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ライム -一歩踏み出す-

PIECE主催 喜多川泰講演会をうけて
せっかくなので記録と感想を。

喜多川 泰(きたがわ やすし)
1970年5月10日生
東京学芸大学を卒業後、教育者を目指し大手学習塾へ就職。
学習意欲向上や人生教訓を授業の前時間で塾生に話していたが
本にまとめてみたらどうかとの提案で、
本業の傍ら『賢者の書』を執筆。
2005年に作家デビュー。

執筆作品
『賢者の書』2005
『君と会えたから…』2006
『手紙屋 ~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』2007

『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』2010
は、2013年に佐野岳主演で映画化されている。
                         参考:Wikipedia
学生団体PIECE
大学生・社会人12名(2019.09.16現在)で構成される学生団体。
「人生を変えるきっかけを与えられるような団体になりたい。」という
強い思いのもと、活動。
他大学の学生や社会人との交流を促進し
学校だけでは得られない情報や出会い、出来事、きっかけを発信。

活動(2019年-)
お祭り居酒屋    7/14
スプラトゥーン祭り 8/12
映画観賞会     8/28
喜多川泰講演会   9/16
                      参考:講演会パンフレット

改めまして
「PIECE主催 喜多川泰講演会~一歩踏み出せば人生は変わる~」
へ、行ってまいりました。
喜多川さんは上述の通り、教育へ関りがあるということもあり
興味を持ち参加してきました。

内容は主題の通り、「一歩踏み出す勇気」を中心としたものでした。

1.自分らしく…とは…?

導入はこのテーマから。
誰もが悩み苦しむ問でしょう。
なぜ悩むのか。
それは自分が何者なのか、何をすべきなのか、何のために生きるのか
分からないから悩むのだ、と。

もっともですよね。
そしてそこからもう少し深みへ。

「なぜ自分が分からないのか」

うーん…
私は私なりに答えを持っていますから、
これに関してあまり考えることもなかったのですが
喜多川さんの答えを聞いて合点がいく
点と点が線で結ばれた感覚がありました。

「自分らしくないと受け入れることができていないから」

納得。
私の考えと一致するものがあります。
例えば、人によって態度を変えること。
よく言えば柔軟、悪く言えば八方美人といったところでしょうか。
私は人によって見せている自分は違えど、
それはすべて「自分」であると考えています。
要はどの自分も自分だと。(ゲシュタルト崩壊しそう。笑)

喜多川さん曰く、
「自分らしくない、と
 今の自分を否定してしまうから自分らしさが分からなくなる」
「これまであった全てが自分なんだ」

自分の考えを違う言葉で言語化されるとまた新鮮な気持ちになります。

2.時間がないからできない

一歩踏み出せない。
その原因(言い訳)に

「時間がないから」

なんて。
まぁ、身近な部分を考えると耳が痛い部分も。
片付けをしようにもそんな時間はない…

「片付け始めたら次の予定があってもぎりぎりまでやるでしょう?」

はい。その通りです。
気が乗らないだけなんです。
時間なんて作ればいくらでもできるのに。

この考え方、旅人なら1度は聞いた事があるでしょう。
「お金と時間の両方があるときなんてない。」
これと一緒ですよね。
チケット取ったらそれまで。
それだけで、もう旅に出ることが決まるんです。
これが「一歩」。

「時間がない」

は、言い訳に過ぎないのです。
とはいえもちろん一概には言えませんが。

余談ですが、
これベンチャー企業経営している人ではよく言われてるらしくて
「やりたいやりたいって言って行動できないのは
 本当はやりたくないからだ」と。
そんな辛辣な…と思いますが、
否定しきれないところもあります。

実はやりたくないのでは…??

3.諦めも肝心

質疑応答にてこれも共感したお話。
質問は忘れてしまいましたが、「諦めること」について。
恋愛をたとえにお話されていました。

「好きな人が5人できたとします。
 諦めない方がいいですか?諦めた方がいいですか?」

諦めなくてもいいんじゃない?
と、まぁ思うわけですが、そういうジェンダー論的な話ではなく。
要は諦めるという選択をすることで開ける未来があるよね。
というお話です。

これに関する質問で
「諦めることと挑戦することの線引きは?」
なんて質問がありました。
喜多川さんがどうお考えか聞くことはできませんでしたが
これは本人がやりたいと思うかどうか、でしょうね。

関連して、諦めなければ夢は叶うという名言に対し

「『諦めなければ夢は叶う』は真理ではないが、
 『諦めなければ伸びる』は真理だ。」

とおっしゃいました。
正に。
これは初めて言語化されたかもしれません。
挑戦し続けていれば成長するわけです。
言わずもがな。
教育現場で役に立ちそうなお言葉です。

〇根本的なお話

ここからは考えたことのお話。
そもそもこの講演会はどんな人に向けたものなのか。

札幌からわざわざ足を運ばれた方もいらっしゃったようです。
喜多川さんの熱狂的な大ファンなのでしょう。
その他に知り合いの大学生、社会人、中高生もちらほら。

こういった類の(一歩踏み出そうみたいな)イベントって
本当に届けたい人には届かないジレンマがあると思うのです。
一歩踏み出せない(踏み出さない)人は
そもそもこういうイベントに来ないですよね、基本的に。
興味持たないですよね。
一歩踏み出したいけど、何したらいいかわからない
って人にはすこしレベルが低すぎる内容だし。

私恥ずかしながら匿名で
「本当に届けたい人には届かない現状についてどう思いますか?」
と質問したのですが、
残念ながら時間の都合上お答えいただくことはできませんでした。

今回のイベントだけではありません。
他の学生団体が主催する自己啓発イベントもそう。
なんでかって、自分含め、イベントに行くたびに
同じ顔を見かけるのです。
一歩自分で踏み出す勇気を持っている人たちを。

みなさん、どうお考えになるでしょうか。
先にお断りしておきますが、
決してイベントに意味がないと言っているわけではありません。
少なからず、得るものはあるのです。


と、いう感じで
講演会内容にもイベントそのものにも思考を巡らせることができ
それなりに疲れもしました。
その他もろもろ言いたいこともありますが、ここまでで。

さて、今回の色は「ライム」
講演会のテーマとぴったりです。
若葉から連想されるライムは「新たなスタート」「成長」「一歩踏み出す」「子供」といったワードを持ちます。

新たな一歩目を踏み出すハードルはどれほどのモノでしょう。

一歩踏み出す勇気が大変なものであること
踏み出した結果、世界が開けること
分かってはいるはずなんですけどね。

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