しかなく、40,000円前後、BITSPOWER公式の通販では17,000円+送料
国内の通販のAmazonでも、お届けまでの期間は1〜2ヶ月と非常に長い(この手の表記は注文してもキャンセルされてしまうことがあるので、正直あまりいい思い出がない…)。
BITSPOWER公式の通販は利用したことがないため、翻訳したり、個人輸入につきまとう、注意事項を調べながら注文することになるので、ちょっと面倒というのが正直あります。

公式の組み立て例では底面にラジエーターを付けない組み立て例が載っています。

画像3

これに無理なく底面のラジエーターも追加すると、

画像4

このようにグラボの排出からラジエーターへ繋ぐのが理想的かなと思います。
一番理想的な配管がこのリザポンでした。
手軽な入手経路があれば購入したかったです。



次がBykskiのリザポンでAmazonでは22,000円前後ALI EXPRESSで送料込みでも17,000円前後で購入可能
今回最終的に購入したのはこのリザポンです。

Bykskiのリザポンは4種類ほど出ており、発売時期によって配管のレイアウトが微妙に違うようです(何故か商品名が同じせいで商品説明に画像がないと見分けがつかない…)。

また、入手経路もAmazonのマケプレやALI EXPRESSを利用することになるため、微妙に商品説明をしっかり読んでいたとしても、注文した通りのものが届くのか?という不安もあります(実際注文した今も不安…)。

組み立て例ではリザポンからラジエーターに通す構造ですが、

画像5

右下のポンプからの配管をグラボに直結して、グラボからの出をラジエータに繋げることで、

画像6

このような配管にできそうなので、おそらく1箇所使用しない状態にするだけで、見栄え良く組めそうです。

後は注文した通りのものが届くかですが、購入したストアでも商品説明の画像がバージョン違いの画像が入り混じっているため、届いた現物を見るまで不安の種に。

届いたものがだめな場合、BITSPOWERのものを注文するかもしれません。
あと写真を見る限り、60mmの肉厚ラジエーターが入らない気がします・・・。その場合は、同じシリーズのO11 Dynamic XLにケースも買い替えになるかもしれないので散財が止まりませんね(白目。

現状はこんなところです。
次はCPU水枕とラジエーターについて書こうと思っています。
気が向いた時に書いているので、気長に待っていただければ幸いです。

ALI EXPRESSの荷物が届いたら、開封動画でも撮ろうかと思っています。

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